古本虫がさまよう キャロル・グラックよりジェイソン・モーガンがいい!
2017 06 / 05 last month≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07 next month





キャロル・グラックよりジェイソン・モーガンがいい!
(2016・9・26・月曜日)





今日(2016・9・26)発売の「ウィル」(2016年11月号)の広告で、ジェイソン・モーガン(1977年生まれ)の「(こんなに恥ずかしい日本国憲法)さっさと破ってゴミ箱に捨ててください」というインタビュー記事があることを知った。ちょうど、彼の、日本での処女作『アメリカはなぜ日本を見下すのか? 間違いだらけの「対日歴史観」を正す』 (ワニブックス)を読み終えたところだった。この本、訳者名もないから、本人自ら執筆したのだろう。日本語も達者のようだ。

(内容紹介)→米国歴史学会を痛烈に批判し話題となった新進気鋭の米国人歴史学者、初の著書!
「日本について学べば学ぶほど、『自分の国の見方がおかしい』と思うようになった」
「なぜ日本だけが謝罪を求められるのか?」先の大戦において、米航空母艦の乗組員であった祖父から
「国の為に自分の命を捧げる日本の特攻隊員の潔さ」を教えられたのをきっかけに日本研究の道を志した
気鋭のアメリカ人歴史学者が、偏見に満ちた米国の「対日歴史観」に喝を入れる! 日本が新しい一歩を踏み出すための必読書。
アメリカはなぜ日本を見下すのか?その答えを一言で表現すれば、アメリカの政治、学会、 メディアが、人種差別的、進歩主義的なリベラル陣営に よって支配されているからである。日本人自身が戦後教育によって自虐的歴史観を刷り込まれてしまったということも否めない。しかし、そのような状況を作ったのも結局アメリカである。私がいきついた結論は、アメリカのみならず
世界が抱く誤った対日歴史観を早急に再検討する必要があるということだ。
――「はじめに」より



幼少の時、近所に住んでいた日本人家庭と接触し、日本に関心を持つようになったという。基本的には、アメリカのリベラル教育を受けて、太平洋戦争にしても、もちろん、アメリカが善玉で、ルーズベルトはアメリカの危機を救った偉人と考えて成長したとのこと。しかし、祖父の対日戦争体験などを聞き、複眼的な視点から現代史などを見直すようになっていく。やがて日本に留学、中国なども訪問。そうした諸国遍歴を経て、南京事件や慰安婦問題などでも、アメリカの歴史学者の浅薄な歴史観を批判するようになっていく。
そうした実証的な歴史見直しを行なう「歴史再審論者」(歴史修正主義)が、ナチスのアウシュビッツ虐殺はなかったといった陰謀論者といっしょくたにされたり、また「人間が月まで行ったことを疑う人や、エジプトのピラミッド宇宙人が作ったと主張する人や、飛行機雲は政府が市民を支配するために撒き散らしている麻薬だと喧伝する人などと一緒くたにされてしまった現在の風潮は、非常に残念であり、危ういものだ」と指摘しているが同感だ。

近年、ヘンリー・ストークスさんの『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』  (祥伝社新書)やケント・ギルバードさんなどによる「日本評価本」「進歩的文化人」批判の書が出るようになってきたが、植村隆朝日元記者をアメリカ講演行脚に招待するようなキャロル・グラックさんのようなリベラル左派の日本現代史研究者を批判しうる若手研究者として今後を期待したい。ケビン・ドークさんも、最近、一般向けの本として『日本人が気付かない世界一素晴らしい国・日本』 (ワック)を出しているが、まぁ、こういう人が、日本大使、日本公使やそれに準ずる公的な肩書を得て、広島長崎のみならず靖国神社に参拝していけば、いい時代になるのだろう。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
スポンサーサイト
 | 思想  | TB(0)  | CM(0) | Page Top↑
Secret




TrackBack URL
→http://kesutora.blog103.fc2.com/tb.php/2674-68f431d1

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

カテゴリ