古本虫がさまよう 沖縄基地反対をめぐっては「さまざまな世論」があり、北朝鮮の軍拡威嚇路線には「画一世論」しかないのか?
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沖縄基地反対をめぐっては「さまざまな世論」があり、北朝鮮の軍拡威嚇路線には「画一世論」しかないのか?
(2017・4・26・水曜日)





慰安婦強制連行問題で、史実を歪曲してまでゴネる韓国であっても、かの国を百パーセント近い「狂人国家」とまでは思わないが、北朝鮮の指導者やその指導者の意のままに動く(動かされる)人民たちの様子を見るにつけ、北朝鮮を「異常国家」「1984」国家と感じるのは無理もなかろう。指導者の路線に「反対」を表明する人民がいないということはやはり異常。多様な世論がないのはやはり異常というべきか。

アメリカが「1984」化しているといわんばかりのハヤカワ文庫の『1984』の帯文案は失笑もの? トランプの妄言? まぁ、金正恩などの発言のほうが「妄言」では?
そういう「異常国家」の強圧的な態度(言葉だけでなく「平和運動屋」が大好きな国連の決議に反するミサイル発射という「行動」が伴っている)に対して、一定の軍事力をもってして、万が一の対応をするのは当然のこと。使えるものはサルでも犬でも猫でも使うべきで、中共とて、まだ役立つことも?)。

にもかかわらず……。以前、北朝鮮が核実験をした時、まったくの「防衛兵器」であるパトリオットの沖縄配備に反対する「市民」運動もあったかと。

それはさておき、こんなことをする人たちも沖縄にはいる。

琉球新報 4/25(火) 10:27配信
「われわれは諦めない」 辺野古護岸工事でゲート前市民
護岸工事着手の知らせを受け「われわれは諦めないぞ」などと声を上げる座り込みの市民ら=25日午前9時27分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で25日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前には約70人の市民が集まった。午前9時半ごろ、海上から工事着手の連絡を受けると、参加者は海の方角に向かって「われわれは諦めないぞ」「さんごの海をつぶすな」と声を上げ、拳を握って高く掲げた。
 集まった市民はゲート前で肩を組んで歌を歌い、新基地建設阻止の思いをあらためて決意した。「これから工事が止められなくなるわけではない」として、今後も声を上げ続けることを確認した。通常午前9時ごろからゲートに進入する工事車両の搬入はなかった。
 朝からゲート前で座り込みをしている富樫守さん(75)=旧姓・渡嘉敷、読谷村=は「いてもたってもいられず、昨日から辺野古に来ている。砕石の投入は長い工事過程のうち、一つの節目だと思うが、これからも抗議を続けていきたい」と話した。「辺野古の問題は沖縄だけの問題でなく、全国の問題だ。多くの人がゲート前に来てほしい」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】


まもなく有料購読を停止する予定(?)の朝日夕刊(2017・4・25)も「辺野古埋め立て開始」「護岸造成へ砕石投入」「県、差し止め訴訟検討」と。
社会面では「『埋め立て阻止』「市民抗議『あきらめない』」「やり方強硬」「やむをえぬ」と。

「県内外から集まった市民」とのことだが、どんな「市民」だこと? そのあたりの「解説」もあってしかるべきだが、朝日新聞記者に、そうした「市民」の詳しい内実・分析を求めるのは、八百屋で魚を求めるようなものかも?


それはさておき、2017・4・25の朝日新聞朝刊に沖縄県民の世論調査をした記事が出ていた。

「妥当でない」65% 辺野古埋め立て、県民調査
2017年4月25日05時00分

普天間飛行場を、辺野古に移設することに…
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、本格的な埋め立てが始まるのを前に、朝日新聞社は22~23日、沖縄タイムス社、琉球朝日放送と合同で沖縄県民世論調査(電話)をした。埋め立てを始めようとしている安倍政権の姿勢を65%が「妥当ではない」とし「妥当だ」(23%)の3倍近くになったとのこと…。

 普天間飛行場の辺野古への移設は、「反対」が61%、「賛成」が23%。過去に行った同趣旨の質問で、「反対」は、2013年12月調査が66%▽15年4月調査が63%▽15年6月調査が66%。県民の「反対」意見は根強い。政府は「沖縄の基地負担軽減に努める」と強調するが、安倍内閣が負担軽減について沖縄の意見をどの程度聞いていると思うか、との質問には「あまり聞いていない」「まったく聞いていない」が計70%に上り、「十分聞いている」「ある程度聞いている」の計27%を大きく上回った。
 調査は沖縄県内の有権者が対象で、896人から有効回答を得た。

 そのほか、こんな結果も。

翁長知事「支持」58% 就任時の勢い陰り 沖縄県民調査
2017年4月25日05時00分
沖縄県の有権者を対象にした世論調査では、翁長雄志(おながたけし)知事を「支持する」と答えたのは58%だった。一時の人気に陰りが見える。一方、安倍内閣の支持率は31%とさらに低い。辺野古の埋め立て工事の本格化を前に、複雑な県民感情が見て取れる…とのこと。社民党の支持率が3%(共産党は4%。自民は20%)もあるのだから、やはり沖縄は「独自路線」?
そのほか。
◆あなたは、アメリカ軍の普天間飛行場を、名護市辺野古に移設することに賛成ですか。反対ですか。
 賛成23(36)▽反対61(34)

◆普天間飛行場を名護市辺野古に移設するため、安倍政権は今、辺野古沿岸部での埋め立て工事を本格的に始めようとしています。あなたは、安倍政権のこの姿勢は、妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
 妥当だ23▽妥当ではない65

◆アメリカ軍基地が集中する沖縄の負担軽減について、あなたは、安倍内閣が、沖縄の意見をどの程度聞いていると思いますか。(択一)
 十分聞いている3(5)
 ある程度聞いている24(36)
 あまり聞いていない39(40)
 まったく聞いていない31(13)
(カッコない)は、全国調査の比率。


ともあれ、北朝鮮が核実験した時も、パトリオット配備反対のデモが沖縄であったと記憶しているが、そういう「防衛兵器」の配備にも反対する「市民」や「平和運動」とやらのうさん臭さを嗅ぐことが出来る程度の「知性」は養っておきたいものだ。

ということで知念章氏の『基地反対運動は嫌いでも、沖縄のことは嫌いにならないでください』 (ワニブックスplus新書)を読んだ。著者は沖縄生まれ。元防衛省職員。

このタイトルは言うまでもなく、井上達夫氏の『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』 『憲法の涙 リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 2』 (毎日新聞出版)のもじりであろう。


内容紹介
沖縄県民は中国共産党によるプロパガンダで洗脳されている!
「公安調査庁が監視対象としているような移設反対運動の立場を無批判に擁護し、あたかも県民の総意のように報じるのが沖縄メディアである。特に琉球新報、沖縄タイムスの二紙の反対派の擁護ぶりは地元紙ではなく過激派の機関紙だと言われる所以である。そして、これらメディアの裏には中国の存在が見え隠れしている。いずれにしても多くの日本国民が、同じ日本であるはずの沖縄について様々な疑問や違和感を抱いていることが多いのだろうと推測される。沖縄でいったい今何が起きているのか? 本書はこの疑問に答えるために書いた」(著者より)


沖縄の基地負担は重い、なぜなら、米軍の基地の7割が沖縄にあるから…といった数字が一人歩きもしているが、それは「専用基地」というならそうだが、実際は自衛隊と米軍共用の基地は本土にも多々あり、それを分母にしたら、沖縄の比率は2割り程度でしかない—といった指摘をはじめ、沖縄の「悲鳴」とやらが、いかに極大化されているかの実態などを掘り下げてもいる。いろいろと参考になる。

ただ、単細胞的な反米ヘイトスピーチが横行する「基地反対運動は嫌い」になるし、そうなると、なんとなくオリオンビールも飲まなくなってしまったし、沖縄古本屋ツアーもあまり行きたくもなくなってしまう(飛行機が好きじゃないので、あまり乗りたくないという理由もあるのだが)。沖縄は新幹線では行けないから…。ということもあって、著者には申し訳ないが、「沖縄のことも嫌いになりそう」ではある。幸い、一部地方自治体選挙で、単細胞的市長の落選が続いているというのは朗報ではあるが……。

にもかかわらず、相変わらず沖縄の基地負担は重いといった指摘をする人はいる。例えば作家の小野正嗣さん。


2017・4・12朝日夕刊でこんなことを書いている。

 ところが、人口では国全体の約1%、面積では0・6%にすぎない沖縄に、在日米軍基地の約74%が集中している。日本の安全と平和のために、計算すると、沖縄では一人あたりで、本土の240倍(!)の負担をさせられていることになる。すさまじい格差だ。

「すさまじい格差」云々といえば、沖縄への国庫支出の金額たるや、3000億とか7000億とか言われているが、実は年間一兆二千億とのこと。そのあたりは恵隆之介氏の新刊書の『尖閣だけではない 沖縄が危ない』 (WAC BUNKO・ワック)にも詳述されている。著者は沖縄在住。

ううむ、一年間で一兆二千億か……。沖縄の住民も基地があって、騒音やらいろいろと大変だろうが……。
それなりの「経済的支援」もあっての「基地負担」なのだ。そのあたりは、それなりのモノをもらっていると考えるのが普通の感覚だろう。得るものがあれば失うものがあり、失うものがあれば得るものがある……一方的な「被害者史観」はおかしい。政府はそれなりの「経済負担」をしているのは客観的事実ではないか。


ともあれ、小野さんは以下のようもにも綴る。

 
(思考のプリズム)沖縄・高江を訪れて 当事者として想像する 小野正嗣
2017年4月12日16時30分

 3月中旬に沖縄県に行った。
 高江のヘリパッド建設が周辺住民の反対の意思を踏みにじり断行されたのは記憶に新しい。普天間基地の県外移設を望む沖縄の民意を無視し、辺野古への移設計画は今も進められている。
 基地のそばに暮らしたこともない者が少し訪れたくらいで何がわかるのか。そう自問もするが、だからこそ行って空気を感じたいと思った。東京で暮らす僕もまた、基地問題に関しては、本土の国民と同様に〈部外者〉ではなく、〈当事者〉だからだ。
 日米安保条約に基づき日本には米軍が駐留している。政府の調査でも朝日新聞の世論調査でも、本土では約8割がこの条約の維持を支持している。つまり多くの国民が日本の安全保障には米軍が必要だと考えているわけだ。
 ところが、人口では国全体の約1%、面積では0・6%にすぎない沖縄に、在日米軍基地の約74%が集中している。日本の安全と平和のために、計算すると、沖縄では一人あたりで、本土の240倍(!)の負担をさせられていることになる。すさまじい格差だ。
 しかし、そのことを僕はこれまで肌身で感じたことがあっただろうか。
     *
 山あいの過疎の集落の趣のある高江では、雨に濡(ぬ)れる南国の美しい山の景色に見とれ、鳥やカエルの鳴き声に聞(き)き惚(ほ)れるばかりで、米軍の存在の危険を実感できたとは言いがたい。
 恥ずかしい話だが、「こんな人里離れた場所だったらヘリパッドを造っても大丈夫だろう」と米軍や政府が高をくくるのがわかる気がした。
 しかし、「人里離れた場所」などでは決してない。少し車で行くと人家がある。人の暮らしがそこにある。大分の過疎の集落に生まれ育ちながら、そのことにまず思い至らない自分の想像力の貧しさに愕然(がくぜん)とした。
 折しも海上をオスプレイが一機飛んでいった。安全面を疑問視されるこの航空機が、名護市の海岸に落ちる事故があったのは昨年12月のことだ。
 地元紙の記者に案内してもらい、事故現場に行ってみた。歩くのも大変なごつごつした大きな赤黒い岩だらけの岸辺を海が静かに洗っている。事故の記憶を留めるものは何もない。
 だがふと目を上げると、500メートルほど先に、あとにしてきた美しい白い砂浜が見える。暖かい日だったので、水着姿の子供が3人、もう海に入って遊んでいる。海岸を縁取る緑の木々の向こうに人家が見える。突然、得体(えたい)の知れぬ恐怖がこみ上げてくる。
     *
 他者の痛みは想像しかできない。本土に住む者が、沖縄の基地問題について当事者意識を持つためには、まず想像力を研ぎ澄ますしかない。
 しかし、フランスの詩人ボードレールが人間の「諸能力の女王」と呼んだ想像力は、忘れっぽく移り気で、あまり頼りにならない君主でもある。
 海兵隊基地を辺野古に移設するのが、普天間基地返還のための「唯一の解決策」だと政府は主張する。だが、どうしてそれ以外に道はないのか納得ゆく説明はなされていないように思う。
 民主党鳩山政権は〈抑止力〉を理由に県外移設を断念したが、基地関連の書物を読むなかで、まさにその抑止力の観点や米軍世界戦略の観点から海兵隊は沖縄に必要ないという議論・研究が日本だけでなく米国の専門家の間にも存在することを知った。
 辺野古移設案には、海兵隊や米国に対する日本政府の過度の〈忖度(そんたく)〉が働いているのではないか。たぶん辺野古移設は〈唯一の〉解決策ではない。
 どうすれば〈他の解決策〉を思い描けるのか。沖縄の基地問題の当事者である僕たちは、こと困難な問題となると寝たふりを決め込む女王=想像力を目覚めさせなくてはならない。(作家)


 小野さんも、いろんな本を読んでいるとのこと。僕も沖縄独立論などの本や、こうして小野さんのエッセイも読んでいる。小野さんも、恵隆之介氏の新刊書の『尖閣だけではない 沖縄が危ない』 (WAC BUNKO)や知念章氏の『基地反対運動は嫌いでも、沖縄のことは嫌いにならないでください』 (ワニブックスplus新書)もお読みになるといい。相互読書、相互批判が肝要だから。想像力を発揮することは大いに大事だが、押さえるべき基本的データもきちんと押さえた上で行なうほうが、よりベターではないか。

沖縄基地問題に関しては、近くに住んでいないのでなんともいえないが、騒音問題はいろいろとあるのかもしれない。

昨日、夕方、連日続いていた仕事が一区切りついて、今日は早く帰ろうと思って、手帳を見たら、おやおや、ちょっとした講演会に出席する予定があったことに気づいた。
食事が出たり会費を払う必要はない会なのでドタキャンしてもいいのだが、一応出席の返事は出していたからということで参加。内容はまぁ、まぁといった感じだった。
しかし、両隣の隣席の人がパソコンも使用していて、速記しているわけでもないだろうが、講演者の発言があるたびに、カチャカチャとやるのにはちょっと閉口した。耳障りには違いないから。電車のウォークマンの類の漏れてくる騒音と同じレベルの不快音。ちょっと離れれば気にはならないものの、すぐ隣だとやはり耳障り。

昔、大学の図書館では、ソロバンや電卓を叩く必要のある商学部学生たち専用の図書室があった。それと同じく、こういうパソコンでカチャカチャやる人の席は、隅っこかどこか一カ所に集めてほしいもの。場内はマイクによる発声だから、後ろの端の席でもカチャカチャは可能だろう。その旨、アンケート箱があったので書いて提出した。改善されることを期待したい。

という、人間の意思の力でコントロールできる雑音の発生に関しては毛嫌いする性向があるので、基地騒音など、やはりいろいろと想像力を発揮する必要はあるかと。高円寺の古書会館近くの電柱からは最近音楽が流れていないようで結構(僕が通う時間帯だけかも?)。ただ、新高円寺に向かうルック商店街は相変わらず、ナンセンスな音楽を流している。住民なら裁判に訴えてでも、この音楽を停止させたいもの。基地反対運動の面々が、そういう住環境だけからの訴えなら同情もできるのだが……。それ以外になんからの底意はあるのかな?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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