古本虫がさまよう 「憲法9条」を、北朝鮮にお出かけになって、平壌なまりで喋らんとあかんぜよ? なぜしないのかな。したくないのかな(笑)?
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「憲法9条」を、北朝鮮にお出かけになって、平壌なまりで喋らんとあかんぜよ? なぜしないのかな。したくないのかな(笑)?
(2016・10・3・月曜日)





1935年生まれで、女優・方言指導者の大原穣子氏の『おくにことばで憲法を』 (新日本出版社)を読んだ。
新日本出版社といえば、あの寺尾五郎の反知性主義的な「迷著」、 『三八度線の北』『朝鮮 その北と南』などの北朝鮮「ラブ・スピーチ」的ヨイショ本を作ったという点で、日本人や在日の「人権」を破壊した責任を問われてしかるべき出版社だが、それはさておき……。

(内容紹介)→「これがらはハァ、戦争は絶対ぇにやらねぇ…」「軍隊や武器はいっさい持ちまへん…」津軽から沖縄まで各地の言葉で読んだ憲法。親しみやすい響きで身近に感じてください。 本国憲法第9条を青森、岩手、愛知、京都、大阪、広島、福岡、長崎、沖縄の9つの方言で語った朗読CD付の本。

大阪弁では「わたしらの国のいうことを、相手の国が聞いてくれへんからいうて、『なーあんさん、うちところ、ミサイルかて、原爆かておますねんでぇ……』て、どこかの国みたいに、相手を脅かすようなこともせえしまへん。国と国どうしが考え方が違うたり、グジャグジャグジャグジャもめごとが起こったりしても、それをあんじょうおさめよう思うて、鉄砲やらミサイルやらは使いまへん」となるとか。

この言葉の中の「どこかの国」って、米国のことでしょうか? 北朝鮮のことでしょうか?
少なくとも、今日の日本からすれば、「相手を脅かす」言葉のみならず、実際にミサイルをぶっ放しているのは北朝鮮ですな。著者は、ご存命かどうか知りませんが、平和を愛する心に「国境」はないはず。生きていれば、今すぐ北朝鮮に出かけて、平壌なまりの朝鮮語で、上の言葉をスピーカーでもって絶叫されるといいのではないでしょうか?(生きて帰れないでしょうが、平和に殉ずる高尚な心は永遠に忘れられないこととなるでしょう?)。

著者のお言葉として、この本の末尾に「この地球上から戦争がなくなり、世界中の子どもたちが未来に夢を抱き、瞳を輝かせて暮らせる日が一日も早く訪れますように」とお書きなのですから、そういうことをする義務が、この著者や支援者たちにあるのでは? それとも北朝鮮相手には、そんな失礼なことは言わないというナショナリズム的な反知性主義者特有の「ラブ・スピーチ」的な思想信条でもお持ちなのだろうか?

能勢仁氏の『世界の本屋さん図鑑 45カ国・50書店の横顔見て歩き』 (出版メディアパル)は世界各地の本屋がカラー写真と共に紹介されている。北朝鮮の「本屋」も出てくるが……。

平壌の国営書店には、 「子どもの本、実用書、小説、参考書、辞書などは皆無」で、三分の一は金日成の本、三分の一は金日成の肖像画などが展示されていたとのこと。
「書店というより朝鮮労働党の布教施設である」とのこと。こういう書店に並ぶ本は、新日本出版社の本とて、そうそうはないだろう。上記の寺尾五郎の本なら、ここに行けば、まだ在庫があるかもしれない。もしあれば逆輸入するといいかも? というのも、日本国内では、誰かが恥かしい過去を暴かれたくないからということで、見つけ次第焚書にしているのではないかとの疑惑もあるから?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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