古本虫がさまよう (古)本屋を始める時に読むべき本とは?
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(古)本屋を始める時に読むべき本とは?
(2017・3・12・日曜日)




昨日は神田古書会館をさっと覗くものの買いたい本はなし。ちょっと「古書」めいた本多し? さっさと帰宅。車中&自宅で読書三昧。まずは、辻山良雄氏の『本屋、はじめました』 (苦楽堂)を読んだ。

内容(「BOOK」データベースより)→「自分の店」をはじめるときに、大切なことはなんだろう?物件探し、店舗デザイン、カフェのメニュー、イベント、ウェブ、そして「棚づくり」の実際。事業計画書から、開店後の結果まですべて掲載。堀部篤史さん(誠光社店主)との特別対談を収録。 辻山/良雄→Title店主。1972年、神戸市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。97年、リブロ入社。大泉店、久留米店、福岡西新店を経て、広島店と名古屋店で店長を歴任。名古屋時代は街ぐるみの本のイベント「BOOKMARK NAGOYA」初代実行委員の一員を務める。2009年より池袋本店マネージャー。15年7月の同店閉店後退社。16年1月、東京・荻窪にTitleを開業。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

西荻窪にTitleという新刊書店ができたということは「古本屋ツアーインジャパン」さんなどのブログで知り、この前も、ここで古本市が開催されているとのことで出かけたものの場所が分からず引き返したことがあった。西荻窪駅から歩くと、十分以上はあり、夜で距離・場所感がつかめず…。うっかりミス。

著者はリブロで働いていた期間が長く、池袋西武店が閉店になったのも、西武の親会社セブン&アイ・ホールディングスがトーハン系で、リブロがニッパン系ということもあったそうな? そうだったのか? 池袋西武のリブロは、古本市があった時などにちょっと立ち寄ったことがある程度。真面目な硬い本が多く……さほど滞在した記憶はない。赤字で撤退するわけでもなかったのか? だから、そのあと、すぐにいまは三省堂が入っているのか?
そんな本との子供時代からの「交友」を振り返りつつ、新刊書店を西荻窪に開店し、商売としてやってきた過程が自叙伝的に描かれている。

以前、古本屋を開業するまでの歩みを綴った本を紹介したことがあった。澄田喜広氏の『古本屋になろう!』 (青弓社)。記述が大学の古本開業概論みたいな教科書的な内容で、実際に開業しようと思う人にはとても参考になるのだろうが、僕のような古本エッセイをと思って手にした程度の人間にはちょっと難しい…という読後感が残ったことがあったが、こちらは、そういう堅さはなく、エッセイ風に読める点が面白い(とはいえ、巻末に、開業のためにかかった費用データなどが一覧で記されてもいる)。そういえば、古本屋店主(志多三郎氏)による『街の古本屋入門』 (光文社文庫)、 『街の古本屋入門 売るとき買うとき開業するときの必読書』 (KG情報出版)などもあった。ネット以前時代の古本屋論として面白く読んだ記憶がある。

ともあれ、お母さんがガンで亡くなったとのこと。我が家にも似たようなことがあり、田舎からの突然の医者の電話でステージ4と言われ我妻も泣いていたことがあったようなと思い出しもした……。母親の遺産も開業に向けての貴重な資金となったようだ。

個性的な新刊書店といっても、いわゆる若者向けの人気エッセイストの本を揃えるといった安易な姿勢は示さず、手堅くやっているところも、なるほどと感心。カード決済も導入。カフェスペースも作っているとのこと。開業前に、家主さんにも店内を見てもらったという。気配りのできる人なのだろう。いつか行ってみたいものだ(古本市をやっている時なら、尚更)。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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