古本虫がさまよう 「夏」といえば「金鳥の夏」ではなく、「デパート古本市の夏」だったが……。駅ホームでの駅弁立売りもデパートでの古本市も、もう消滅寸前?
2017 08 / 07 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09 next month



「夏」といえば「金鳥の夏」ではなく、「デパート古本市の夏」だったが……。駅ホームでの駅弁立売りもデパートでの古本市も、もう消滅寸前?
(2017・8・12・土曜日)





昨日(金曜日)から、世間はお盆休みのところが多いようだ。
街角の商店街も「8・11~8・16休業」という貼り紙が目立った。
こちらは正午前後、仕事場で所要(通勤電車も空いていた)。午後になって、まずは神田の東京古書会館へ。ちょっと「古書」が目立ったこともあってか(?)、あいにくと買いたいものはなし。

そのまま古本屋街へ。足早に移動し、半蔵門線で渋谷へ。渋谷東急東横店の古本市会場へ。以前はエスカレーター前から古本が並んでいたが……。そのころに比べれば、若干スペースが縮小しているが…。それにしても、「夏」といえば「金鳥の夏」ではなく、「デパート古本市の夏」だったが……。
新宿伊勢丹・京王・小田急をはじめ、横浜・浦和・川口(だったか)そごう…等々、はしごをしてあちこち回ったものだ。いまは、8月のデパート古本市といえば、渋谷東急ぐらい? 宇都宮東武は「夏」はもうなかったのか? 今夏は柏のマルイでロングランで古本市をやっているけど…。

ともあれ、 『朝鮮大学校をみて』 (朝鮮新報社・非売品。1967年刊行)、小島恒久氏の『向坂逸郎 その人と思想』 (えるむ書房)を購入。なんと嬉しいことに(?)、本に添付されていた値段は「税込み価格」でした。外税云々の表示は見当たらなかったので、この前の池袋西武同様「税抜き」かと思って、1000円以下だったが、カードで決済したが…。

『朝鮮大学校をみて』はプロパガンダ本。「認可」向けて、韓徳銖(朝鮮大学校学長)と大河内一男(東大総長)の対談やら、石川達三や木下順二や須田禎一や塩田庄兵衛やら「進歩的文化人」を動員しての「朝鮮大学校よいとこ一度はおいで。認可しないのは民族差別」との合唱団を形成しているトンデモ本だった。当時は沢山刷ってばらまいたのだろう……。

産経新聞取材班の『朝鮮大学校研究』 (産経新聞出版)と併読するといい?

もう一冊の『向坂本』も、ヨイショの本。2005年の刊行だが、向坂サンが1968年のチェコへのソ連の軍事介入を肯定したことを、いろいろと屁理屈つけて「容認」しているのには失笑を禁じ得ない。

そのあと、神保町に戻り、若干ブラブラして晩飯を。 「いもや」(とんかつ)が開いていると思って向かう途中、いつも行列のできている焼き肉食べ放題店の近くにある、これまた行列のできているラーメン屋(焼きそば屋?)が営業中で、なおかつ行列がなかったので、食べてみようかなと思ったのだが……。お値段は800円やら大盛り1000円など…。だが、「いもや」へ。幸い、開いていて空いていた。800円。至福!

それにしても、とんかつ定食といえば、ほぼ「いもや」か「三金」でしか食べたことが近年ない。三金が「行方不明」になってからは、ほぼ「いもや」オンリー(まだやっているのやら? 以前の店舗は一階はなんとか「完全禁煙」になっていたが、移転してからはそうではなくなったみたいだから見限って久しい! タバコの悪臭が臭うところで食事をするなんて、汲み取り式トイレの真ん前で食事をするようなものだから!)

そのあと、仕事場に戻って雑用を片づけ帰宅。

車中、泉和夫氏の『駅弁掛紙の旅 掛紙から読む明治~昭和の駅と町』 (交通新聞社新書)を読んだ。

内容紹介→「交通新聞」に連載中の『掛紙停車』は50回目を超え、これを機に加筆・修正を加え、まとめた一冊。著者のコレクションから選ばれた掛紙は主に戦前(一部戦後)で、当時の鉄道事情や、掛紙から読み取れる観光地・地域などの情報について解説します。また、当時の話からその後の駅弁や駅の変遷にも触れていきます。さらに列車に特化した掛紙を集めたボーナスコンテンツ付き。 掛紙とは、駅弁の蓋の上にのって紐で縛られているただの紙のこと。多くの人は、食べ終わった弁当殻と一緒に捨ててしまう紙だ。しかし、現代のように通信や情報網が発達していなかった時代には、掛紙が広告媒体や名所案内となっており、また、ご意見を伺う通信票の役割も担っていた。そんな時代の掛紙を紐解けば、当時の鉄道事情や世相、観光地や町の様子などが見えてくる。本書は、「交通新聞」で好評連載中の『掛紙停車』に、加筆・修正を加えた一冊。明治~昭和期の掛紙を多数、収録。巻末には列車が描かれた掛紙集も特別掲載。

全国の鉄道路線の「駅弁」「掛紙」を論じた本。
そのきっかけとなったのが、子供時代(小学低学年)に那須黒磯に家族旅行をした時、黒磯駅で駅弁(うなぎ弁当)を買った時だったとのこと。さすがにそのころは掛紙を集めていなかったという。その後、中学生になったころから、都内百貨店の駅弁大会などで買い求めた駅弁の掛紙蒐集をするようになったという。

駅弁か…。そういえば、黒磯駅も、駅ホームで駅弁を以前は売っていたものだが…。20年ほど前か。今はもう駅弁そのものを売っていないようだ。宇都宮駅もホームで駅弁を立売りするおじさんがいたものだが、これまた十年以上昔に消えてしまったようだ(駅弁そのものは売店で売っているが…)。

この本によれば、人吉駅では現在も駅弁を立売りする人がいるそうな。ううむ…。駅ホームでの駅弁立売りもデパートでの古本市も、もう消滅寸前? アダルトビデオでは「駅弁スタイル」というのは残っているようだが……? しかし、あれがなぜ「駅弁スタイル」なのか、若い人には分からない人もいるのでは? それにしても、昨日の帰省ラッシュのニュースで見たが、朝の通勤ラッシュ並みに混雑している新幹線車内で、立っている人(中年男?)が駅弁を食べていた…。いくらお腹が空いていても、時と場所を考えて自制すべきでは。携帯ゲームを音を出してやっている馬鹿餓鬼と五十歩百歩というしかない。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
スポンサーサイト
 | 古本屋  | TB(0)  | CM(0) | Page Top↑
Secret




TrackBack URL
→http://kesutora.blog103.fc2.com/tb.php/3019-fc702b13

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

カテゴリ