古本虫がさまよう 日本シリーズとアメリカ大統領選挙は同じ構図? ミッテラレン  「宇宙戦艦ヤマト」と「海賊とよばれた男」は同じ感動!サムライやね 
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日本シリーズとアメリカ大統領選挙は同じ構図? ミッテラレン  「宇宙戦艦ヤマト」と「海賊とよばれた男」は同じ感動!サムライやね 
(2016・10・19・水曜日)





米大統領選挙もまもなく投票。トランプも、いささか奇妙な女性スキャンダルなどでちょっと失速か?  それにしても、今年の日本シリーズ同様、いささか関心が湧かない。優勝チームのファンの方には恐縮ですが、日ハムと広島とでは、北海道&広島だし。人口密集度からしても…。せめて巨人・日ハムなら、巨人を倒すのはホークスだということで、日本シリーズでは逆説的に巨人を応援するのだが?
大統領選挙も、トランプとクリントンとでは……。どちらも応援しがたい。

ここにきて、トランプがらみの本は本屋にたくさん並んでいる。何冊か手にもしているが、ほぼ積んどく状態。トランプが嫌いなワシントン・ポスト取材班、マイケル・クラニッシュ、マーク・フィッシャーの 『トランプ』 (文藝春秋)といった分厚い本格的評伝も出ているが……。とりあえず読んだのは、この前紹介した会田弘継氏の『トランプ現象とアメリカ保守思想 崩れ落ちる理想国家』 (左右社)ぐらいか。ネオコンがトランプを支持しないという点を確認。

クリントンをみていると、ダイエットできない中年子豚(いや「大豚」?)が身近にいるのでなんとなく嫌悪感を覚えるし(この前、我が古女房は、近所のスーパーのおばさんに「ぼちぼち(出産なの?)」と声をかけられて、ショックを受けていた。帰宅したら、ライトもつけない食卓でしょぼんとしていた。そのほかにもしばしば、バスや電車で席を譲られることもある。還暦寸前なのに、そういう対応をとられるということは、「美魔女」ではないにせよ、歳よりはかなり若くみられているという「自慢」「自尊」にもなりかねないのだが……。まぁ、出産年齢の上限としても40代半ば程度にはみられているということになろうか。でないと、単なる腹部膨張デブで、還暦婆さんなら、いくらなんでも「妊娠」が疑われることはあるまい。笑わぬでもなし? いや、笑うしかない?)。

もちろん、ダイエットができるかいなかと政治的見識は異なるし、下半身と政治的見識とは異なるものだとの認識はあるし、トランプの女性蔑視云々も、妻帯者が独身女性相手に職場で堂々とピンク行為をしていたケネディやクリントンに比べて、そんなにひどいものかといえば、五十歩百歩というしかないのでは? いや、口だけならまだ許せる。いや、口で言うだけ、しゃべるだけならまだ許せる(「口」はやはりいけない?)。

この点は、ケネディの「愛人」の手記、ミミ・アルフォードの『私はジョン・Fの愛の奴隷だった』 (ビジネス社)や、クリントンの「愛人」の手記、アンドリュー・モートンの『モニカの真実』 (徳間書店)を参照されたし。

それにしても、クリントン(夫&妻)の「自叙伝」はすでに刊行されているが、こういうのは、とりわけ夫のほうは、オーラル・ヒストリーとは言わずに、フェラ××・ヒストリーとでも言うべきだろうか。積んどくで読んでないから知らないが、その経緯も正直に書いているのだろうか?
 
米大統領の回顧録で読んだのは、読売新聞社から訳出された『わがアメリカンドリーム レーガン回想録』ぐらいかと(すごく分厚い本だった。白水社の某編集者も負けるぐらいに? 一冊で1000頁弱あったのだから。普通は上下二冊にするだろうに。さすが、部数1000万部達成を豪語していた読売だ。その中に「押し紙」がなければ快挙だが? しかし、数百万の読売新聞購読者が、毎月二回掲載される「餃子の王将」の広告の無料餃子券をみんな使って、餃子しか食べなかったりしたら、王将は潰れるのではないか?)。

ともあれ、アメリカの投票システムはちょっと知らないが、日本なら、投票所に行って白紙投票するか自分の名前でも書いて無効票投票をするか、そんな感じになるだろうか?

ともあれ、百田尚樹氏の『海賊とよばれた男』 (講談社文庫)の下巻を読了。いやはや、面白かった。感動的なシーンもあり、通勤電車で読んでいた時には涙が浮かんだ。そうそう、昔見た『宇宙戦艦ヤマト』みたいな感慨も浮かんだ。石油メジャーの圧力や英国の圧迫をはね返し、自社のタンカーでイランに向かう船長たち。待ち構える英国、相手はしょせん、日本海軍にレパルス、プリンスオブウェールズなどを撃沈された弱小海軍国家とはいえ(?)、武装ゼロのタンカー故に「撃沈」される可能性も皆無ではなかった状況。少なくとも拿捕監禁される可能性はあった。実際、その前にイタリアの船がそういう目にあっていたから。

ヤマトがイスカンダルに出かけ、地球滅亡を救う放射能除去装置を持ち帰る…ドラマにも似ているではないか。日本は英国植民地をアジアから「結果としてであれ」とにもかくにも「解放」し、そして中東の植民地イランの、英国に搾取されていた石油資源を直に購入することによって、これまたイランの「独立」に貢献したのだ。偉い!!というしかない。

宇宙戦艦ヤマトには森雪だのなんだのと華麗な女性も登場するが、さすがに昭和前半~半ばの物語には、女性はあまり出てこない。自前のタンカーにも女性乗組員は皆無だったようだ。辛うじて、女性は主人公や船長の奥さんなどが少し出てくる程度で、男の物語になっているが、それは仕方あるまい。戦後、タンクの油さらいなどするシーンもあるが、これは昔もいまも女性にはできない仕事かもしれない。いや、いまや海兵隊にも女性がいるみたいだから…。
精油所建設も2年、3年はかかるといわれていたのを、10カ月で作れという社主の命令。そんなの絶対無理だといわれていたのに、なんと奇跡が起こり、完成する。工事関係者以外にも、若手社員も協力し、正月休みも返上しかけての突貫工事でもあったが、アメリカ側も熱意にほだされて、がむしゃらになったとのこと。ネバーセイネバーの世界が……。

日頃、銀行や生保や損保に対して、この大資本めと罵ることが多い我が身だが、本書を読むと、事業開発をする出光興産こと国岡商店に対して、心意気を見せる銀行マンや損保マンもいることを知った次第。ううむ、例外のない規則はない……というから、銀行や損保にも言い奴もいるのだろう(朝日新聞にもたしかにいる?)。それにしても、官僚にも前向きな人もいるが、一部というか多数派のメジャー系石油会社の言い分を真に受けて「護送船団」方式を護持しようとして、自由な競争をことさら「規制」するのに躍起となる官僚も少なくないようだ。そういう官僚主義とも闘う構図は、昔も今も変わらない? 「合併」に出光創業家側が抵抗するのも無理はない。

こういう石油メジャーとの経済戦争の実態を、僕はあまり知ることはなかった。出光といえば、あぁ、社長がマルクスとの対話みたいな本を出している人が経営していた会社かというイメージぐらいしかなかった。その本はもっているが、もう何十年も積んどくしている(と思う)。

「本屋大賞」も、どちらかというと、書店員には、「(容共)リベラル」っぽいタイプが多くて、小難しい小説や評論をありがたがるタイプが多いのではという先入観もあって、この本が「本屋大賞」をとった時も、食指が動かなかったのだが……。
その後の著者のめざましい活躍には目を見はり、 『カエルの楽園』 (新潮社)なども、オーウェルの『動物農場』に匹敵する作品と思ったものだった。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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