古本虫がさまよう 人生は、「中学生・高校生」時代に「エロ」に目覚めて「難民」になるかどうかで決まる?
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人生は、「中学生・高校生」時代に「エロ」に目覚めて「難民」になるかどうかで決まる?
(2017・4・14・金曜日)






森林原人氏の『セックス幸福論 偏差値78のAV男優が考える』 (講談社文庫)を読んだ。


AV男優になった偏差値78の「インテリ・エレクト男」の自叙伝といった感じの本。偏差値78というのは、麻布、栄光、ラ・サール、筑駒に合格した中学受験時のことで(進学したのは筑駒)、大学は専修大学。偏差値は中学生の時をピークに急下落したようだ。

中学入学直後、勉強では同級生にとても勝てないと思い、エロの世界で突出していこうと考えたとのこと。そういう考察も含め、それがひいてはこういう職業を選んだことへの家族との葛藤や、男優としていかに女優とまみえるべきかといった心構えなど、さまざまな人生の機微に触れた自叙伝となっている。

アダルト映画だと、「主演」は女性。女性がいかに美人でスタイルがよくて巨乳かどうかあたりが見る人の主要関心。男などメじゃない? せいぜい、男優をうらやましく思ったりする程度? それでも、男優のそれなりの演技力の有無が、見る人にある種の感動を与えることもある(だろうか?)。
ともあれ、著者はさまざまなアダルト女優とも接し、彼女たちのさまざまな生態を巧みに描写していて読ませる筆力がある。


内容紹介→「好きな人ができたとき、あるのは愛でしょうか、それとも欲望でしょうか?」AV男優・森林原人は考える。
「私はセックスを見せることが本分であるAV男優です。二十歳から初めて三十七歳の今に至るまで、八千人と一万回以上セックスをしてきました。多い時で日に十八人。三日として空くことなくセックスしています。もちろん、その大半が仕事ですが、彼女やセフレともセックスしてきました。僕は気持ち良いことが大好きで、だから、セックスが大好きです」
偏差値78の進学校からAVの道へ進み、いまや超売れっ子のAV男優が体で感じ理解したこととは。「その好きは人を好きとは別な感情・欲望なのでしょうか?」この本は、セックスの価値観を根底から変えます。


うーむ、まぁ、そこまでは……。アダルト俳優は、それなりに意義ある職業とはいえるとの読後感は残ったが…。

一方、仁藤夢乃氏の『難民高校生 絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル』 (ちくま文庫)を読んだ。

(内容紹介)→家庭・学校のつながりを失い、渋谷を彷徨っていた中高時代。やりたいことも夢も失くし、学校を中退。虐待、妊娠、中絶、DV、リストカット、自殺未遂…。私の周りには、そんな子がたくさんいた。ギャル、ヤンキー、引きこもり、被災地で孤立する中高生。かき消されてきた、それぞれの声。やがて人への信頼を取り戻し、居場所づくりを展開するまで。長いあとがきを追記。

この人もまぁ中学受験で女子中・高校一貫校に入学した。そのあたりまではごく普通のお嬢さんだったようだ。しかし……。よくある話だが、校則に抵抗したり、髪の毛を染めたりといった反抗期に入る。まぁ、内面的美の追求よりも外見的華やかさを求めての浅はかな反抗というべきだろう…。ファーストフード店でのバイトから始まり、メイドカフェなどでバイト。そういうところにいく、いい歳したオジサンもいるそうな。稼いだお金をためて酒を飲んだりタバコ吸ったり。授業も出ない。そしていろいろとあって高校中退。そういう落伍した人たち向けの学校に入り、授業の一貫としての農園での農作業などを通じて生きる喜びを発見? そういう中で大人社会への注文やら…。

特に共感することもなく、バカだなと思わぬでもない…ところもあるなと感じつつも、それなりに面白くは読んだ。
まぁ、人それぞれ。人生いろいろ。もう少し「本」に接していれば、酒やタバコや水商売の世界に耽溺することなく、多少、自閉的になっても、「犯罪」的行為や退学にはならずに過ごせたかなと思わないでもないが、大学にも入り、社会的活動も展開しているのだから、総じて前向きの結果となってよかったのだろう。

高校時代、私は誰も自分のことをわかってくれないと嘆いたり、何か嫌なことがあると家族や先生のせいにしたりして、自分はかわいそうだと思っていた。「早く自由になりたい」と高校を中退してみたけれど、結局勉強もせず、ただふらふらと渋谷で毎日を過ごす「ダメな子」だった。たしかに、私は環境のせいで、周りのせいで「ダメな子」になってしまったのかもしれない。けれど、すべての人のせいにして、「こんなの夢も希望もなる社会だ」と嘆いているだけでは何も変わらなかった。周りも、自分も変わらなかった。

そういうことに廻りまわって気づいただけでも立派。しかし、一歩間違えれば、犯罪に巻き込まれることもあっただろう。紙一重で、乗り越えられたといったところだろうか。家がそこそこ経済的に貧困というわけでもなかったのもよかったのだろう。

一読しながら,僕も「難民中学生」の時があったなと思い出した。46年前のこと。中学一年の三学期(1月~3月)ごろか。慣れない下宿生活をしていたこともあり、生活が不規則。監視する親がいないのだから……。勉強もせずに、貸しマンガ屋で借りてきたマンガばかりを読んで…。ホームズやルパンものの本を書店で買ってそれだけを読んだり…。学校にも……。「不良」「難民」といっても、その程度のものだったが。
下宿生活で、部屋にはテレビもなく、当時は新聞も購読などしていなかった。下宿にあった地元新聞ぐらいは読んでいただろうか? ラジオはあった。朝、山谷親平の報道ニュースを聞くのだけが楽しみだった?  「どんなに美しい言葉も愛がなければ相手の心に響かない。聖パウロの言葉より」といったナレーションのあとに、曽野綾子さんなんかが登場していたっけ? 遠藤周作さんも? あれは夜の番組だったか? ラジオは友達だった。そのころラジオからよく流れていた南沙織の「潮風のメロディ」や、ミシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」ばかりを口ずさんで聴いていた。かといって、当時から早寝早起きだったから深夜ラジオ番組などは聴かなかったが。

赤旗と朝日ジャーナルを読み出したのは、そんな破綻した下宿生活を打ち切り(親に打ち切られ?)、往復四時間弱かけての自宅通学に返った中学2年一学期から。その前は「ルパン三世」が連載されていた「漫画アクション」か「月刊(週刊)明星(平凡)」を愛読する程度だった。

ともあれ、「活字」には耽溺はしていたといえようか。中2からは、通学時間の大半は眠るか読書タイムとなった。源氏鶏太などの大衆小説などを愛読するようになった。「朝日ジャーナル」を読み、徐々にその内容に呆れていった。

ともあれ、そのため、中学一年生の三学期の時期(昭和47年1月~3月)に起こった大事件の記憶があまりないのだ(勉強のほうも)。まだ中学一年生ということもあったのかもしれないが、それにしても、視聴率がすごかったという浅間山荘事件(昭和47年2月19日~2月28日)や、札幌オリンピック(2月)や日活ロマンポルノ「恋の狩人」をわいせつとして捜査(1月)などの記憶がほとんどないのだ?   毎日新聞の西山事件(3月~)も。ううむ……。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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