古本虫がさまよう スチュワーデスよ、永遠なれ…?
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スチュワーデスよ、永遠なれ…?
(2016・9・28・水曜日)





御前モカ氏の『CREWでございます! スチュワーデスお仕事日記』 (秋田書店)を読んだ。


内容紹介→Welcome aboard! 本物の元CA(キャビンアテンダント)が描く、あなたの知らないCAの世界にようこそ! 皆様はCAにどのようなイメージをお持ちでしょうか。過酷で笑える「真実の旅」へご案内いたします!!

内容紹介にある通り、元スチュワーデスによるマンガ戯画。エロス的な世界は描かれていない。重労働的な世界を面白おかしく描いた佳作かな。まぁ、大変だよね。飛行機内に仮眠室もあるとは知らなかった(エコノミー席での仮眠よりは、横になれるだけでもまだマシな待遇?)。最近は男性のクルーも多いが、男女別になっているのだろうか?

ともあれ、僕の従姉は大手飛行機会社の国際線元スチュワーデス。61歳で死亡。晩年、ちょっとした奇病で闘病していた。これも国際線故の「放射能障害」もあるのではないかと思わないでもなかったが。

それにつけても女教師・看護婦(ナース)・スチュワーデスといえば、特定嗜好分野では、永遠の花形職業。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!


以下再録(一部略)。
パンナムで翔んだ日系二世スッチーの軌跡&高井桃はなぜスチュワーデスになれなかったのか?
(2013・11・9土曜日)

刊行されたばかりのクリスティン・ヤノ氏の『パン・アメリカン航空と日系二世スチュワーデス』 (原書房)を読んだ。

これは女性学者が、かつて存在していたパン・アメリカン航空が、日米航路を新設したのに伴い、増加する日本人客向けに、日本人(日系二世)スチュワーデスをどのような方針で採用するにいたったか、また彼女たちが就職してからどのような職業訓練を受け、羽ばたいていったかなどを、当事者への取材聞き取りなどを中心に研究した本だ。

スチュワーデスというと、空のホステスでしかないと見るか、いやいや、高級職とみるのか、当時からもいろいろと見解の対立があったようだが、おおむね、白人女性の牙城だった分野に、アジア系女性が進出していったことは、当のアジア系スチュワーデスもその家族も喜んでいたようだ。

日系二世のスチュワーデスが誕生してから、さらに10年が経過してやっと黒人スチュワーデスが採用されるようになったという。それほどまでに飛行機の乗客は白人や「高級」人種が多く、そこでエアホステスをするものも白人というイメージが強かったのだろう。黒人も飛行機に乗るように、乗れるようになったから、黒人のスチュワーデスを採用したというわけでもないだろうが…。

ただ、アジア航路に関しては、白人スチュワーデスの中に、一人ぐらいは日本語のできるアジア系(日系)スチュワーデスを採用するのが、商売上の利益があるとパンナムが判断しての採用であったようだ。まぁ、そのあたりは常識的に判断してもわかる。

ステレオタイプというのか、エキゾティックというのか、一般のアメリカ人には、当時は日本人女性、日系女性に対しては「謙虚」「従順」なイメージがもたれてもいたようだ。その適性がスチュワーデスに採用され、開花(?)することにもなる?

職場内の「民族差別」、機内でも「民族差別」…。差別というか格差というか、そういうものを感じる日系二世スチュワーデスも当然出てくる。上に白人、下に黒人がいたりとか…。
スチュワーデスでも接客より機内食造りの裏方の仕事の比重が多かったり…。日本人客もクレームをする時は、金髪スッチーには甘く、有色人種に辛く…とか。
大阪発便の客の中には日系スッチーのお尻をやたら触りたがるオッサン客が多かったとか。やはりねぇ。

そのほか、パンナムのスッチーはガードル着用が絶対的義務だった時代があったそうな。また欧米人スッチーから同性愛的なアプローチを受ける人もいたそうな。ふうむ…。

あと訳者あとがきによれば、加山雄三主演映画では、海外ロケなどでパンナムが協力していたこともあり、画像の中にパンナムの看板などが出てくるそうな。『アルプスの若大将』などではヒロインの星由里子が、パンナムのローマ支局の駐在員という役どころでも出てくるそうな(そのシーンの写真あり)。若大将シリーズは、劇場でリアルタイムで見たことはない「世代」であるが、こういう映画も、そういった当時の風俗や環境を知る上で、参考にはなりそうだ。

ともあれ、そのパンナムもあっという間に潰れてしまった。潰れるにあたっては、そのノンビリ社風というか、機内備品の私物化をはじめとするいささかの問題もあったということを「告白」(告発?)していたのが、元パンナムのスチュワーデスでもあった高橋文子氏の『消滅 空の帝国「パンナム」の興亡』 (講談社)だ。この本もかなり以前に読んだので細かい記憶はあやふやだが、巨大企業が陥りがちな怠慢油断があったかと。

それ以前から「スチュワーデス」と名のつく本は愛読していた。

アリックス・デュニヤンヴィルの『スチュワーデスの日記 機上にて』という本がある。著者はエールフランスの元スッチー。

ここまでだと、サブタイトルも「機上にて」と意味深だし、当然エロス系と思われるだろうが、出版社は法政大学出版局で、1960年の訳出。

従って、実は、残念ながら(?)これはマジメな本。かなり昔に読んだので記憶が不鮮明だが、著者はたしか戦争従軍体験というかレジスタンスの女闘士、愛国婦人だったかと。戦後、エールフランスに入ってスチュワーデスになって…と。

元「日本のパンナム」いや、日本航空出身の作家である深田祐介氏の『スチュワーデス物語』 (新潮社)などはたしかドラマにもなったか? 活字はともかく、ドラマは記憶にない。見ていない。「真面目なスチュワーデス」には関心はなかったから?

高山正之氏の『アテンション・プリーズ スチュワーデスの世界』 (航空新聞社)は国会図書館にもない本ではないだろうか。古本屋で時々見かける。高山氏は「週刊新潮」の最終頁コラムを書いている元産経編集委員。羽田空港詰めの記者時代にこんな本も書いていたようだ。

竹村健一氏監修(監訳)で、トルーデイ・ベイカー&レィチェル・ジョーンズの『スチュワーデスの世界』 (白陵社)は積んどくしたまま。

あと、西原岬子氏&新井宣子氏の『翼にかけた青春』 (スポーツニッポン新聞社出版局)は昭和49年の刊行。著者二人は「英国航空」のスチュワーデス。二人の顔写真も出ているが、それをカバーにイラスト風に描いてもいる。拾い読みしかしていないが、そのころ(昭和40年代か?)海外に出掛ける若者が増えてきていたそうで、分厚いマンガ本を機内で読んでいたそうな。目的地に着いても、後生大事に手荷物にしまいこむので、捨ておきしていいですよというと、「これは外国では買えないんですよ。貴重品ですよ」といわれ唖然としている。マジメなスチュワーデスさんなのだ。そんなマンガも海外で読み捨てられ、それが今日のクールジャパンにつながったのかもしれない?

話は脱線したが、ここまではまぁ、ごく普通のスッチー本。
そのほか、入社試験問題集のような本や、スッチーが見た、いやらしくはない秘話めいた本や、時給スチュワーデスが登場しはじめた時、客の安全を守る職業が、バイトでいいのかといった告発本やらいろいろとある。そういうのにはあまり食指は動かなかったが…。

そのほかには、スチュワーデスといえば、やはりなんといっても、「看護婦」「女教師」と並ぶ特定嗜好分野の三大職業。

それ故に、「スチュワーデス日記」と書名についても、宇能鴻一郎氏の『濡れて飛ぶ スチュワーデス日記』 (講談社ロマンブックス)は、先の法政大学出版局の「スチュワーデス日記」本とは、やはり一味違う内容?
そのほか、、嶋悦史氏の『スチュワーデス恵理子』、高竜也氏の『姉はスチュワーデス』、佳奈淳氏の『黒い下着のスチュワーデス』 (いずれもフランス書院文庫)などは外せない? 

フフフの世界系翻訳モノでは、フィオーナ・リッチモンドの『スチュワーデスの手記』 (フランス書院)がある。これは著者みずからの体験記であると帯にうたっている。クリスティン・トリッドの『スチュワーデス』 (廣済堂)も参考になる?

佐野洋氏の『空翔ける娼婦』 (文春文庫)もたしかスチュワーデスが売春している云々がらみの推理小説だったかと。どんなストーリーだったかちょっと思い出せないけど、一読の価値あり。

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パンナムというと表題を思い出します。夢の外国をエキゾチックな雰囲気一杯の兼高嬢が華麗に紹介する~忘れられないですね。
加えて、相撲千秋楽の表彰式に毎回顔出しのパンナム東京支店長、流暢なのに敢えて片言の日本語を話していました。正に栄枯盛衰です!
アスペル山ちゃん  09/28/2016 Wed URL [ Edit ]
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