古本虫がさまよう まつおか書房の『アスピリン・エイジ上中下』(三冊300円)を「せどり」すれば…
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まつおか書房の『アスピリン・エイジ上中下』(三冊300円)を「せどり」すれば…
(2017・5・4・木曜日)




昨日(2017・5・3・祝日)は午前中は仕事場へ。用事を片づけて、午後八王子へ。

JR八王子駅北口 ユーロードでやっている古本市を覗きに出かけた次第。
暑くもなく寒くもなく、露天(テント)の古本市を覗くのには最適の日より。
周辺の店(宝石店)の中には、自分のビルに「スピーカー」を設置し、そこから煩い音楽を垂れ流しているところがある。レジのおっさんによっては、イスにラジオを置いて点けている人も。人間の意思の力でコントロール(ゼロに)できる「騒音」は「ゼロ」にしてほしいものだが……。
このユーロード、電柱はないみたいだが、街路灯から音楽を垂れ流しているところもなきにしもあらず…。人の声が行き交うのはいいし、この日はそういう祭りということで歌手やらなんやらが歌ったりもしていたが、これも「余興」として結構なこと。だが、余計な騒音を垂れ流すのだけは止めてほしいものだが……。日本の商店街にそれを望むのは無理なのだろうか。民度低し!

ディルク・ケスラーの『マックス・ウェーバー その思想と全体像』 (三一書房)を手にしたが…。1000円だったけど、まぁ、買っても読まないなと判断して買わず。 3冊百円コーナーなどもあったが、特に買いたいものはなし…。

ロードを渡り切って、右に曲がって最近オープンしたという「古書むしくい堂」へ。なかなか綺麗な内装。音楽も流れているが、歌詞はないのでギリギリセーフ? まだ空いている棚もあったりした。
あいにく買いたい古本はないが、ネットで岡崎武志氏&古本屋ツアーインジャパンさんの『中央線古本屋合算地図 昭和三十年~平成二十九年』 (盛林堂書房)を売っていることを確認していたのでそれを購入。1300円(税込み)。両者のサインつき。

そのあと駅前に戻り、まつかお書房へ。ジキルとハイドの古本屋。特に買いたいものはなし。外の軒先棚に『アスピリン・エイジ』 (ハヤカワ文庫)の上中下がそれぞれ100円(税込み)。三冊で300円であったが、持っていて読んでいるから…。単行本版も持っているし…。
しかし安いなぁと感心。ちなみに帰宅して「日本の古本屋」で見ると、ううむ、よみた屋は三冊で2700円、高原書店は3冊で3000円。ううむ…。まつおか書房の値段の十倍ではないか。いまから「せどり」に行くべしか? まつおか書房で3冊300円で買って、吉祥寺のよみた屋か、町田の高原書店に持っていけば(八王子からなら横浜線で町田までも近い。中央線で吉祥寺も近い。三冊なら1000円で買ってくれるかも? しかし電車賃で赤字? ついでなら…)。

そのあと、佐藤書房とブックオフに立ち寄るものの買いたいものはなし(ブックオフは5・4から20%引き。5月7日まで。さぞかしバーコード読取機をもった「せどり」が殺到するのでは? しかし、ブックオフに『アスピリン・エイジ』が108円コーナーにて売っている可能性は低い? いや、ネバーセイネバーかも)。

そのあと、立川フロムの古本市に行こうかとも思ったが、荻窪へ。ささま書店などを覗くも買いたいものはなし。

荻窪からは丸ノ内線で新宿御苑へ。所要をすませて、いなばで付け麺(アツ)大盛り(900円)を。玉子のクーポンを見せて100円のお得? この前、総武線某駅のつけ麺屋で、「あつ」を頼んだのに「ひや」で出てきたことがあって払い戻ししてもらって以降、いなばが復活。クーポンもあったので。ちょっとしたミスが売り上げ低下になる。他山の石?

そのあと、都内を少しブラリと。有楽町線の市ヶ谷駅を利用した際、ホームに駅員がいたので、「時々注意しているけど」と声をかけて、待ち椅子を指して「あそこで本を読んでいる人いるでしょう。その真上の蛍光灯、いつまで省くの? 暗いよ。節電にもホドがあるでしょう。蛍光灯点けてよ」と一言声かけ運動を展開。駅員は「はぁ?」という返事。やれやれ。有楽町線沿線の駅長、駅員は本を読む習慣がないのかしら?

車中、購入した『中央線古本屋合算地図 昭和三十年~平成二十九年』 をさっそくひもとき読了。

昭和30年~平成29年の「中央線古本屋合算地図」を作成しているのがミソだが…。ちょっと疑問なのが、新宿から八王子までの駅周辺の古本屋の簡略地図、住所などを掲載しているのだが、今現在・存在している古本屋は「ゴシック」というか濃いめの活字で表し、今は存在していない古本屋は薄い活字で示しているようだ。まぁ、普通に読めばそういう「違い」に気づくだろうが、最初の頁に、そういう風にして使い分けているとの説明があれば親切だったなと。まぁ、説明しなくてもわかるだろうと思われたのかもしれないが…。
あと、この本、奥付にもカバー裏にも「定価」が明記されてないのがちょっと不可思議に感じた。「定価」「頒価」なり、やはり税込み1300円なら、1300円と明記すべきではなかったか。バーコードなんかなくてもいいと思うけど、将来、古本屋に流通するにせよ、古本価格をつける上でもまた、将来、この本を古本屋で購入する客にしても、「定価」が明記されていないといろいろと判断する上で困惑するのではないか。

ともあれ中野サンプラザ前の古本市を回想している対談など、懐かしく拝読。あの広いサンプラザ前の古本市は楽しかったね。両手にどっさり本を抱えてレジに向かったものだった。
サンプラザの中にも古本売場があったが…。
デパートの古本市などは売れて売れまくっていた時代もあったそうな…。
高円寺駅近く、都丸近くのビルに高原書店の支店があったとの指摘(萩原魚雷氏)もあり、そうそう、あった、あった、何度か足を運んだものと。国立の蟻屋書房も出てきた。この蟻屋書房は、たしか伊那に引っ越ししたのでは。この前、伊那で古本祭(?)があった時、「北海道&東日本パス」を使って(一部区間はJR東海)出かけ、その地にて蟻屋書房を覗いたことは本欄(下記再録)に記した通り。いろいろと懐かしい思い出が甦ってくる一冊だった。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!



(以下再録)
高遠ブックフェスティバル(長野県伊那市)で、古本屋・蟻屋書房と陽炎堂書店を制覇(?)し、日本一美味い高遠まんじゅうを買って帰宅…
(2015・9・20・日曜日)

五連休ということで、初日(昨日)の2015・9・19は……。 「北海道&東日本パス」を持って、一路「高遠ブックフェスティバル(長野県伊那市)」へ。往復8000円前後の旅-JR東海区間・辰野-伊那市(320円×2)は別途負担。
すでに家人が金曜日から使用開始中。その日は1600円使用。土曜日7400円ぐらいで、二日で9000円。あともう少しで元が取れる?(7日連続利用で10290円)。日曜日も遠出する?

それはさておき、八王子始発の松本行き。たったの6両編成。ホームには登山姿の大型リュックを抱えた老若男女があふれているというのに。ケチなJR東日本。なんで9両ぐらいの編成にしないのか。始発駅でラッシュ並みの満員。網棚に入りきれないような大型リュックもあり、通路に置くから尚更狭く感じられるが、なんとか座れた。

2年前、高遠に向かった時はボックスシートの車両だったが、今回は全部ロングシート。それはまぁいいとして、融通のきかないJR東日本だね、まったく(甲府で切り離しとかいろいろと対応できるだろうに、頭を働かさない親方日の丸会社は、こういうサービス感覚ゼロを発揮するのだ)。

途中、3分遅れ、5分遅れなどと言い出す。単線区間で、向こうからくる電車が遅れたりしていたのか。おいおい、岡谷駅着9時41分で、岡谷駅発9時45分なんだから…。マァ数分遅れても、電車の接続はなんとか融通つけてくれるだろうけど、伊那市駅着10時36分、伊那市駅発のバスは10時41分。それを逃したら2時間ぐらいバスはないのだから。

結局岡谷駅には5分以上遅れて到着。発車も定刻より正味5分は遅れたが、JR東海は東日本とは違うね? ちゃんと遅れを取り戻し、定刻に伊那市駅到着。駅前のバス停近くのトイレに行く余裕もあった(というか、途中の停車時間に余裕があって、それを削って間に合わせたみたい。でも、そのトイレ、なんと小便器脇に「灰皿」置きがあり、そこには数本の汚いタバコが…。トイレは禁煙なんてもう常識かと思っていたが…。そこは改札外のトイレだから、JR東海の管轄かどうか知らないが…)。

午前11時ちょいすぎに高遠駅に到着(バス代片道520円)。さっそく古本市へ…とはいかず、まずは蕎麦屋「壱刻」へ。入口に「店内禁煙」とある。正直でいいね?
多分、11時開店なのだろうが、もう4組ぐらいお客さん(10人)。大型テーブルの隅っこにすわり、ビールと鴨南蕎麦(十割蕎麦)大盛りに、新ゴボウの蕎麦粉天麩羅(総計3000円)の豪華ランチ。
この界隈、あちこちに「蕎麦」屋があったが、バス停に一番近く、入口に「店内禁煙」と表示しているのはここだけだったかと。「禁煙」かどうか入口で情報開示しないところでは食事はしない?

ともあれ、蕎麦屋を出て、隣の一箱古本市から覗く。

いきなり米保守派の巨頭ウィリアム・バックリーの小説『女王陛下よ永遠なれ』 (角川書店)があるではないか。100円(税込み)で。持っているから買わないけど。センスがいい?

とぼとぼと歩くと、陽炎堂書店が。2年前に来た時にはなかったような。一瞬、ガレージか駐車場を、一般の人が一箱古本市拡大コーナーにしているのかと思ったが、置かれている本はそんな個人蔵書のレベルではなく、ちゃんとした古本屋さんという面持ち。
軒先にあった100円コーナーで、山本晋也氏の『ポルノ狂殺人事件』 (作品社)を先ずは購入。ううむ珍しい? キントト文庫なら2000円はする?

帰宅して調べると、この古本屋・陽炎堂書店は、埼玉から本の町・伊那市高遠へ移転したお店のようだ。古本屋ツアーインジャパンさんなんかも、その時に走破。

 埼玉県で古書店を営んでいた土井秀夫さん(60)が、長野県伊那市高遠町の空き家に店を構えた。同町では、有志が古書市や本に関わる催しを企画するなど「本の町」づくりを目指している。高校時代に訪れた縁もあり、市の「空き家バンク」制度を利用して移り住んだ。虫のカゲロウにちなむ店「陽炎(かげろう)堂」で…との記事もネットにあった。

なるほど。話好きの店主で、外国人妻をつれた古本ハンター(?)さんともいろいろと古本談義をされていた。山本監督の本以外にも「エロス」関連書も面白そうなのがあったが…。ちょっと割高かなと思ったりして買わずじまいだったが……。

そのほかテクテクと。一箱古本市ではちょっと手をだしたくなるような古本は、先のバックリーぐらいか。

あと古本市の会場。2年前と場所が違って、ちょっと小規模になった感あり。買いたいものはなし。

そこからテクテクと少し歩いて、目玉(?)の蟻屋書房へ。2年前来た時は、店主が会場の手伝いをしていて「閉店」。そもそも、無店舗扱いというのか「倉庫」代わりのようで、店での販売はあまりしていないようだが、フェスティバル中(9・19~23)は、正午から午後4時までオープンとのことで拝見しにいった次第。

あらかじめ、ネットの目録で、これならと思った本があり、店主に「〇〇の××ですが、ありますか?」と聞いたら、「ちょっと待っててね」ということで、家の中へ。この古本屋は、要は一軒家。入口玄関から本棚…。まぁ、これは我が「実家」と同じ?
しかし、「う~ん、悪いけど見当たらないんだよ。売れてはいないはずなんだけど。薄い本だから…」と。いやいや、よくあること、我が家でも。

入口周辺のみの本棚を見た。奥までは入っていかず。一瞥一見できただけで十分満足。

以前は国立に店を出していたこともあったと。あぁ、そういえば、そんな感じ……。寄ったこともあるんじゃないだろうか。高円寺など古本市にもよく出品していたようだ。日本近代史などが分野だから、僕も時々買って値札で店名を記憶していたと思う。

「この古本屋の前の道を、『いのうえ せいげつ』が歩いていたらしい」と解説を受ける。「いのうえ せいげつ」と言われても、あいにくと知らなかった。あとで調べると、俳人で井上井月という人で、この伊那界隈に住みついていたようだ。ううむ…。井上ひさしなら知っていたが?

帰りのバスは午後1時半の次は3時半。すでに午後2時。まだ時間があるので、図書館へ。図書館前でも少し規模の大きい一箱古本市(税込み100円から)をやっている。無料(カンパ歓迎)の除籍古本一箱市もやっていた。図書館は靴を脱いで入るのは2年前と同じ。図書館の中にも除籍本コーナーがあった。

ラモン・センデールの『夜明けのクロニカ』 (彩流社)、櫻本富雄氏の『燃える大空の果てに 少年航空兵の精神』 (日本図書センター)を拾う。

あと「反日地方紙」の研究で、信濃毎日新聞が、図書館にあったので、前回と違って今回は買わずに一読(消費増税があったので節約?)。
安保法制が可決された直後の朝刊。この日の朝刊は、地方紙は、北國新聞以外は、みんな「反安倍」的紙面で構成されているのでは? その是非は、歴史が証明してくれるだろう?

図書館内に「まつもと一箱古本市」のチラシカードあり。9・21午前10時~午後4時。大名町枡形門広場にて。ううむ、「北海道&東日本パス」が使えるが、所要があり無理か……。あらかじめ知っていれば、所要を変更し、高遠フェスティバルは日曜(20日)出掛けて、伊那市に一泊し、月曜(21日)に松本に向かい、古本屋&一箱古本市を楽しむという手もあったのに……。残念?

そういえば、本日・9・20の「みちくさ市」や、この「まつもと一箱古本市」の案内は、なぜ、「日本の古本屋」の「古本まつりに行こう」のコーナーに出ないのか。高遠ブックフェスティバルは案内が出ているのだが……。縄張り争い? 

ともあれ、午後3時半のバスに乗り、伊那市駅に戻り、そこから岡谷駅へ。岡谷駅から大月駅まで乗換なしの一直線。大月から東京駅行きあり(スムースな移動が可能だった。最少の乗り換えで帰宅。ドアーツードアーで片道6時間。往復12時間の旅。高遠では、4時間程度の散策。

しかし、いつも思うのは、伊那市駅から出て岡谷駅に14時58分に着く電車がある。ところが岡谷駅を14時54分に出て甲府方面に行く電車がある。なぜ、これを接続させてくれないのか? 

同じ隣のホームに着くのだから、15時2分発にしてくれると、小淵沢までこれに乗り、小淵沢から16時17分発のホリデー快速ビューやまなし号(始発)に乗れるのだ(14時54分発の電車は小淵沢に15時44分に着く。8分遅れでも15時52分に小淵沢着が可能なはず)。ホリデー快速はグリーン車もあるから、去年の今頃、くらもと古本市(上諏訪駅近くにて開催)の一箱古本市に出掛けた時の帰りにこの電車のグリーンに乗った記憶がある。新宿まで一直線だから便利。乗り換え時間の合間に、小淵沢周辺の某店の「古本屋」(コーナー)も見ることができたから、これに乗れるなら、伊那市を早く出る手もあったのだが、幾ら時刻表を見ても、伊那市からの帰りでは、この接続の悪さをクリアすることは不可能……。

東海が悪いのか、東日本が悪いのか分からないが、こんな嫌がらせのような接続の悪いダイヤは許せない。特急列車には間に合うようにしているが…。特急券は自由席でも2000円以上するが、東日本にそんなお金を払うぐらいなら、下記の饅頭を買ったほうがマシ?

好天で昨日の高遠の日中はちょっと「暑く」感じるほど。お土産は「あかはね」で高遠饅頭10個入り1200円(税込み・簡易包装版)。一個おまけをもらって食べる。やはり餡子が一味違う。黒磯の温泉饅頭より美味い?(バス停にある「チラシ」(ぶらり食べ歩きチケット)を持っていくと、もっと安く買えた?)。

それにしても、買った本は一冊100円のみ。除籍本を二冊拾って、蕎麦を食べて、饅頭買っての古本旅。でも、好天に恵まれ楽しめた。高円寺商店街のような煩い音楽も全くなし。本当に静寂だ(古本市会場で若干音楽が流れていたが)。でも、さすがに帰りはくたびれた。半分寝て、少し本を読んだり、景色をロングシートから眺めたり。やはり帰りは、快速ビューのグリーン車に乗りというのがベターか(特急はともかく)。

伊那市観光協会の方々は、上記の接続の悪い便の改善を求めてJR東海と交渉していただきたい?(3・11の時に真っ先にシャッターを下ろすような東日本相手に交渉してもナンセンスか?) 。
あと、「一箱古本市」、もう少し、増やせないものかとも? ヘイオンワイを目指すならば……。
あと、店内禁煙かどうか、飲食店の入口でちゃんと表示をされるといいのでは? 時間潰しのために「喫茶店」に入ろうかと思ったが、表示がされていないので入らなかった店もあるし……。

ともあれ、格安切符がある時でないと、なかなか行けないが、次回またチャンスあれば…と。現地に落とせたお金は、バス代などをいれても、5000円ちょっとと少なめで恐縮でしたが……。僕も定年後、ここに移住して「古本屋・古本虫ジキルとハイド店」でも営業しようか? 家賃が安いなら?

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  05/11/2017 Thu [ Edit ]
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