古本虫がさまよう 560頁もあって本体価格4200円もする本(『神田神保町書肆街考』)が増刷(三刷り)になるとは結構なこと。分厚すぎてまだ読了できないけど、その中の「古書の街に救われた命」には涙が出た…。
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560頁もあって本体価格4200円もする本(『神田神保町書肆街考』)が増刷(三刷り)になるとは結構なこと。分厚すぎてまだ読了できないけど、その中の「古書の街に救われた命」には涙が出た…。
(2017・5・14・日曜日)





今日(日曜日)は、朝から家で「仕事」。妻は「週末ギャンプル」でいないのではかどる? いろいろと読みたい本はあるのだが…。といっても、松木たかし氏の『風俗の本 捜査官が覗いた日本の風俗70年』 (幻冬舎ルネッサンス)は昨夜読了。いやはや、傑作。この読後感は後日、本欄でと思いつつ、この関連書として、川北義則氏の『60歳からの欲情 定年後、男はどう遊べばいいか』 (角川書店—正式には「角川(カドカワ)」をカタカナ表記するようだが、面倒くさいので昔ながらの社名にて明記)も挙げるべきだと思い、積んどくしていたのを取り出してパラパラと。

しかし、仕事の「書類」が…。とりあえずは一休みということで、これまた、積んどくというか、拾い読みしている鹿島茂氏の『神田神保町書肆街考 世界遺産的”本の街”の誕生から現在まで』 (筑摩書房)を手にする。後半は「戦後」「現代」に近いところを扱っているので、後ろから読んだりしているが。すると、鹿島氏のツイッターで、この本が三刷りになったとのことをついさっき知った。分厚い、お高い本だから(560頁ぐらいあって、本体価格4200円)、大部数増刷というわけではなくとも立派な数字。

ともあれ、戦時中の古本のエピソードを扱った箇所「古書の街に救われた命」を拾い読み。ううむ、ジーンときてしまった。涙が出てくるね。吉祥寺の藤井書店は、40年前の大学一年の時からよく通っていたが、そのころ、店にいた店主には、そういう「歴史」があったのかと。一歩違えば、この古本屋は吉祥寺に存在しなかったのだと…。

通勤電車の「駅名」ぐらいなら、まぁ、始発から終点までというか、自分の乗る駅から仕事場のある駅まで言い通すことができようが、神田古本屋街の「古本屋」を端から端まではとても言い通せない。それがいえるほど通っていた古本屋好きの軍人と藤井氏が遭遇。そして…といった実話だ。

なにせ、近年は軒先と古書会館の古本市を覗く程度。店の名前が「何店」であるかなんてほとんど意識したことがない。知っていたのは最近「閉店」してしまった某未亡人経営の某古本屋の篠村書店ぐらいか? あと「軍学堂」とか…。

ともあれ、その藤井さんの「戦場」でというか、某特攻隊員との古本屋をめぐる遭遇は、鹿島さんによると藤井氏の『私の古本人生』 (日本古書通信社)に収録されているとのこと。調べると、この本でなくても、紀田順一郎氏編の『日本の名随筆 別巻72 古書2』 (作品社)でも読めるようだ。その中に「古書の町に救われた命 / 藤井/正」というのがあるから。この本は、古本がらみのエッセイが多々掲載されていたかと。昔読んだ覚えがあるが……。

こういう感涙もののエッセイは国語教科書に収録すべき物語と思った次第。平和な世はありがたいもの(ただし、それと9条絶対死守論とは別のお話。北朝鮮が相変わらず、昔の日本の軍国主義者も顔負けの「蛮行」を繰り返しているのに、自衛隊違憲論をしゃしゃあと述べる憲法学者が多数でいる現状を「改良」するためにも9条の改正は必要ではないか)。

あのミサイルが飛び交う(一方的にだが)光景は、それこそオーウェルの『1984』的状況だが、進歩的文化人たちは,こういう時に、オーウェルの『1984』を出すのはまずいと思っているようで監視カメラやトランプの暴言は『1984』的だと称しつつ、北朝鮮の社会体制やミサイル連発の事態に対しては、比喩的に使おうとしない。奇怪しい? 可笑しい?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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