古本虫がさまよう 米原いたるの自叙伝『私のあゆんだ道』を読破! 知性ある人は、こんな間違いだらけの道を歩んではいけません!
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米原いたるの自叙伝『私のあゆんだ道』を読破! 知性ある人は、こんな間違いだらけの道を歩んではいけません!
(2016・8・14・日曜日)


昨日(土曜日)は、お盆中ということもあってか、古本市もなし。ということで家から一歩も出ずに自宅で読書三昧。ブログ更新のために、数日分を書き貯めしたり……。

まだ明るいうちから、スペインワインやビールなどを飲みながら読書も。ふと、本棚を見ると、米原いたる氏の『私のあゆんだ道』 (東京民報社)という新書サイズの本があったので手にして読み出したが、まぁ、愚かなというしかいいようのないコミュニストの自叙伝だった。1968年1月1日発行とある。

以前、古本屋かどこかで、米原いたる(米原 昶)氏の『自主独立の十年』 (新日本出版社)を購入し、ぱらぱらとめくって、自主独立…スターリン批判など、1967年刊行の本だが、我田引水的に釈明しているみたい? 娘さんの米原「万里」さんも、「万里の長城」がらみの命名だったのだろうか? ソ連から中共に乗り換えても、日共は毛沢東とも対立も? まぁ、イデオロギーに振り回される人生は虚しいだけ?といった「読後感」を書いていたが……。

ちなみに、ウイキペディアによるとこういう人だ。

米原昶→よねはら いたる→生年月日1909年2月7日 出生地鳥取県八頭郡智頭町
没年月日1982年5月31日(満73歳没)
出身校第一高等学校放校(退学処分) (現・東京大学)
所属政党日本共産党 配偶者妻・米原美智子 国会議員。
来歴・人物[ソースを編集]

鳥取県八頭郡智頭町生まれ。智頭町は江戸時代から宿場町として栄え、実家は代々「もめんや」の屋号で呉服類や小間物の商いをしていた[2]。旧制の鳥取中学(現在の鳥取西高)を経て旧制一高に入学するも、学生運動に携わったことで放校処分が下る。一高在学中より27年テーゼや社会科学研究会などを通じて日本共産党への関心を深め、弘世 哲夫の変名で地下活動をおこない、1945年、第二次世界大戦の敗戦と民主化により合法化された同党へ入党。

その後も共産党の活動を続け、1949年、第24回衆議院議員総選挙に鳥取県全県区から同党の公認候補として出馬しトップ当選を果たす。所謂「五〇年問題」により党内が所感派、国際派に分裂する中、再選を期して臨んだ1952年の第25回衆議院議員総選挙で落選、以後同選挙区から2度立候補するが何れも当選には至らなかった。鳥取県内の選挙区から立候補して当選した共産党国会議員は、現在に至るまで米原のみである。

1959年から1964年までの5年間、『平和と社会主義の諸問題』誌編集委員として党から派遣[3]、家族とともにチェコスロバキア・プラハへ赴任する[4]。1967年の都知事選挙では共産党推薦候補となるも、社会党の呼び掛けに応じ出馬を取りやめ美濃部亮吉候補に一本化する(当選者は美濃部)。
1969年、第32回衆議院議員総選挙で東京2区に転じ、17年ぶりに当選を果たす。前回に続いて共産党が躍進した1972年の第33回衆議院議員総選挙でも当選するが、1976年の第34回衆議院議員総選挙にて次点に終わる。以後は地盤を榊利夫に譲り政界からの引退を表明。1982年5月31日、筋萎縮性側索硬化症により東京都渋谷区の代々木病院にて死去。73歳。
家族[ソースを編集]
父 章三 – 元貴族院議員。日本海新聞初代社長。
兄 穣 – 実業家。元日本海テレビジョン放送社長。
弟 弘 – 東京帝国大学農学部卒。東京大学名誉教授。
妻 美智子 – 日本婦人団体連合会事務局長などを歴任。2003年死去。
長女 万里 – 文筆家。2006年死去。
次女 ユリ – 料理研究家。井上ひさしの妻。



『私のあゆんだ道』は、1968年1月刊行ということもあり、チェコの悲劇、プラハの春には直面していなかっただろうが(家族と共に1959年より1964年までチェコに駐在)、どんなふうにコメントしたことだろうか? 探して読んでみたいものだ。

この本でも、朝鮮戦争はアメリカ側が仕掛けた戦争であると断定(1956年のハンガリー反革命などについての記述は何もない。何も言えないからだろうか?)。

「アメリカ国務省顧問ダレスから激励を受けた『韓国軍』は、六月二十五日、三十八度線の全線において、侵略戦争を開始しました」

まぁ、見てきたような嘘をよく書けるものだ。「反知性主義」にもホドがある断定調。ハンガリー動乱に関しても、せめて同じようなことを書いたらいかが? それは書けないのか? 「ソ連はハンガリーに対して侵略戦争を開始しました」とは?

東ドイツを訪れては、西ドイツに米軍基地があるのは日本と同じと批判(東ドイツにもソ連の軍事基地があったのでは?)。

本書の最終頁には、なぜか本人と奥さんと娘二人の家族四人の写真が掲載されている。こんな教条主義的、独善主義的な父親に育てられたら、どんな娘になるだろうかと心配してしまう? いやいや、親はなくても子は育つ。レーガンの娘だってリベラルだったか? 親は親、子供は子供。親の「罪」を子供に背負わせることはあるまい? 子供は独立人格なのだから。 失礼候。

それにしても、愚かな共産主義者、イデオロギーの亡者の書く自叙伝は、歴史の流れに耐えられないことが自明。本書でも、野坂参三さんバンザイだし、冒頭に野坂さんの推薦文が麗々しく掲載されている。
他にも妄言多々ある。例えば、チェコや北朝鮮の医療体制がいかに素晴らしいかを書いている。

「北朝鮮では、「千里馬」という映画に出てくるような立派な勤労者住宅が全国いたるところに建っていて、これが十五年前アメリカの爆撃で全土が廃墟となった国かとおどろきましたが、さらにその家賃が「給与の二パーセント」ときいて、びっくりしてしまいました。住宅不足と、高い家賃に苦しんでいる日本とくらべると、まったく夢のようだといっても過言ではありません」

この筆致からすると、北朝鮮を訪問したこともあるようだが、そういう地獄を天国とみなすかのような「反知性主義」極まる、日共&北朝鮮の合同デマ宣伝に載せられて「帰国運動」の犠牲者となった在日やその配偶者(日本人妻)や子息の救援のために、米原さんや日本共産党は今までなにをしてきたのだろうか? 比較的まともなことをやっていた赤旗元平壌特派員の萩原遼氏を除名するしかノウのないのが共産党ではないか。本当に情けないグロテスクな尊大極まる独善主義的な独裁政党というしかない。間違いと気づいたら、路線を修正して「正しい道」を歩んだらいいのに。

米原サンは、共産党系出版社から出た、寺尾五郎の北朝鮮ヨイショ本(『三十八度線の北』新日本出版社)を愛読したことだろう。だが、同じく在日で当初北朝鮮に期待したものの、すぐに楽園の嘘を見破った関貴星氏の『楽園の夢破れて 北朝鮮の真相』 (全貌社、1962年)、『真っ二つの祖国 続・楽園の夢破れて』(全貌社、1963年)を読まなかったのだろうか。読んで、よく考えていれば、1968年1月に刊行した自叙伝の内容に、いささかの「知性」を反映させることができたはずではないか? 彼らが受けた苦しみは、あなたが自叙伝の中で、糺弾している戦前の日本にて苦悩した人々以上のものがあったのではないか。間違った選択(帰国)を勧めた言論責任を痛感しないのか?
戦前戦時中の日本では、治安維持法のみで死刑になった人はいないが、北朝鮮や中共やソ連でどれだけ多数の人間が、ささいな犯罪をでっち上げられて「投獄」や「粛清」(殺戮)されたことか。そういうことへの視点が欠けている人の「正義」や「平和」ということばを信用することはとてもできない。

さらにはトロキツスト批判ということで、春日庄次郎などが党大会に出れば圧倒的少数で負けることがわかったから党から脱走したと批判しつつ、「この人たちは、少数は多数にしたがうという、ごく簡単な民主主義の初歩的ルールさえ守れない人たちだったのです。そんな個人主義的な考え方で、どうして幾百万、幾千万の人民を団結させなければならない共産党の活動ができるでしょうか」とも。

おやおや、「少数は多数にしたがうという、ごく簡単な民主主義の初歩的ルールさえ守れない」のは、ほかならぬ共産党ではないのか。多数決で物事を決めるという議会制民主主義のルールに難癖つけて、そういう国会内での「少数」を誤魔化すために徒党を組んで、あたかも「多数」はわれにありと偽称しようと国会前で街頭デモを展開するのでは? かといって、ソ連のアフガン侵攻など、チェコにしても(?)非難声明は出しても、大使館前で大規模な抗議活動はしたりしないことで、奇妙なバランスを取る。本当に、口先だけの政党というしかない。

そういえば、神谷不二氏の『朝鮮戦争』 (中公新書)は1966年2月に刊行されている。朝鮮戦争が南から攻めたなんてことがありえないことを実証した作品。読んでいなかったのか? それでも、1968年刊行の本で、朝鮮戦争に関して、「アメリカ国務省顧問ダレスから激励を受けた『韓国軍』は、六月二十五日、三十八度線の全線において、侵略戦争を開始しました」と断言するような人は、どう考えても「反知性主義」の人というしかない。これがまだ1955年ごろに出た本というのなら、まだ情報が乱れ飛んでいたから同情もできるが……。いくらなんでも1968年の段階では……。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!

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