古本虫がさまよう 40年前のこの日に大学入学のために上京 「恩師」死亡の報に接し……
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40年前のこの日に大学入学のために上京
「恩師」死亡の報に接し……

(2017・3・18・土曜日)




本日(土曜日)は、日中はほどほどの「寒さ」。古本屋通いには平気の温度。高円寺も五反田も古書会館では古本市をやってないので、神田古書会館へ。久しぶりに神保町駅(九段下寄り出口)で下車。地上に出て歩きだすと、向かいのほうにある「ラーメン二郎」に長蛇の列が。午前10時20分すぎ。何時開店か知らないが、ご苦労なこと。行列までして食べたいとは思わない(そもそも食べたことがないが)。

途中、某新刊屋に寄ると、オーウェルの『1984』 (ハヤカワ文庫)が。帯には「トランプ政権誕生で再びベストセラー! 世界の今を予言した傑作古典」とある。

ハヤカワ文庫編集部は昔からそうだけど、なにかあると帯にこういう文句を書きつらねるけど、トランプより習近平や金正恩のほうがはるかに「現実」の「ビッグブラザー」であるとの認識を欠いているようだ。
ミサイルを連射して喜んでいる金こそ、ビッグブラザーではないのか。ありもしない戦争への恐怖を煽り立て、民生を犠牲にして軍事拡張にのめり込んでいる姿こそ、「1984」ではないのか。

脱北者を北に返す中共独裁者こそ、人でなしではないのか?
両者は選挙も経ていない独裁者。
トランプは選挙で選ばれ、大統領命令を乱発しても、それを裁判所が否定することもありうるシステムの中の政治指導者でしかない。この違いが分からず、単細胞的な帯文を作ることこそ、反知性主義の最たる行為というしかあるまい。


ともあれ、古書会館へ。 『田村茂の写真人生』 (新日本出版社)、風間丈吉氏の『雑草の如く ガンと対決する日共委員長の手記』 (経済往来社)を購入。二冊で600円。

そのあと、中野へ。ブロードウェイにある古本屋には立ち寄らず、屋根のあるアーケード街は混んでいるので、裏道を通って「古書案内処」へ。奥にエロスの間もあるが、真面目な古本も多い、ジキルとハイドの古本屋。あいにくと買いたいものはなし。それにしてもエロスの間。小さな紙袋を置いている。エロビデオやエロ本を購入する場合、それらをこの紙袋に入れてレジにお持ちくださいとの趣旨。ううむ、あまりの配慮の深さに脱帽? 大橋未久さんの初期のモノがあったが……。

その先にある「良心的ブックオフ」へ。高田馬場、江古田と並んで「古書」もあるブックオフだが、歌詞のある音楽を流しているのはマイナス。煩い清水某などの宣伝を流さないだけでも「良心的」ではあるが……。せめて歌詞のないジャズぐらいにすればいいのに、なぜしないのか?

南紳坊氏の『面白くっても大丈夫 ウルトラ・ファイティング・エッセイ』 (ブロンズ社)を310円で購入。

東西線で高田馬場へ。ブックオフを覗く。古書マンガみたいなのが店先に沢山でていたが。ここも歌詞ある音楽を流している。やれやれ。買いたいものはなし。

そこからテクテクと早稲田大学に向かって歩く。新しい早稲田古書店街マップがあったので手にする。店舗なしを入れて20軒あるかないか。文英堂書店の店名が見当たらないなと思ったら、店主死亡につき閉店のようだ。ということを、馬場の行きつけの古本屋さんより伺った。天井の高い、古本がぎっしりと詰まった古本屋さんだったが……。跡継ぎ(男)がいなくて…とのこと。シャッターも閉まっていた(向かいの通りから眺めただけ。シャッターにそういう趣旨のことが書かれていたかは未確認)。

「休日」の日曜日なんか、遺族関係者がシャッターを開けて、店内を整理中とのこと。たまたま日曜日周辺を歩いていた人たちが、それを見かけて、処分価格で、古本を購入したりすることも可能とか? ううむ……。明日日曜日行くか? いやいや、明日は仕事もあるし、雑司ヶ谷で一箱古本市みたいなこともやっているようだし……。それにしてもご冥福を。
ここで、この前韓国で死亡(急死)した朝日の元主筆の若宮啓文さんが、同じリベラル仲間(?)に宛てた(謹呈署名入り)朝日選書の本を手にし、購入したこともあったなと思い出した(相手の方は今も存命中。亡くなって遺族が蔵書を処分して署名入りの本が古本屋に流れていくことはあるが…同じリベラルでも仲が悪いこともあるかしら?)。

そういえば、早稲田古本屋が中心にやっていた神田古書会館の新宿展も昨年末で終了。今は、高円寺の古書会館の古本市に有志数店が参加しているようだが…。

おもえば40年前の3・19に上京。青雲の志を持って(?)大学に入学したものの……。爾来、ジャスト40年。得たものは古本数千(数万冊?)と古女房ぐらいか……。

神田神保町古書街に比べて早稲田古本屋の数はかなり減ったのでは。ビッグボックスの大型古本市も縮小され、そして無くなった。いまや古本屋は20軒あるかないかの規模。神田神保町の古本屋全制覇なんて一日ではできないが、早稲田古本屋街の古本屋全制覇は土曜日午後の半日で達成可能だ(すでに何年か前に達成ずみ!)。

古書現世で、ニコラス・スノーデンの『戦場スパイの手記』 (工人社)を1000円で購入。スノーデン? どこかで聞いた名前。この本は昭和18年の刊行だが。

そのあと、テクテクと神社方面へ。江原書店も久しぶりに覗く。店内を覗いていたら、「ここに手芸の本がありますか?」とノーテンキに入口から声をかけている中年女がいた。見て分からないのか? 女店主、ちょっと耳が遠いみたいで、なにを言われているかとっさに判断できず。イライラした中年女、中に入ってきて大声で問いただしていたが……。何でも質問すればいいってものじゃないだろう、少しは目を開けて見て、自己判断力を養ったらどうだ、駅前のブックオフに行ったら--と言ってやりたかったが…。

それから、早稲田古書店グループに入ってなさそうな古本屋を覗くものの買いたいものはなし。正門の手前の門から構内に入る。早桜か? その下で学生服姿の高校生らしき男性が記念撮影をしていた。合格して4月から入学する人だろうか。再び40年前の自分を思い出す(僕の入った大学は早稲田ではないけど!)。早稲田大学の勉強会に出席。雑談など。会合のあと、軽く一杯やって帰宅。

メールで、大変お世話になった人が2月下旬(2・24らしい)に亡くなっていたとの連絡を受ける。ううむ……………。亡くなれば、新聞に訃報が出るレベルの人だが…。去年の8月に、こちらの人生上の岐路に関して電話で報告したのが最後の会話になった。すでに90歳を超えていたとはいえ…。

それはさておき、3・18の朝日朝刊に出ていた原武史さんの「退位の意向示され法律が作られる」「憲法に沿わぬ事態」「大多数の国民が一転して賛成」「終戦当時も今も」の見出しで述べられている天皇の退位をめぐる批判的見解には、きわめて(100パーセントではないが)共感を覚えた。「正論」ではないか。

「天皇(皇室)制度は尊重すれども天皇個人は崇拝せず」という姿勢が肝要。日本を「1984」にしないためにも。北朝鮮、中共は「他山の石」なのだから。「権威」(天皇)と「権力」(首相ほか)の分立が可能で、実際なされている日本の政治システムにあっても、「権威」の絶対化は危険なのだから。それはさておき本日17000歩。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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