古本虫がさまよう 千代田区立図書館の「禁帯」は、言論弾圧のための手段なのか? それとも単なるケチだから?
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千代田区立図書館の「禁帯」は、言論弾圧のための手段なのか? それとも単なるケチだから?
(2016・9・3・土曜日)






昨日は有休。午後神保町界隈へ。古書会館では、石黒敬七氏の『にやり交遊録』 (日本週報社)を200円(税込み)で購入しただけ。何しろ頭の中には、古女房の「読みもしない本は買うな!」との罵声がこびりついているから……。
この本、ちょっと珍しいかなと思って、帰宅して「日本の古本屋」を見てみたら案の定、1500円、2000円、2160円で出品している古本屋があった。ううむ。柔道家のようであるが、戦前、戦中、戦後、なかなかユニークな交遊が著名人とあったようだ。現代史の一端を垣間見ることのできるエッセイ集ではないか。将来古本屋をやる時には、高く売れるかなと「にやり」?

そのあと、久しぶりに「いもや」の豚カツ定食(800円税込み)。午後3時すぎでカウンター席が空いていたのでさっと入れた。だが、すぐに混んできて数人待ち客が発生。ここ数年、豚カツ定食はここでしか食べたことがほぼない。やよい軒の豚カツ定食を一度食べたが、ううむ……。しょうが焼き定食にしておくのが無難? まぁ、「いもや」がある限り、同じ程度のお値段の豚カツ定食を食べる必要はなし。カウンターの無料の漬け物をむしゃむしゃと食べる。
「いもや」の天丼屋は相変わらず閉まったまま。「てんや」の似て非なる割高天丼を数回食べたが…。イマイチ感は消えない。天ぷら定食の「いもや」は健在なのだが、ここにはあまり入ったことはない。天丼よりちょっと高いのが玉にきず?

それはさておき、松本昌次氏の『戦後編集者雑文抄 追憶の影』 (一葉社)という本が最近刊行されている。この人は元未來社の編集者。過去にも自叙伝的な本を刊行。北朝鮮びいき(?)のようで、違和感の残る内容であったことは、すでに本欄で指摘ずみである。

だから、僕としては買ってまで読む必要はないなと思い、図書館で借りて読むつもりだが、いまのところ都内の図書館でこの本を所蔵しているのは数カ所程度。だが、所蔵しているにもかかわらず、この本を「禁帯」にしているのが千代田区立図書館。二冊所蔵していて一冊をそうしているならともかく、一冊のみ所蔵で、それを「禁帯」にしているのだ。頭は大丈夫か? と言いたくなるではないか。

一冊10万円もするとか、百科事典並に分厚い事典で、貸し出しには適さない、図書館の机で資料的に使用する目的の「書」を「禁帯」というならまだしもだが、単なる普通の単行本でしかない。まさか、著者がリベラル左派(左翼?)だから、危険な内容本なので、「禁帯」にしているというわけか? もしそうだとしたら言論弾圧? 千葉のどっかの図書館関係者が、保守系の論者の本だけ、新刊本でもさっさと「焚書」にして図書館から追放して、利用者の目に触れないようにしたのと「五十歩百歩」の措置? まさか? いや、ネバーセイネバー?

ともあれ、予算の都合で(?)というのなら、千代田区立図書館も、「区民、利用者のみなさま、当図書館ではコンシェルジュ設置などマスコミ受けを狙っての人件費にお金がかかり、その分、図書予算が少なくて、他の図書館なら貸し出しする本も貸し出しできない状況です。普通の図書館なら、一人あたり15冊や20冊ぐらい予約・貸し出し可能なのに、当図書館は千代田区民でも10冊、区民でないとたったの5冊しか貸し出しを認めていません。他の区立図書館並みに貸し出しすると、図書館の常設棚がスッカラカンになるのが恥ずかしいのでできないのです。ともあれ、この松本さんの本、どなたか貸し出し用に一冊恵んで、いや寄贈していただけませんでしょうか。寄贈してくださった方には、今後、特別に5冊の人は6冊、10冊までの人は11冊貸し出しできるように取り計らいますので……」とやったらいいのではないか?

とにもかくにも、普通の単行本を図書館なのに、貸してやらないからな、読みたければ、館内で読みなさいというお代官様図書館(昭和40年以前に刊行された本は、一律「禁帯」にし、他の図書館なら、汚本でもない限り、貸し出しにしている本も「禁帯」にしている中央区立図書館はさらなる官僚主義的図書館であるが)。

出版史フェアでもやっていて一時的に「禁帯」にしているわけでもなさそうな(千代田区立図書館は、よく何とかフェアといって、ズラリと関連書を並べてうれしそうにしている。そしてその時は、フェア用棚に本を並べ続けなくてはならないからということでか、その本を一時的に「禁帯」にしてしまうのである。本末転倒)。

本当に「官僚主義」の固まりみたいな図書館だ。貸し出し(返却)コーナーもまぁ、きれいな制服を着て椅子にお座りになり、座ったままの対応(それはそれで別にいいとは思う。いちいち立ったまま利用者と応対しなくてもいいとはおもうが、一時が万事というからなぁ)。

CDの「蔵書」も貧弱。文京区などはレコードもCDも新聞で紹介される程度のコレクションがあるが…(最近、産経新聞で拝見した記憶がある)。近年千代田区立図書館でCDを借りることはめったにないが、普通図書館でCDを借りて返すと、一枚一枚チェックして傷がついてないか、破損されてないかといった感じで確認する。手にとって見ている。さらに、新宿区立図書館だと「音飛びなどありませんでしたか」と聞く。

ところが千代田区立図書館って、CDのカバーをかぱっと開けて、中に「鎮座」しているのを確認したら、それでおしまい。取り出してCDが少なくとも「割れてない」かどうかの確認ぐらいはすればいいのに、面倒なのかそんなこともしない。しかし、それでは、万が一利用者が破損したりしていても、そのまま入れておけば見抜けないといったこともありうるだろう。危機管理意識がゼロに近くないと、そういうことはできまい(最近改善されていたらごめん遊ばせ?)。
いまどき、自治労が支配する「(革新)自治体」の市役所の窓口でも、こんな優雅な対応はしないのではないか? そういえば、岡田一郎氏の『革新自治体 熱狂と挫折に何を学ぶか』 (中公新書)は積んどくしたままだが……。千代田区立図書館は「革新図書館」か?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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