古本虫がさまよう  区立図書館は「兄嫁」がお嫌い?国会図書館は「兄嫁」が好き! 「吉田ドクトリン」と「兄嫁エレクト」は永遠なり?いざ来いニミッツ、マッカーサー、キンドル、そして兄嫁?
2017 09 / 08 last month≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10 next month






 区立図書館は「兄嫁」がお嫌い?国会図書館は「兄嫁」が好き!
「吉田ドクトリン」と「兄嫁エレクト」は永遠なり?
 いざ来いニミッツ、マッカーサー、キンドル、そして兄嫁?

(2016・8・9・火曜日)




磯川全次氏の『雑学の冒険 国会図書館にない100冊の本』 (批評社)を読んだ。

内容紹介文→【例 言】・本書は、「国会図書館にない本」を100冊選び、その各冊について、それがどういう本か、なぜ国会図書館にないのか、などについて考察したものです。・各冊の紹介は、極力、簡潔を心がけました。表紙・扉などは、その本の個性をよく表現していますので、全冊について、図像を掲げました。
・100冊は、基本的に、礫川が架蔵しているものから選びました。選択の偏向は、蔵書の偏向ということで、ご諒承ください。
・記述の適否についてのご指摘、100冊の内容などについてのお問い合わせ等を歓迎します。・「雑学」に徹しようとした本ですが、それに徹することの中で、見えてきたこともあり、そうしたことに、かなり筆を費やしてしまいました。ご意見などいただければさいわいです。


国会図書館には、日本が刊行されたあらゆるすべての本が所蔵されていると思われがちだが、そうではないということで、例えばこの100冊が…ということを論じた本である。カバヤのオマケの文庫本なども国会図書館にはないよと。ううむ。

そういえば、日経新聞を購読していると、時々『日経回廊』なる「本」がポストに投函されていることがある。バーコードもなく値段も書かれていない。体裁は、ハードカバーの大判の単行本といった体裁ではある。8号は、カラー写真豊富で、ホモセクシュアルやホモソーシャルを理解する5冊の本――といった書評やら女優の写真やら対談やら、いろいろと掲載されている。この前も、神田古書会館の古本市にても売っていた。手にはしなかったが、値段もついているのだろう。ブックオフに持っていってもバーコードもなく定価もないからという理由で買い取ってもらえないだろう。

だが、こういう冊子も国会図書館にはないのだろうか?

ともあれ、区立図書館にはエロス本の多くは所蔵していないが、国会図書館はちゃんと所蔵しているのは偉い。メインタイトルに「兄嫁」と名のつく本など、区立図書館にはほとんどないのに、国会図書館にはちゃんとあるのだから。だからといって、『国会図書館は「兄嫁」が好き』なんて本は書けないだろうが……。

それはさておき、「兄嫁」(義姉)と名のつく本は、思春期以降(?)いろいろと読んできた。
自分が長男なので、現実の「兄嫁」と出会うことはなかっただけに、憧れ(幻想?)もあったのだろうか?
フランス書院文庫で検索すると(2016年6月某日調べ)、登録されている全作品(2406冊)の中で、「兄嫁」でヒットするのは「78冊」。書名に「兄嫁」がなくても、内容的に「兄嫁」が登場する作品もヒットしているようだが、女教師(249冊)、看護婦(37冊)、スチュワーデス(21冊)、叔母(98冊)、未亡人(155冊)と比べても遜色がない?
未亡人の場合、「未亡人兄嫁」として重複することも。いや、女教師や看護婦やスチュワーデスなども「兄嫁」と重複することもあるかも。重複すると、「ダブル」「トリプル」的にフフフ感というかタブー感が高まる効果を発揮するといえようか?

まぁ、血縁など「近親相姦」的なタブーはない「兄嫁」文学の中では、高竜也氏の『兄嫁は二十八歳』 (フランス書院文庫)が標準的な傑作かと。「葛藤」なきポルノ小説はつまらないが、この作品は、一応、少年(義弟)の求愛に対して――

「絶対ダメ!」
「ダメ!」
「ダメよ…」
「ダメかもよ」
「(少しだけなら、お口だけなら)ダメじゃないわよ」
「(もっと奥までしてくれなきゃ)ダメよ!」

といった兄嫁の「ダメよ・葛藤」の連続活用転向型が描かれているから。

ということで、最近の「兄嫁」作品ということで、深草潤一氏の『兄嫁 真理子の手ほどき』  (二見文庫)を読もうとして、無事中古古本屋で購入したのはこの前報告した通り。

内容紹介→「焦らしてほしいの……」美しい肢体の奔放な反応に身も心も翻弄されて── 28歳の達也は婚約者との結婚を決めたばかり。だが、彼の心にはずっとひっかかっている存在があった。 それは亡くなった兄の妻・真理子。兄が存命の頃、彼女との間に秘密の一夜があったのだった。そんなある日、彼女が住んでいる部屋で、意外な一面を目の当たりにしてしまい……。股間にしみる書下し官能エンターテインメント!

主人公が28歳のいい歳した青年で、婚約者もいるのに……というのが、この分野の作品としては珍しい設定。普通は18歳以下の童貞が主人公になり、兄夫婦の家に下宿したり、海外勤務から戻ってきたので同居したりして間近に接する年上の女の肢体や下着に魅惑され、毎晩エレクトしてしまい(?)、それがバレて、二人の葛藤が愛に高まり(?)、そして終に甘美な初体験をするものだから? さらにその歳だから、婚約者がいる。そして、兄嫁は「未亡人」(といっても再婚ずみ)。さて、どんな展開になるかと期待して一読。
二見文庫のこの手の小説は、兄弟会社のマドンナメイト文庫に比べて、少し「大人」感のある内容が特色。この本も、兄の結婚相手を見てあこがれ、学生時代に風邪の見舞いをしてもらった時の「一夜の体験」が忘れられなく、兄が交通事故で死んだ時は、親からも結婚相手として検討するように言われたという伏線があった(子供もいたから)。だが、兄嫁は再婚。本人も年下の女性と婚約。婚前交渉も順調。婚約したことを兄嫁に報告しに行ったところ……というストーリー。それなりの「葛藤」も描かれている佳作でした。

それはさておき、『爆乳兄嫁の誘惑 杉原杏璃 必撮!まるごと☆ Kindle版』なんてのもあるようだ。ううむ、読みたい(見たい?) フランス書院文庫も、「活字」オンリーではなく、キンドル版では、こういう「写真」「映像」を「挿画」のように入れていけば、そこそこのお値段の高さ(紙本と同じ程度)でも、より売れるのではないか?
 図書館が逆立ちしても置こうとはしない分野の本に特化して刊行していくのは経営戦略的にもいいのかもしれない。いや、すでに Audible版などがあって、音声付きでキンドルで「見る」「聴く」「読む」ことができるのもあるそうな? そういえば、キンドルも最近行方不明?

「いざ来い」ならぬ、「出てこいニミッツ、マッカーサー、キンドル、そして兄嫁。出てくりや地獄へさか落としか、天国へ昇天か?」 キンドルっていう名の提督もアメリカ軍にいたかのような? いや、いないか? 
 
それにしても、冒頭で少し触れたが、都内の普通の図書館は「兄嫁」で検索しても、ほとんどヒットしない。たまに、千野隆司氏の『若旦那の覚悟-札差高田屋繁昌記 1』 (ハルキ文庫)などが出てくる。この時代小説の中に、「兄嫁の姿 朱色の珠簪 消えた縁談」などがあるので、ヒットするようだ。しかし、江東区立図書館は、川奈まり子氏の『僕の兄嫁(ねえ)さん』 (双葉文庫)、藍川京氏の『兄嫁』 (幻冬舎アウトロー文庫)を所蔵しているから偉い?

国会図書館の検索で「兄嫁」を入れるとと、150点ぐらいヒットして、今年だけでも、深草氏の先の作品はまだ所蔵されていないようだが(?)、 『兄嫁進呈・義母相続』 (麻実克人氏/フランス書院文庫)、 『兄嫁の家で居候 : さらに美母娘が… 』 (御室悠二氏・フランス書院文庫)、 『したがり若未亡人 : 未亡人義母と未亡人兄嫁と未亡人女教師』 (永峰彰太郎フランス書院)、 『兄嫁』 (嶋悦史)など続々と出てくる。もっとも「兄嫁」と違って「未亡人」は、一般図書館でもヒットする数は多い(もちろん、いわゆるエロス的な「未亡人」モノはやはり少なく、あくまでも通常的な未亡人にまつわる本が圧倒的多数派だが)。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
スポンサーサイト
 | エロス  | TB(0)  | CM(0) | Page Top↑
Secret




TrackBack URL
→http://kesutora.blog103.fc2.com/tb.php/2619-59af87e5

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

カテゴリ