古本虫がさまよう 阿川弘之『国をおもうて何が悪い』から伊藤祐靖『国のために死ねるか』まで
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阿川弘之『国をおもうて何が悪い』から伊藤祐靖『国のために死ねるか』まで
(2016・7・25・月曜日)




昨日(日曜日)は、東京周辺はほぼ快晴。そんなに蒸し暑くはなく、まぁまぁ。この夏、東京周辺はいまのところ「猛暑」というほどではないような気がする。天気予想はまたはずれか? 7月になってもジャケットを羽織って何日か行き来もしたし。居間も寝室も冷房をまだ点けてはいない(我慢している?)。扇風機で夜も眠れる(熱帯夜はあまりなかったのでは?)。気象庁は、関東はカラ梅雨で水不足の危険ありとでも予想していただろうか? ならば立派だが?

ともあれ、昨日(日曜日)は、古女房は最近機嫌が麗しくないが、元気に趣味のサークル出席のために外出。食パン一枚の朝食を食べたあと、出掛ける直前の愛妻に「ここ一週間ほど作ってもらっていない晩飯は作ってくれるんでしょうか。鰻が食べたいのですが」とおずおずと尋ねると、 「稼ぎの少ない(少なくなる一方の)亭主に、同じ本を何冊も買う極道に、晩飯は作ってやらない、鰻など言語道断!」といわれてしまった。

仕方なく、午後夕方、いつものように昼飯を抜いて、「やよい軒」に行って、「鰻の蒲焼定食」(1280円)を食べることにした。土曜日に高円寺の「やよい軒」で食べた「しょうが焼き定食(630円)」の二倍以上する。幸い、新聞を二つ(産経&日経)取っているので、やよい軒の無料クーポンが二つあり、土曜日使ったミニ唐揚げ券を再び持参することに(これがなければ、蒲焼定食を食べることは不可能であった! 新聞もいつまでも二つ取るんじゃない、産経だけにしないさいと厳命されているこのごろだが。高い日経やめて安い朝日に代えようかとも。二カ月ぐらい無料にしてくれたら、年内購読してもいいかも?朝日新聞を新たに購読するかたには、佐瀬昌盛氏の『朝日新聞は真実を伝えているのか? ねじ曲げられた報道はもういらない』 (海竜社)を一冊贈呈します――なんて自虐的キャンペーンを朝日がやれば見直すのだが? 洗剤より、そのほうがいいのに?)。

「やよい軒」で、一番安いしょうが焼き定食以外のモノを食べるのは例外中の例外。国産のうなぎかどうかは知らないが(中共産かな?)、久しぶりの鰻に感激でした。回転的寿司屋の「もりいち」も、鰻がメニューからなくなって久しい。似た感じの「穴子」はあるけど。
「やよい軒」では、「山椒」も「ボトル」で置かれてかけ放題。やよい軒の「漬物」は美味しいので、時々、一瓶全部たいらげてお代わりすることも? 昨日もごはんは二杯お代わりして計三杯。漬物も平らげ満足(ミニ唐揚げの野菜に、高円寺ではマヨネーズがついていたのに、日曜の店ではマヨネーズなし。ドレッシングはついていたが……ホワイ?)。

帰宅して、この前、この7・28で賞味期限切れになるので、少しやすくなっていたロシアラガービール(バルティカ)を飲むことに。
そして、読みかけだった伊藤祐靖『国のために死ねるか』 (文春新書)を読了。

こういう本を読むと、共産党が陸上自衛隊は「人殺しの訓練」をしている組織だとか、防衛費を「人を殺すための予算」と発言するのも、ある意味で「正論」と言えるのかもしれない? それぐらい「迫力」のある一冊だった。

内容紹介→新安保法制が施行され、自衛隊員の「戦死」がいよいよ現実味を帯びてきました。入隊にあたって、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務める」と宣誓してきた隊員たちは、命令一下、「死地」に飛び込むことが求められます。
ぎりぎりの状況に置かれた隊員たちの最後の願いは、自分の死が国家、もしくは公のために役に立つことです。つまり「私」を捨てきった境地にあるからこそ、「国のために死ぬ」ことを受け入れることができるのです。
しかし、その命令が、たとえば「他の国とのお付き合いのため」に発せられたものであったり、政治家の人気取りのためのものであったりしたら、その命令は本当に「正しい」ものと言えるのでしょうか。つまり、今の日本に、自衛隊員に「死ね」と命じる資格はあるのでしょうか。
1999年の能登沖不審船事件をきっかけに創設された自衛隊初めての特殊部隊「特別警備隊」の先任小隊長として、足掛け8年にわたって部隊を率い、国防のまさに最前線にいた筆者が、「国のために死ぬこと」の意味をとことん突きつめたのが本書です。
戦前、陸軍中野学校で教育を受け、蔣介石暗殺を命じられたが果たせないまま終戦を迎えた父親、上官を「こいつ」呼ばわりしながらも、最強の戦闘員ゆえに異例の出世を遂げた陸上自衛官X、自衛隊を辞めたあと移り住んだミンダナオ島で死線をくぐりながら一緒に戦う技術を練磨した美しき女性戦士など、多彩な人物が織り成す物語は、やがてあるべき国家像をわれわれの前に見せてくれます。

著者について

伊藤祐靖(いとう すけやす)
1964年東京都出身、茨城県育ち。日本体育大学から海上自衛隊へ。防衛大学校指導教官、「たちかぜ」砲術長を経て、「みょうこう」航海長在任中の1999年に能登半島沖不審船事件を体験。これをきっかけに自衛隊初の特殊部隊である海上自衛隊の「特別警備隊」の創設に関わる。42歳の時、2等海佐で退官。以後、ミンダナオ島に拠点を移し、日本を含む各国警察、軍隊に指導を行う。現在は日本の警備会社等のアドバイザーを務めるかたわら、私塾を開いて、現役自衛官らに自らの知識、技術、経験を伝えている。著書に『とっさのときにすぐ護れる 女性のための護身術』がある。



いやはや、僕より若い人だが肝っ玉のすわった人。北朝鮮の日本に侵入した武装工作船に対して、初めての海上警備行動が発令された時のイージス艦「みょうこう」の航海長として体験した一触即発の緊迫のシーンは現場にいた軍人ならではの復元であったかと。法律はできても、満足な装備訓練もないまま、そういう危機に直面。その時は、工作船に自衛隊員が乗りこむことはなかったが、そういう時に備えての特殊部隊が必要ということで、「特別警備隊」が作られることになり、著者はその一員になっていく……。
特異な(?)家庭環境もあって、ユニークな軍歴を持つことになったが、退官後のミンダナオ島での「武勇伝」(?)も面白い。

本書を読みながら、ふと、阿川弘之氏の『国を思うて何が悪い 一自由主義者の憤慨録』 (光文社文庫)を思い出した。文庫ではなくカッパブックスで一読した本で懐かしい一冊だが、タイトルからして、似たものがあるから。

まぁ、国を思い、家族を思い、いろいろと思うことは大切だけれども、最終的には「個人」というか「自分」なのかな、一番大事に思うのは? いやいや…。まぁ、古女房より古本が大事? 鹿島茂氏は『子供より古書が大事と思いたい』 (文春文庫。白水社は増補新版)という本を出しているが……。やはり『古女房より古本が大事と思いたい』?
いや、『古女房をおもうて古女房のために働けるか。いやいや、自分のために働く』ということか?
『古女房のために死ねるか』『古本のために死ねるか』……。いや、それはどちらも無理?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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