古本虫がさまよう ワードスミスの『彼』『彼女』 (二見文庫)に匹敵するラブロマンス小説
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ワードスミスの『彼』『彼女』 (二見文庫)に匹敵するラブロマンス小説
(2017・2・18・土曜日)






睦月影郎氏の『淫と妖の伝説』 (双葉文庫)を読んだ。

内容紹介
藤沢に住む十八歳の浪人生竜崎文夫は、高校の同級生の滝川早紀に誘われ、早紀の母親が経営する出版社でアルバイトを始める。「湘南ビーナス」という女性向けタウン誌のミステリーページの制作を手伝うことになった文夫だが江ノ島の岩屋と富士の風穴が繋がっているという伝説の調査を進めるうちに、妖しく淫らな経験を重ねていく。オリジナル長編フェチック・エロス。


まぁ、ベテラン作家による、ストーリーに若干の変化、冒険心をつけた感じのエロス小説。

その点、松崎詩織氏の『残り香』  (幻冬舎アウトロー文庫)は、なかなかの本格的性愛小説。

愛する姉の涼子が死んだ。華奢な背中の震え、髪の甘い香り。深い情愛と性愛を整理できぬまま、私が彼女の手の中に射精したあの夜、姉は眠っていたのだろうか。結局、私はその答えを確かめられなくなったー。「おじさまがママにしたかったこと、私が全部受けとめてあげるわ」。禁断の快楽に翻弄される男の姿を描く、著者初の長篇情痴小説。

両親を交通事故で失い、女子大生だった姉と二人で生きていく主人公。その性遍歴を綴ったもの。近親相姦、転校先の美人同級生の眼差し、保健女教師の誘惑……。その姉夫婦が交通事故で亡くなり、残された一人娘。しばらく見ない間に姉にそっくりの美少女になっていた。まだ十代前半だったが……。次々と目まぐるしく展開していく性の回想とリアルタイムで展開するダイナミックな転回。大変面白く読んだ次第。こういうジャンルでのこういう面白さは、以前読んだワードスミスの『彼』『彼女』 (二見文庫)に匹敵する(ものがあった)。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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