古本虫がさまよう 人為的理由によって地球温暖化が起こり人類にとってメリットなしと断じるのは「正論」なのか? あの地球寒冷化論は何処に消えた?
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人為的理由によって地球温暖化が起こり人類にとってメリットなしと断じるのは「正論」なのか? あの地球寒冷化論は何処に消えた?(2017・1・23・月曜日)





トランプ政権も無事スタート。レーガン政権がスタートした時は、その外交防衛、対ソ政策は全面的に支持した記憶があるが……。ともあれ、飲食店や銀行の窓ガラスを割ってまで就任反対デモをする輩がアメリカ・ワシントンにもいたようだが…。就任式にはさすがに歴代大統領は民主党でもちゃんと出席しているようだ。負けたクリントンさんも。しかし、議員の中にはボイコットしている民主党議員も数十人はいるそうな。選挙の結果をことさら無視する姿勢はあまり知的とはいえまい。

一方、朝日(2016・1・22朝刊)には、日本に在住しているアメリカ人(オリバー・カープ)が登場。彼は、民主党員ということもあり、また、白人の父と黒人の母の間に生まれ、日本人と結婚していて、オバマ支持者で、トランプの主張に反対している。だが、「彼は私の大統領。それが現実。米国を傷つけず、日本と良好な関係を保ち続けてほしい」「それでも、新大統領の前途を祝福したい」と、コメントを寄せていた。そうそう、それが民主主義というものだろう。「リベラル」にもいろんなのがいるようだ。バカとスマートなのと? もちろん、トランプ支持者の中で、クリントンが当選した時、同じような姿勢を取れる人がどれだけいるか? もちろん皆無ではないだろうが…。どっちもどっちなのかな?

ともあれ、トランプ大統領は、TPP反対やら温室効果ガス削減策見直しなど、いろいろと取り組んでいくようだが、人為的理由で地球温暖化が起こり、それが人類社会にとってマイナスでしかない—といった温暖化危険論には僕も懐疑的なので、そのあたりは注視している。

たまたま昨日、家の中の本棚を整理していたら、五島勉氏&西丸震哉氏の『実説 大予言 地球は冷え、乾き、人々の飢えは近い』 (ノンブック) という本が出てきた。読んだ記憶はない。昭和49(1974年)年7月初版発行。僕のもっているのは昭和56年(1981年)5月発行の29刷り。カバー裏には根本順吉氏の推薦文が大きく出ている。
若い人は知らないだろうが、このころ、地球は寒冷化しているとの本が多々出ていたものだ。

小松左京氏も、1974年に、編著として『異常気象 地球が冷える』 (旭屋出版)という本を刊行している。このころは地球寒冷化論が「流行」していたのだ? いまの逆?

根本氏は気象庁の予報官の仕事をしていた人だから、「素人」ではない。そんなプロだが…。この人、『冷えていく地球』という本を、家の光協会から 1974年に刊行している。 のち角川文庫に入った。そのあと、1976年に『氷河期が来る 異常気象が告げる人間の危機』という本をカッパブックスから刊行している。持っている。ところが、いつの間にかコペルニクス的転回があったようで、1989年に『熱くなる地球 温暖化が意味する異常気象の不安 』 (ネスコ)を出している。ふうむ?

ともあれ、その根本さんは、 『実説 大予言 地球は冷え、乾き、人々の飢えは近い』
カバー裏に、科学評論家という肩書で、こんな推薦の弁を寄せていた。


予想される最悪の未来像を大胆に描き出した両著者に敬意を表したい。ここに明示されたことを否定する人は、不安のない未来について証言しなければならない。そしてさらに、ここに書かれてある以上の科学的提案をしなければならない。ここに誇張があるという人には、何万年に一度という異常気象の意味を問いたい。言葉に惑わされて、この本でもとも言いたかったことを読み落とさぬようにしてほしい。この本は、人々が生きのびるための一つの出発点を与えるものである。

カバー袖には丹波哲郎 野坂昭如両氏の推薦もある。野坂さんは、 「この一書に記された言葉は、すべて確かな言葉である。人類、いや地球上の生きとし生けるものの、否応なく直面せざるを得ない事実だけが述べられている。信ずる信じないの問題ではない」と…。そうはおっしゃってもねぇ……。「事実だけが述べられている」?昨今流行の地球温暖化危険論も、少なくとも温暖化メリット論も出てきて、異なる対応が取られる可能性は皆無ではあるまい。そしてある日気づいたら、地球寒冷化論が再び猛威を振るうなんてこともありうるのでは?

ちなみに、この本の目次はこんな感じ。

1 恐怖の足音 大飢饉の接近  それはノストラダムスの予言とも一致する
2日本各地を襲う寒冷化と旱魃 食料危機は、ここ数年内に起こる(北海道は毎年、冷害に襲われるようになる。今世紀末までには、米が全然、穫れなくなる 希望は寒流にのってくる魚だけ?
3すでに、全世界を覆う異常気象 遅くとも、今世紀末には氷河期になる 中国、朝鮮は旱魃・寒冷化のダブル・パンチ
4 逃亡から逃れる方法はあるか  工業国から農業国への大転換 救われたいのなら食べものを二割減らす カエル、なども有望食品……。
まぁ、そのほか、氷河期の暖房は恋人の体温で、都会の主婦もゴルフ場にイモを、OLは農村青年と結婚とか……(ううむ、この言葉、内容が「すべて確かな言葉である。人類、いや地球上の生きとし生けるものの、否応なく直面せざるを得ない事実だけが述べられている」と断じた野坂さん……。「ここに明示されたことを否定する人は、不安のない未来について証言しなければならない。そしてさらに、ここに書かれてある以上の科学的提案をしなければならない」と論じた根本さん。お二人は21世紀になってもご存命だったが、この件に関して、何か語っていただろうか?)。

西丸さんって、日本人寿命が40歳ぐらいになるなんて本も出していた人では……。 『41歳寿命説 死神が快楽社会を抱きしめ出した 』 (情報センター出版局)も読んだ覚えがある。

ちなみに、2017・1・19読売朝刊には「米温暖化対策後退か」「関連3閣僚に『懐疑派』」「パリ協定参加不透明」との見出し記事が出ていた。環境保護局の長官候補、スコット・プルイットという人は地球温暖化に一貫して懐疑的だとのこと。環境保護局が策定した二酸化炭素規制を違法だとして連邦裁判所に訴えていたという。そういう人がその局長になるとは? やるね?
タバコを吸って何が悪いなんてうそぶく喫煙者が、厚労省の喫煙対策局長になるようなもの? これは大変だ?

そのほか、エネルギー省の長官にはリック・ペリーという前テキサス州知事が有力というが、石油産業に深いためかどうか?、地球温暖化は「でっち上げ」と発言しているそうな。

でも、少なくとも禍福はあざなえる縄のごとし。「温暖化」がデッチ上げかどうか、人為的な理由以外に要因があるのかどうか…少なくとも温暖化が事実だとしても、メリットもあるのでは? 。
先の本に登場する「専門家」の居丈高な発言や、転進?などを見るにつけ、レッテル貼りではなく、冷静に考えるべきだろう。地球寒冷化論が旺盛だったあの時代の科学的根拠は何だったんだろう? 温故知新が大事? 太陽の黒点活動の低下により、先の本の予言が100年後には「現実」となる可能性だってゼロではあるまい。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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