古本虫がさまよう 『ソドムの百二十冊』より『フランス書院(富士見ロマン文庫)の百二十冊』のほうがイケル?
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『ソドムの百二十冊』より『フランス書院(富士見ロマン文庫)の百二十冊』のほうがイケル?
(2016・8・22・月曜日)


樋口ヒロユキ氏の『ソドムの百二十冊 エロティシズムの図書館』 (青土社)を読んだ。

内容紹介→性とエロスの禁断の図書館へようこそ。ソポクレス、サド、フロイト、バタイユ、アルトー、マンディアルグ、ドゥルーズ=ガタリ、コリン・ウィルソン、 葛飾北斎、夏目漱石、森鴎外、澁澤龍彦、川端康成、 筒井康隆、三島由紀夫、中上健次、寺山修司、野坂昭如、 倉橋由美子、村上春樹、古屋兎丸、丸尾末広、 『新約聖書』、『古事記』…… 当館では、これまででもっとも危険で、もっとも恍惚とした、 書物たちとの出会いをご用意してみなさまのご来館をお待ちしております


エロ本といっても、こちらは少々、文学的というか、レベルの高い(?)エロ本が多い。我が家にあるエロ本とはちょっと次元が異なる。それゆえに、紹介されている本で、手にした覚えがあるのは、森鷗外の『ヰタ・セクスアリス』 (新潮文庫)、佐川一成の『霧の中』 (話の特集)など数冊程度。

まぁ、こういうのもいいけど……。やはり即物的に、フランス書院文庫の『狙われた女教師』とか『兄嫁は二十八歳』とか『若未亡人』とか…そんなほうがいい? もう少し文学的匂いを漂わせるとしても、富士見ロマン文庫の『年上の女』とか。それぐらいならついてイケルけど?

最近、西門京氏の『僕と若叔母』 (フランス書院文庫)を再読したが、ううむ、これはイケル? 叔母夫婦の家に時々、予備校の春夏などの講習に参加するために一時的に下宿する中学三年生(童貞)が主人公。

恭一は忘れられなかった。奈緒子(28歳!)の艶めかしき熟肌を。蕩ける乳房に顔を埋め、牝香に包まれた、あの日々を。上京するたび、美しく、豊麗に変わっていく若叔母。刺激に満ちた同居生活に、若牡の高まりは頂点に達する。「ずっと前から、叔母さんとセックスしたかったんだ」春にも夏にもできなかった夢の交合が、今現実となる!

夫が仕事熱心でセックスレスになり、子供もいない欲求不満の28歳の若叔母の葛藤が実によく描かれている。

「絶対ダメ!」
「ダメ!」
「ダメよ…」
「ダメかもよ」
「あれはダメよ、でも見るだけならいいわよ」
「あれはダメよ、でも触るだけならいいわよ」
「(少しだけなら、お口だけなら)ダメじゃないわよ」
「(もっと奥までしてくれなきゃ)ダメよ!」


といった叔母の「ダメよ・葛藤」の連続活用転向型が描かれているから。

本書では、叔母以外に少年を誘惑する余計な隣の未亡人なども出て来ない。一対一の、少年と若叔母の「真剣一本・一棍・一穴勝負?」なのだ(最近のフランス書院の作品は、とにもかくにも、何人も美女・熟女を出せばいいだろうということで、義母か兄嫁だけでいいのに、 「隣家未亡人」だの「担任の女教師」だの、「同級生」だのといった余計な登場人物が多すぎる。少年の、一人の年上の女に対するピュアな性愛ストーリーが読みたい?)。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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