古本虫がさまよう スターリン、朝鮮戦争バンザイ、北朝鮮ガンバレの共産夫婦はむろんのこと、カストロとも違った歩みを遂げた知人のお別れ会に涙して……
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スターリン、朝鮮戦争バンザイ、北朝鮮ガンバレの共産夫婦はむろんのこと、カストロとも違った歩みを遂げた知人のお別れ会に涙して……
(2016・11・26・土曜日)






昨日(金曜日)までいささかハードな日々。徹夜仕事ではないものの、自宅作業も含めれば、「セブンイレブン」(午前7時~午後11時まで仕事?)的な一週間弱が続いた。
昨夕やっと一仕事を終え、軽く一杯やって帰宅。

今日(土曜日)は、いつものように古本市巡り……。高円寺、五反田、神田の三カ所の古書会館で古本市をやっているし、新宿西口広場でも…。しかし、西口広場は消費税二重取り疑惑古本市だし……。体力も弱っているからパスしようかと…)。

それに、「親が死んでも食休み、妻(古女房)が死んでも古本市」が我がモットーではあるものの、本日は午前中、某駅近くの教会で、お世話になった知人のお別れ会があるので、それに出席しなくてはならない……。こればっかりは古女房と違って、「食休み」や「古本市通い優先」というわけにはいかない。

ということで、午前10時前に教会へ。まずまずの晴天。そんなには寒くはない。入り口近くで懐かしの元上司にも遭遇。杖をついておられたが……。無理もない。お別れを告げる亡くなった方より一つ年上。88歳なのだから。

知人はカトリック教徒。30年ぐらい前、カトリックで結婚式を挙げた後輩の宴に出たことはあるが、カトリックの葬儀ミサ・告別式は初めて。キリスト教に関しては、一知半解的な(?)反発心をもっているのだが……。まぁ、プロテスタントはともかく、カトリックは許容範囲?

たまたま場内に入ったが(入りきれない人は、外というか、別のところで画像拝見のようであったが?)、聖書朗読やアレルヤや「いつくしみふかき」などを清らかに歌う女性陣たちがいた。日本の仏教の坊さんの、なにを言っているかほとんど理解できない念仏よりは、すべてが理解できる神父さんのコメントはまぁ、異教徒の我が身なれど、耳に届く。

亡くなった知人と職場の同期の人と後輩の弔辞には涙した。奥さんを先に亡くし、ご本人も利き腕の右手などが不自由になり車椅子生活を余儀なくされていた。高級老人ホームに入られて、恵まれたほうの老後ではあっただろうが……。お見舞いがてら、ホームまで出かけたこともあった。その時はまだまだ元気だった。自分で車椅子を動かして出迎えてくれた。二度お邪魔したことがあるが、一度目は、サムライジャパンが優勝した時だったか? イチローが逆転打を打った時だったか? お部屋のテレビでそんなシーンを共に見た記憶がよみがえってきた。東京に残してある自宅にもお邪魔をして、荷物の整理を手伝ったこともあった。秋葉原の病院にいた時もお見舞いに。

晩年、時々電話でお話をした。「あの本をよみたいな」と。「お送りしましょう」と。「朝日のあの記事は酷いな…」とも。
左手で書かれた肉筆文字のファックスも何度かいただいた。今年の8月だったか、僕の私的な経緯を手紙でしたため、一度お電話をした時は、その声はかなり苦しそうだった。それまでは、脳梗塞などの障害による体や言語機能のマヒ故に多少は聞き取りにくくともゆっくり喋れば意思疎通に困ることはなかったが……。

また会う日まで
また会う日まで
神のまもり
なが身を離れざれ……


遺族の挨拶をうかがい、献花をすませて外にでると、そこそこの列があった。中に入れず、これから献花しようとする人たちだった。

駅に向かい、とりあえずは高円寺古書会館へ。昨日までの疲れがまだ取れず(睡眠不足?)、あくびを車中何度もしてしまう。古書会館の近く、いつもなら電柱から煩い音楽が垂れ流されているのに、おやおや、本日は静寂なり? 疲れ気味の頭にはなによりの「クスリ?」。

古書会館では、おやおや、古本屋ツアーインジャパンさんをお見かけ。そっと背後に立つ。身長は僕と同じぐらいかちょっと低い?
ともあれ、床井雅美氏の『原題サポート・ウェポン図鑑』 (徳間文庫)、島津四郎氏編集代表の『証言 昭和維新運動』 (島津書房)、竹田盛和氏の『グッドモーニングキャプテン』 (成山堂書店)を購入。持っている本もあるような……。3冊で600円。

そのまま、五反田古書会館へ移動。松尾静麿氏の『日本の航空』 (東洋書館)、松尾静麿氏の『空に生きる 魂ある繁栄のために』 (ダイヤモンド社)、中村哲氏の『不安と反抗』 (法政大学出版局)、中正雄氏の『不滅の演説 時代を震撼させた抵抗の言論』 (東潮新書)、桧佐進治氏の『俺は航空兵』 (東京ライフ社)、水島毅氏の『宮本共産党を裁く 汚れた党史のはらわたを抉る』 (全貌社)、エーベンシュタインの『共産主義の理論と実際』 (甲陽書房)を購入。これまた持っている本をあるような……。全部で2000円弱だったか?

五反田からお茶の水へ。
神田古書会館の会場に入ると、入り口脇に大きなラジカセ。そこから、ジャズが流れている。最初はピアノオンリーかと思ったが、そのうちトランペットなども……。シャズピアノよりはちょっと騒々しい音楽。いつもならこの程度の「騒音」はまだガマンできるのだが、ちょっと疲れ気味で、すでに二カ所の古本市を回ってきただけに体力も消耗。耳障りでしかなかった。なんで、古本市会場、静寂なママにしてくれないのだろう。余計な音楽など流さないのがベストなのに。ジャズが嫌いな人だって、世の中にはゴマンといるだろうに(古本市会場にやってくる人で、古本蒐集が嫌いな人はいないだろうが……)。高円寺、五反田では静寂だっただけに、神田古書会館のこのラジカセからの煩い音楽には閉口。ゆっくりと物色する気になれず、あわただしく拝見してすぐに外に出ることに……。

とはいえ、有田光雄氏&有田和子氏の『わが青春の断章』 (あゆみ出版)、高野實氏の『イギリス労働組合に学ぶ』 (雄文社)、今立鉄雄氏編の『日本しんぶん 日本人捕虜に対するソ連の政策』 (鏡浦書房)を購入。『日本しんぶん』は持っている本だが……。3冊で900円。

有田光雄という人はまだ存命中のようだ。今日お別れを告げた人とほぼ同世代(少し年下)。ウイキペディアには、(1930年2月22日 - )日本の労働運動家。島根県出身。子息は民進党参議院議員・ジャーナリストとある。

共産党から何度か立候補したこともある人。この人は、息子に、敬愛するヨシフ・スターリンの名前から「ヨシフ」を「芳生」と漢字をあてて命名したといわれている人か? 有田さんの息子さん(有田芳生氏)は1952年生まれというからスターリン批判の前。絶対神聖なるものとして、世界の共産主義者は彼の前に跪いていたものだった。それにしても、それが事実だとしたら、とんでもないことをしてしまったと後悔しているのだろうか?

だって、この本『わが青春の断章』は、1985年の刊行。ソ連崩壊前とはいえ…。朝鮮戦争前後の日記などを収録もしている。北朝鮮人民バンザイの内容……。
そして、「スターリンや毛沢東などの個人崇拝と結びついたソ連や中国、こういう社会主義大国の社会主義本来の理想に背反する諸行動の責任はとても重大です」と批判的に述べている。
ちなみに、『日本新聞』は昭和32年の刊行。有田夫婦はこういう「反共リベラル本」はリアルタイムで読まなかっただろうか? ソ連共産党がいかにひどいことをしていたかを知ることができただろうに。

この本『わが青春の断章』で、息子さんにもとんでもない名前を付けたことへの反省は語られているのだろうか? 拾い読みをした程度なので未確認。夫婦による自叙伝といった感じだが、僕が今日別れを告げた御夫婦のほうがはるかに現代史の荒波を的確に乗り越えた夫婦だったとおもう。お子さんはいなかったから、そもそも、そんな命名をすることもなかったとはいえ……。

そういえば、高野實さんも、総評の事務局長。発足したばかりの総評はマトモだったが、あっというまに左回転して、完全な容共リベラルというか、左翼路線に行ってしまった。それをリードしたのが高野氏。英国労働組合に学ぶというこの本も虚しいというか、偽りの書となってしまったのではないだろうか(まだ熟読していないので断言はできないが)。

また、昨日(11・25)にはあのカストロも死んだとのこと。独裁者・金日成や毛沢東が死んだ時に感じた時と同じ感慨しか浮かばないが……。にもかかわらず、広島原爆記念館を訪れたから、いい人だった?といわんばかりの追悼ニュースを長々と流すのには唖然。「キューバ危機」を引き起こしたのは誰だったのか?

ともあれ、古書会館を出たあと、久しぶりに神保町界隈を歩く。空は急に曇ってきた。午後3時もすぎていたので、いもやの豚カツ定食でも食べようかと思ったら、カウンターは満席で、後ろで待つ人もいた。午後3時でもまだそんな人気か?
仕方なく、最近、恒例となってきている、総武線某駅にて下車し、行きつけになっているつけ麺屋でつけ麺(730円)を食べて帰宅することに。ここは空いていた。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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