古本虫がさまよう 消費者が「まっ直に本を買わなくなった時代」に本屋(古本屋&出版社)は如何にして生き残れるか?
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消費者が「まっ直に本を買わなくなった時代」に本屋(古本屋&出版社)は如何にして生き残れるか?
(2016・8・24・水曜日)





石橋毅史氏の『まっ直ぐに本を売る ラディカルな出版「直取引」の方法』 (苦楽堂)を読んだ。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
書店の利益を増やす。書店が求める冊数を、即日出荷する。返品率は10%台ー。尖鋭にして根源的な本の売り方「直取引(トランスビュー方式)」のすべてを解剖する。


トランスビューという出版社が取り入れたユニークな本屋との直接結びついた形の販売方式を紹介しつつ、本屋と出版社の現状と今後をルポした本。
本は読むだけというか、著者(出版社)と読者との間の「中間経路」がどうなっているかについては、あまり知識がないので、いろいろと参考になった次第。安原顕さんだったか、中央公論を辞めて、自分で出版社を作ったものの、日販だったか、流通部門との交渉で、新参者の出版社がいかに大変というか、不利な扱いを受けているかを告発している本があったかと。その構造はいまもあまり変化はないようだが……。
アマゾンなどの動向も紹介されている。

最近は、新刊書店であまり本を買わなくなった。ブックオフや昔ながらの古本屋もあるし、図書館もあるし……。まぁ、なるようになるしかない……。近年エンゲル係数が上昇というニュースが流れるが、これは所得の伸びが止まり減少すると共に可処分所得も減り、いわゆる「教養娯楽費」が、新聞は購入しない、週刊誌も購入しない、本も購入しないということで、それらは図書館などで「消費」するというタイプの人々が定年者などを中心に増えていることが背景にあるのではないか。その分、エンゲル係数の比率も増加する。

新聞の人生(家計)相談欄で、アドバイザーが、家計簿を見て、食費がどうのこうのと節約を勧める時(外食を減らしましょうとか?)、必ずといっていいほど「教養娯楽費(新聞など)」としての金額は一定不変で削減の対象にはならないことが多いと思うが、一般の人々は、とっくに、そういうのを削減しているのだろう。学生なんかは特にそう。

引き続き、北田博充氏の『これからの本屋』 (書肆汽水域)を読んだ。

いか文庫さんの「エア本屋という生き方」や、海文堂書店 元店長さんの「読み手側になった元本屋」、二万冊以上の個人蔵書をもつ根岸さんの「夢の本棚住宅に暮らす」等々、本屋経営者・関係者のみならず、さまざまな本好きへのインタビューなどが掲載された本。

個人的には二万冊以上の蔵書を持つ人の新築した家の構造などを興味深く拝見拝読。ううむ…と。たしかに家を新築する時に、これだけ「本棚」を付随する形というか、「本棚」優先で建築すると、こうなるかと。以前紹介した、松原隆一郎氏&堀部安嗣氏の『書庫を建てる  1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト』  (新潮社)も画期的なものだったが。

我が「実家」は「本棚住宅」というより「古本屋敷」となり、まぁ三万冊? ともあれ、両親が亡くなったあと空き家となっていた「実家」に置いたままにしていた本が雨漏りやらでカビが生えたり…といった体験をしている海文堂書店の店長の回顧なども参考になる? 明日は我が身? 海文堂書店も、閉店する前に何度か立ち寄ったことがあるだけに懐かしく拝読。

最近は、新刊書店をゆっくりとブラブラしながら本を物色することもほとんどなくなってきた。流行のブック&カフェ型式の本屋(古本屋)はあまり好きではないので立ち寄ることもない。せいぜいで古本屋や古本市を週末、週一回程度足早に走破する程度。最近、神田の古書会館の古本市にも「強気」(?)のお値段の古本が増えてきたみたいだけど、そういうのはめったなことでは買わない? もう、これ以上、買わなくても、本は多々あるし。古女房からの圧力もあるし……。「青春18切符」で名古屋や静岡や仙台に行く気力(体力?)も最近は薄くなってきたし……。東京周辺は「猛暑」というほどではないが、せっかくの「24時間フリー切符」(東京メトロ)も、都内で3回乗り、さて、新高円寺駅から荻窪駅までさらに足を伸ばして古本屋(ささま書店など)を見るかという気力が出てこない。疲れた…もう帰ろうということで、4回目を利用して終わりということも。これではいかんのだが?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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