古本虫がさまよう 女スパイといえば、川島芳子か、赤毛のアンか、マギー・ホープか?
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女スパイといえば、川島芳子か、赤毛のアンか、マギー・ホープか?
(2016・12・7・水曜日)





日下部一郎(陸軍中野学校一期生)の『決定版 陸軍中野学校実録』 (KKベストブック)を読んだ。
陸軍中野学校の創設、第一期生としての体験、謀略工作の数々が綴られていて、大変面白い現代史裏面となっている。スパイとして、007並の毒殺やら非合法活動のためのテクニックを学ぶ。もちろん、座学もある。そして、中国に派遣され、一般人を装い、中国人に接して、親しくなっていく。

「日毎に二人の(中国人)青年(精華大学出身)と親交を深めていった。久村を中国に理解のある日本の若い学究と信じて疑わなかった二人の青年は、すぐ打ち解けて、何でも隠さずに打ち明けるようになった。やがて、久村は(その中国青年の)口ききで、中国の上流家庭に同居して暮らすことになった」「久村はあり余る機密費で彼らを接待した」……。

まぁ、スパイというのはこういうふうに接近していく。今日でも、「反中」「反習近平」をひそひそと、もしくは公然と語る中国人留学生がやってきたとしても、要注意? それが美人留学生だったりしたら、ますます怪しいと思うことだ? 幸い、そういう人と出会ったことはないが? 油断大敵。

時には、久村なる男は、彼らに「暗殺」を提議したり、自ら抗日派の中国人医師を襲撃したりもする。そして、犯人は当然、自分以外ありえないのに、別の中国人が犯人として逮捕されたりして驚きもする。自分が犯人なのにと?。

ううむ、こういうことがあると、やはり張作霖謀殺は、日本軍ではなくソ連軍だったか?(なんて?)。久村は、女スパイこと川島芳子「暗殺」というか、北京追放にも一役買っている。
戦後もビルマ首相の亡命やら皇室関係者秘匿行動やらさまざまな謀略も。小説風の書き方だが……。

小説といえば、スーザン・イーリア・マクニールの『ファーストレディの秘密のゲスト』 (創元推理文庫)を読み進めている。やっと半分程度。真珠湾攻撃を受けて、ルーズベルトが対日宣戦布告。そのあと、チャーチルが訪米。女スパイこと赤毛のマギーも「タイピスト・秘書」として同行。ルーズベルト夫人の「リベラル」ぶりが描かれ、それがさまざまな事件・陰謀の発端となっていく……ようだ。その「リベラル」なところに、共感を持つか、こいつ、やっぱり「容共リベラル」だったな! ふふふ、窮地に落ちろ…と感じつつ読むか? どちらにせよ、ノンフィクション・ノベルとして楽しめる。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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