古本虫がさまよう 「奥さん」よりは「人妻」? 「年上」よりは「年下」?
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「奥さん」よりは「人妻」? 「年上」よりは「年下」?
(2017・1・31・火曜日)




アマゾンの推奨もあって(?)、 『海女と女教師と奥さんと』 (双葉文庫・葉月奏太氏著)を一読することになった。 『日本が全体主義に陥る日 ~旧ソ連邦・衛星国30ヵ国の真実 』 (ビジネス社・宮崎 正弘著)は積んどく中だが…。


内容紹介→冴えない数学教師、内村日出夫の密かな楽しみは、愛してやまない新日宝の浪漫ポルノを映画館で鑑賞すること。ある日、切符もぎりの老婆から新日宝45周年記念のキーホルダーを贈られたのを機に、往年の名作さながらの桃色体験に次々と遭遇。蓼科のセレブ夫人、欲求不満の団地妻、艶めかしい海女、そして美しき同僚の女教師・希美が恍惚の世界へと日出夫を誘う。日刊ゲンダイの大人気連載、ついに単行本化!

ううむ……。場末の映画館で「ロマンポルノ」を鑑賞するのが唯一の楽しみの中年独身教師が主人公。映画館で見た映画のストーリーそのものの「幸運」がやってくる…。キーホルダーを握ると…? 「日刊ゲンダイ」に連載されたとのことだが(そういえば、昔、宇能鴻一郎さんの連載小説も日刊ゲンダイで連載されていたかと? いや、「夕刊フジ」?)、まぁ、日活ロマンボルノを劇場で見た体験のある世代には、ほのぼのとしたものを感じさせる作風といえようか。

そういえば、本とは全く関係ないが、かつて『ピンクのカーテン』でデビューした、ロマンポルノ女優でもあった美保純さんが、4月3日にスタートする平日午後のNHK生情報帯番組「ごごナマ」のレギュラー司会に決まったとのこと。ちなみに、日活×葉月奏太氏の『ピンクのカーテン』 (双葉文庫)は紹介ずみ。

ともあれ、本書の主人公は、娘ぐらいの年下の純朴な女教師からなんとなく慕われてる。男子の私立高校だが、女教師に悪さをする生徒もいない? このあたりは幻冬舎アウトロー文庫の『女教師』 シリーズ(真藤怜氏著)の設定とは大幅に異なる。
どちらがいいか? まぁ、いつまでも心は17歳の少年で、「年上の28歳前後の女教師」にあこがれるかつての「少年」を想像力をもって振り返ることができる---ならいのだが…。いつまでもそうはいかない--となると、40年前ではなく、まだ十年ちょっと前の、ほんのこの前の「過去」の自分に場を設定し、「年下の28歳前後の女性」をあこがれの対象として夢見る作品に溺れるというのもアリかもしれない。

それにしても、双葉文庫でよく見かける、川島健太郎氏によるカバーイラストは、登場する女性が、小郷知子さん風でいいのだが、この本に関しては…。書名の『海女と女教師と奥さんと』に合わせために、学校の教室で、タイトスカートの女教師が上半身裸(背中越し・乳首見せず)で振り向いているのだが…。「海女」のイメージをだそうとしたのかもしれないが、ちょっと不自然では?
もう少しタイトルに工夫があったほうがよかったのでは? 「奥さん」は「人妻」のほうが?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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