古本虫がさまよう フェチがはびこる性風俗現場を垣間見る――「せんべろ酒場」ならぬ「せんべろ風俗」の誕生?
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フェチがはびこる性風俗現場を垣間見る――「せんべろ酒場」ならぬ「せんべろ風俗」の誕生?
(2016・7・29・金曜日)




ジャン・ストレフの『フェティシズム全書』 (作品社)を拾い読みした。作品社から出ている一連のフフフシリーズの一冊?


内容(「BOOK」データベースより)
死姦を好んだ古代エジプト人、少年の小さなペニスと交わった古代ギリシア人、無毛の女性器を尊んだ古代ローマ人…。そして、現代の下着、制服、ボンテージ、体液・分泌物フェチ…。人類は、先史時代から21世紀の今日まで、あらゆるものを偏執的な性欲の対象としてきた。本書は、精神分析からポルノグラフィまで、ハイヒールからペットまで、幼児から老人まで、文明の曙から現在までの、人類の尽きざる逸脱と退廃のフェティシズムの世界を集大成し、性の奇怪な深淵を描ききった、世界初の“フェチの百科全書”である。図版1200点収載。



阿部定や谷崎潤一郎なども紹介されている。まぁ、人それぞれではあるが、性欲というのかそれへの関心分野は多種多様。この本の中でもどこかで指摘されていたが、やはり幼児というか少年少女時の「性」体験(セックス以前)が、のちのちの性癖にまつわる生涯を決定するのかもしれない。

僕が小学生後半のころ、「少年ジャンプ」連載の永井豪氏の『ハレンチ学園』が流行り、スカートまくりが当時の風物詩(?)となった。実際やっていた? ということで、パンティへの魅惑というのが、一種のフェチとして、当時の少年たちへの意識を強く支配拘束することになったのではないか?

そして、その時、ホワイトのみならずピンクのカーテンならぬ、ピンクのパンティに遭遇すれば……。いくらなんでも、当時の小学生・少女が穿くパンティは白が原則。しかし、ピンクはそこそこあった。女性らしいから? だが、さすがに「黒」「紫」「赤」はなかったと思う。それもあってか、僕は、その手の色の下着にはあまりコーフンしない。やはりピンクか?

また、ラウラ・アントネッリ「青い体験」のポスター(窓拭きをしている彼女のスカートの中というか、ふとももやガーターではなくパンストでもないが黒いストッキングの留め部分があらわに見えて、それを覗く少年が、何気ないフリをしつつ横目で興味津々と盗み見している)を想起もする。「年上の女」と少年とのフフフの始まる前によくあるフェチシーンだから。

ともあれ、本書ではそうした下着(パンティ、ガーターベルトほか)や肉体部分、太股(日本を代表するフトモモ作家・牧村遼氏は紹介されてない?)や体液などに固執するさまざまなフェチ(睦月影郎氏も紹介されていない?)が紹介されている。いや、勉強になる?


引き続き、坂爪真吾氏の『性風俗のいびつな現場』 (ちくま新書)を読んだ。

内容(「BOOK」データベースより)
わずか数千円で遊べる激安店、妊婦や母乳を売りにする店、四〇から五〇代の熟女をそろえた店など、店舗型風俗が衰退して以降、風俗はより生々しく、過激な世界へとシフトしている。さらに参入するハードルが下がり、多くの女性が働けるようになった反面、大半の現場では、必ずしも高収入にはならない仕事になっているのが実態だ。それでは、これから風俗はどこへ向かっていくのだろうか。様々な現場での取材・分析を通して、表面的なルポルタージュを超えて、風俗に画期的な意味を見出した一冊。



『フェティシズム全書』には、母乳への固執は特段でてこなかったと思うが、母乳吸いたさに、顔の美醜は問わず…というフェチも最近はいるようだ。
そのほか、ある種の知的障害をかかえつつ、性風俗産業に身を落とす女性たちの「境遇」を垣間見て改善を訴えたり……。
人さまざま、人それぞれとはいえ……。

「せんべろ」という言葉がある。詳しくは、せんべろ女子隊の『せんべろ女子隊酒場探訪記』 (世界文化社)を見るといいが、「せんべろ酒場」とは「千円でべろべろになれる安くてウマい大衆酒場」のこと。だが、この本を読むと、別の意味での「せんべろ風俗店」(数千円でべろべろしてもらって快感を得られる店?)もありうるかと?

著者は、1981年生まれ、一般社団法人ホワイトハンズ代表理事で、重度身体障害者に対する射精介助サービスなどをやっている人。著者の本はすでに何冊か読んでいる。
『男子の貞操  僕らの性は、僕らが語る』  (ちくま新書)、 『セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱』 (小学館)など。直接、関わりのある世界ではなく、活字を通して、ふうむ、そういう世界があるのか……と興味深く一読するだけだが……。
まぁ、タバコ業界関係者の世界と同様、それに関与しない限り、あまり、つっこみたくもなく、外部から興味深く観察する程度の関心しか寄せようがない。
こういう問題は、「需要と供給の原則」でなるようになるしかあるまい。

本書には、最後にヘンな著者からのクイズもあるが? 答えは? 「売春婦」か? さて?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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