古本虫がさまよう 英国総選挙、保守党敗北と言われると、労働党が第一党に躍進したのかと思いきや?
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英国総選挙、保守党敗北と言われると、労働党が第一党に躍進したのかと思いきや?
(2017・6・10・土曜日)






昨日(金曜日)は夕方、本郷で仕事の打ち合わせがあり。そのあと、神保町でも打ち合わせがあり、テクテクと移動。水道橋駅周辺で、日本大学経済学部の授業でも終ったのだろうか、若者たちがゾロゾロと「校舎」から出てくるのに遭遇してしまう。「スマ歩」しているのも多くてさっさと前見て歩けと怒鳴りたくなるが…。

打ち合わせが終り、外に出て水道橋駅方面へ。夜はさすがに古本屋は閉店。飲食店はまだにぎやか。この界隈に住むと、いろいろと便利だろうが、やはり週に一回程度訪れる程度がいいのかもしれない。

帰宅してテレビを見る。NHKはなんとなくあまり好きではない。ただ、コマーシャルがないので、ついつい見てしまうが…。夜のニュースも、この前までタモリさんの横にいたような女性アナウンサーが出ているけど、あのテレビカメラの行列がズラズラと画面に出るような作りのアバウトさはあまり好きではない。ツルベエだかなんだかの番組も同様。単なる知名度の高いタレントが街中を徘徊して、あれこれやっているけど、何の面白さがあるのやらと? 惰性でそんなつまらない番組を見てはいけないなと思いつつ、ついつい見てしまうこともあるのだが…。ダイエット中なのに、帰宅してペヤングソース焼きそばを食べてしまったが、そんなもの?

それはさておき、英国総選挙が終ったようだ。保守党敗北なんていっているけど、第一党の地位は揺るがず。330議席が318に減った程度(今朝ネットで議席数を確認しようと思いつつも、議席数がなかなか出てこない。保守党が負けた負けたと書いているのだが…)。
単独過半数(650の半分は325。投票権を持たない議長・副議長(合計4人)と議席を持つが登院しないシン・フェイン党の議員(7議席)を除くと、下院の議会運営に必要な実質的な過半数は322議席とのことだが。北アイルランドの保守系地域政党の民主統一党(DUP)の10議席が加われば、過半数を確保することが可能とのこと)に若干足りない程度。小選挙区制度とはいえ、二大政党以外にもいろいろと少数政党がある以上、単独過半数を大きく上回るのは困難。保守党側は350ぐらい取れると思っていたのかもしれないが……。

2年前の総選挙の時の英国マスコミの予想は、保守党が過半数はとれまいとの事前予想。今回はまぁナントカ大きくはずれずに? でも労働党のコービンが、アメリカの民主党のサンダース同様に頑張ったのは事実。

以下2年前の英国総選挙雑感の再録。


英国で保革大連立内閣が出現する可能性はあるか?
(2015・5・7・木曜日)



英国総選挙もまもなく投票が始まる。前評判では、保守党&自民党の連立でも過半数を制することは不可能とか。労働党も無理。となると……。

とはいえ、マスコミの予測投票は外れることも多い。意外と、保守党&自民党の現政権が過半数確保もありうる? 場合によっては、スコットランド独立党にかき回されないために、保守党・労働党の大連立政権もありか?
ロンドン在住の知人によれば、大連立含めて、いろんな可能性があるとのこと。

(西)ドイツでは、かつて大連立という組み合わせもあった。日本だって、自民党&社会党連立政権もあった。ネバーセイネバー。

総選挙中、英国を家人が訪れていたが、向こうは戸別訪問が合法のせいか、日本の選挙のような街中の連呼するシーンは見かけなかったとのこと。

『チャイルド44』 (トム・ロブ・スミス、新潮文庫)、 『遙か群衆を離れて』 (トマス・ハーディ、角川文庫ほか)が映画化されるということを、街中のポスターで知ったそうな。

『チャイルド44』も積んどくしたまま。スターリン批判(?)の本だから読まなくてはいけないのだが……。日本でも大々的に公開されるのであろうか?

ともあれ、僕が英国人だったら、どの政党に入れるか? 労働党でもいいし、保守党でもいいし、自民党でもいいか? 悩む?

ともあれ、ネバーセイネバー。


「沖縄」に於ける「ヘイトスピーチ」「同調圧力」を見て見ぬフリをするのは二枚舌・二重思考で奇妙奇天烈というしかないが、スコットランドやパレスチナ同様に沖縄も「独立」したらいいのかも?
(2015・5・8・金曜日)



大高未貴氏の『「強欲チャンプル」沖縄の真実 すべては”軍命による集団自決”から始まった』 (飛鳥新社)を読んだ。

沖縄のいわゆる「集団自決」問題をめぐっては、裁判沙汰にもなった(大江健三郎氏の『沖縄ノート』岩波新書が、軍命を事実とみなして論を進めていたことへの当事者からの名誉棄損の訴え)。

この問題に関しては、曽野綾子氏の『ある神話の背景 沖縄・渡嘉敷島の集団自決』 (文藝春秋ほか)がある。大江氏の本は持っているが詳しくは読んでいない。

ともあれ、大高氏は、原告の梅澤裕氏への取材をはじめ、現地での関係者への聞き取りなどを通じて、この問題を追及している。
集団自決を命じたとされる『鉄の暴風』なる書物の杜撰さなどへの言及や、沖縄に於ける「反軍」への「同調圧力」の実態などもなるほどと思った。

また、在日への「ヘイト・スピーチ」を声高に論じる一部マスコミが、沖縄に於ける「ヘイト・スピーチ」に沈黙する愚を指摘しているのも正論だ。こんな証言も引き出している。

「活動家のやり口はあまりにも卑劣で、同じ日本人として看過できないものがあります」「彼らは米兵のみならず、米兵の家族や子供たちが基地のゲートを通るときも、何人かで車を取り囲み、”ファック・ユー”などと聞くに堪えない言葉を浴びせています」「最近では、ゲートの横で脱糞までして嫌がらせをしているのを見ました」

「ヤンキーゴーホーム」も連呼。これでは「在日は朝鮮に帰れ」と同じではないか?

戦前の「統帥権」死守の空想的軍国主義者と、戦後の「憲法9条」死守の空想的平和主義者が「同根」であるのと同様、「ヘイトスピーチ」を連呼する人々も、右であれ左であれ、同根というべきだろうか。情けない? 

日本ワンダフル論に反感を覚える人や一部マスコミは、こういう実態にも切り込んだらいいのになぜしたがらないのかしら。
沖縄の軍事基地の問題点を指摘するのと同様に(学校の上空を戦闘機などが飛び交うシーンを放送するのも当然のことだが、学校の移転計画もあるのに、それを敢えて実行しない当局の愚も本書では指摘されているが)、こうした嫌がらせをする人々の光景も写し出すべきだろう。

どちらも困った現実だ。その上で、学校の移転や基地の移転などを論じていくべきだ。

報道すべき「事実」「現実」を覆い隠すのは、別に相手が政府であろうが、民間団体であろうが、行なうべきではあるまい。変なタブー、同調圧力は、「右」にのみあるわけではない。「左」にも「真ん中」にもあるのだ。
単細胞的正義感を煽るだけの報道や解説は見苦しい。そうした知られざる実態を知る上で、本書は大変参考になる本だった。

そのほか、松島泰勝氏の琉球独立論への批判もあるが同感(この点に関しては、松島氏の所論を批判した拙文を以下に再録する)。

「植民地主義に抗う独立への道」を模索するのは沖縄やグアムだけではあるまい。チベット、ウイグル、内モンゴルも考えることが肝要
• 2012/03/24(土) 05:49:48


 1963年沖縄石垣島生まれの松島泰勝氏(龍谷大学教授・経済学博士)の『琉球独立への道 植民地主義に抗う琉球ナショナリズム』 (法律文化社)を読んだ。題名通りの本。
 独立したら米軍基地を引き取ってもらうとのこと。

 「アジアの緊張を高める米軍基地は琉球の抑止力にはならない。米軍は琉球人に対して事件・事故という形で常に暴力をふるい、有事の際には琉球は攻撃の対象となる。琉球は外交権を行使し、周辺諸国と『非武装・中立化協定』を調印する」とのこと。
そして「自らの憲法に『9条』を明記する。琉球は国として日本国から分かれることで『戦争の島』から『平和な島』へと生まれ変わる」とのこと。ふうむ?

「アジアの緊張を高める」のは米軍基地だけなのだろうか? 中国の「軍拡」や「空母」や北朝鮮の「核」などは日本本土にとっても、沖縄にとっても、他のアジア諸国にも何の脅威にもならないのだろうか? 米軍は「常に」暴力を事件や事故でふるう存在でしかないのだろうか。トモダチ作戦に従事した米兵士たちは存在しなかったのだろうか。

 さらに「琉球独立に反対する日本人は、独立すれば、軍拡を進めている中国が琉球を侵略するにちがいないと主張することが多い。もし中国が140万人の地域を侵略したら、国際法違反となり、世界中から非難をあび、常任理事国の地位から追い出され、経済制裁をうけるだろう。経済成長の道を歩み、第三世界に対する国際協力を増やして国際的な地位を高めている中国が、琉球への武力進攻という大きなリスクを冒してまで、琉球を得ても何のメリットもないだろう。尖閣列島の石油資源を取得したとしても、世界中を敵に回して貿易ができなければ中国自体の破壊につながる。中国の琉球侵略は国連の存在そのものを否定することになり、中国は地球上に生存できなくなるだろう」「日本が琉球を侵略し、現在も日米両国による植民地支配下に琉球がおかれているというのは歴史的事実であり、現状である。今、琉球が直面している異常な、違法な占領状態を終焉させることが、琉球人にとっての最優先課題となる」と指摘する。ふうむ?

 こういう「ユニークな言説」にも一理あるのかもしれない。だが、中国が異民族のチベットやウイグルを軍事力によって侵略し支配し、「植民地支配下」に置いているのは「歴史的事実」であるが、それによって「世界中から非難をあび」てはいるものの、「常任理事国の地位から追い出され、経済制裁をうける」にまでは至っていないし、オリンピックも開催され、「中国は地球上に生存」しているという厳然たる「歴史的事実」をどう考えるべきなのだろうか。また、著者の指摘によれば、アメリカは琉球を「植民地支配下」に置いているとのことだし、一般にはイラクにも侵略したとのことで非難を受けているが、国連常任理事国として「君臨」している。となると、中国が琉球を侵略支配しても、その地位も不変のままでいる可能性も高いのではないか?

 そもそも「植民地支配」というものはどういうものなのか? 今日、その問題を考えるならば、当然、チベットなどにも出かけて、「チベット・沖縄植民地比較史」なる研究をする必要が出てくるだろう。著者には、グアムやパラオで働き生活した体験もあるそうだし、本書ではハワイやインドの独立やスコットランドの独立運動にまで視線を延ばしているのだから、当然、チベットやウイグルなどの「独立運動」にも関心をもっていらっしゃるに違いない(すでに別の本で、そういうテーマに関して縷々指摘していたら恐縮ですが、本書には特に出てこないので)。
 
中国の酷い植民地支配に苦しんでいるチベットやウイグルや内モンゴルの状況・歴史は沖縄にとっても、大いに参考になるのではないか。あんな悲惨な状況に陥らないためにも、9条だけでいいのかどうかも深く考察する必要もあるだろう。

 その点で、静岡大学教授・楊海英氏の『墓標なき草原 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録 上下』 『続 墓標なき草原 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』 (岩波書店)も、「植民地支配」を考える上で必読の文献である。
 ツェリン・オーセルの『殺劫(シャーチェ)――チベットの文化大革命』 (集広舎)もだ。
 ラビア・カーディルの『ウイグルの母 ラビア・カーディル自伝』 (ランダムハウス講談社)もだ。
まだまだある。これらは、現在進行形の「植民地支配」に抵抗した各民族のナショナリズムの歴史でもある。

 こういう本を読めば、中国がどういう国家なのか、本当の意味での「植民地支配」とはどういうものなのかが、よくわかるのではないか。かつての日本やインディアンを虐殺したアメリカにも似ているといえようか。過去完了形か現在進行形かの違いは違いとして認識しておく必要があるとしても……。
 我々日本人は、「琉球ナショナリズム」を勉強したあとは、「モンゴル・ウイグル・チベット」ナショナリズムにも目を閉ざすことなく勉強し、その被害の度合いに応じて、適切な批判的精神を持つように心がけたいものである。
 
日米両帝国主義国家による(?)沖縄の「植民地支配」など、これに比べれば、何と「甘い」「生ぬるい」ものかと感得できようか? 沖縄にしても、せっかく日米帝国主義国家の植民地支配とやらから脱却しても、新たにこんな宗主国がやってきたら大変である。台湾はすでにそういう体験をしているではないか? 歴史から学ぼう!


蛇足になるかもしれないが、「沖縄独立論」も、「スコットランド独立論」や「カタロニア独立論」(スペイン)と対比されるべきものかもしれない(昔の樺太・千島交換条約ではないが、沖縄(尖閣付き?)・台湾交換条約を中共と締結し、沖縄を中国に、台湾を日本に…という形になればいいかも? ネバーセイネバー?)。

ともあれ、さて、英国ではまもなく投票も締め切られ開票が始まる。

「英国の朝日新聞」、いや、失礼、英国のリベラル紙・ガーディアンによれば、一週間ほど前の獲得議席の事前予想は、保守党277、労働党266、スコットランド国民(民族)党は55、自民党は27、独立党3議席とのこと(この予想は流動的で、投票日直前の同紙の予想議席数はさらに変動しているようだが)。全議席は650議席だから、過半数は、325議席。326議席取れば勝ちになる(投票に参加しない議長と北アイルランドのシン・フェイン党の4議員を除けば323議席が実質過半数となるから、326でなく323でいいのかも?)。

労働党がスコットランドで減った分だけ、スコットランド国民(民族)党が取ればプラマイほぼゼロになり、保守党&自民党などが「横ばい」ならば過半数を獲得する可能性もあるだろう。
この前の日本の総選挙で、沖縄では小選挙区はすべて非自民候補が当選したようだが、大勢に影響はなかった(比例復活で自民議員も当選)。

マスコミの事前予測が当たるのか、外れてあっと驚く意外な結果(連立政権存続?)となるのか。そのあたり、宮田珠己氏の『スットコランド日記』 (本の雑誌社)をひもとけば、何かヒントがあるかも(まさか!?)。

何があってもネバーセイネバー。

それにしても、2015年3月に総選挙のあったイスラエルでは、2カ月後の5月になって、やっと新たな「連立政権」が発足することになった。この国も保守系右派政党と左派系労働党とが大連立を組むこともしばしばあるところだ。
今回は右派政党オンリー(120議席中61議席)でなんとか過半数を1議席上回る態勢でスタートするとのこと。パレスチナ人国家の樹立を認めない「ユダヤの家」の影響力も強まっているとのこと。

もし僕がイスラエル国民なら、この前の総選挙では、どの政党に入れたことやら。シオニスト連合かな? リクードかな? でも、そもそもユダヤ教徒ではないからなぁ。 

未だにこんな投票の自由もない、立候補の自由もない、遅れた野蛮国家(中共、北朝鮮、ベトナム)がアジアにあることを恥と思うべきか。

ともあれ、ネバーセイネバー。
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