古本虫がさまよう 素晴らしき参議院選挙の結果?
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素晴らしき参議院選挙の結果?
(2016・7・10・日曜日)






今日(日曜日)は、日中はいろいろと仕事に明け暮れ、夜は人並みにビールと共に選挙開票を見ている。首都圏の某政党の当選女性候補者の「顔」を見るにつけ……。パンダもびっくりするような、目の周りを塗り固めた厚化粧顔。若い時は少しはマシだった? 太るとダメですな。某古女房も?
その点、神奈川での某女性当選者は、まずまず? この方もあと10年したら、パンダもびっくりするような厚化粧顔になるのかしら? ネバーセイネバー?
別の某政党、女性候補は「美人」ばかりだと思っていたら、今回は、さほど顔にこだわらぬ(?)女性を推したみたいだが……。当選されたようだが。
大阪では維新が二人も当選。共産主義者は落選。それは結構なこと? 大阪で共産党が議席を取れないなんて……。京都は?

毎日新聞(2016・7・10)では、白井聡さんが登場されて、改憲の必要はない、安倍政権の改憲姿勢は評価しないという立場からのコメントが掲載されていた。
「米国は日本を収奪の対象としか考えていない」「若い人には、今の流れが進めば命やお金をむしり取られるとの危機感を持ってほしい」とまで言い切っている。ううむ? 「防衛予算は人殺しの予算」と言ったコミュニストもいたが……。

一方、産経新聞(2016・7・8)では、中西輝政氏が、「今こそ、憲法9条の改正に正面から取り組めるような参院選の結果を心から望んでいる」と主張していた。どちらが「正論」かはいうまでもない。

ところで、白井聡氏の論考に比べて一味違っているのが、井上達夫氏。彼の『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』 (毎日新聞出版)を遅ればせながら手にした。前半を読んでいるところでまだ読了していないが、なかなか面白い。右も左も蹴っ飛ばせではないが、中庸な立場の人だという印象を持っていたが、おおむね、そんな読後感を持ちつつあるところ。

一問一答型式での本だが、冒頭、進歩的文化人のエリート臭と偽善性について「私も子供のころから感じていました。受験戦争はよくない、と言っている当の評論家たちが、東大を出ている受験勝者だった」との指摘も。いやいや、それだけでなく、当の評論家たちが、自分の子供は受験エリート学校に入れたりしているのだから「二重基準」(二枚舌)も極まれりだった。

某田舎県では、一時公立高校などへの無試験入学制度を導入していたためか、私立学校が伸してしまい、私立優先型になったが、そこに入っている高校生たちの中で、民青活動をやっている生徒たちの親の職業は、日教組支配の公立学校の教師だったりする……なんてこともあった。これほど激しい矛盾というか、反知性主義というか、劣化思想・横着行動というか、二枚舌はあるまい? 

某田舎県の某市の革新市長(社会党&共産党推薦)だった男のお子さんもそういう受験に強い私立学校に入っていたかと。
文部省の「ゆとり教育」推進派の官僚とて、自分の子供たちは受験に強い学校に入れられるものなら入れていたのでは。以前、ある雑誌で文部大臣にインタビューした時、大臣が、ゆとり教育に反対派で、官僚たちも自分たちの子供は私立の受験高校に入れていると発言していたそうな。しかし、そのくだりは、官僚のチェックがあって削除されてその部分は掲載されなかったと聞いたことがある。やれやれである。

井上氏は、リベラリズムは、「啓蒙と寛容という二つの伝統から生まれた」という。「おまえはおまえ、おれはおれ」と棲み分けることもありうるとも。

そうそう。タバコ喫煙問題に関しても、本欄で何度も指摘しているように、タバコを販売するのも吸うのも原則自由。しかし、その悪臭を他人の鼻孔に漂わせる権利はない。その二大前提を基準にして喫煙制限を考えればいいのだ。

しかし、タバコは健康に悪いからと決めつけて、人のいない所で吸うのもよくない(?)といわんばかりに攻めていく人たちがいる。一方、タバコ飲みは、健康は自分で考えるから容喙するなと反論する。その反論はある意味で正しいのだが、歩行喫煙であろうが、立ちどまっての路上喫煙であろうが、「青空喫煙」をすると、悪臭は周辺に漂う。田舎ならともかく、首都圏レベルの雑踏では、そういう「青空喫煙」をする自由は、他人への迷惑の強要になり、制限されて当然だ。いわんや飲食店などでは田舎であろうが、都会であろうが、人が密集している可能性が高く当然「禁煙」か「完全分煙」が必要になる。

たばこ税の適切な値上げをしてその一部や、「独占企業」である「日本たばこ」が儲けの一部を使って、二重ドア、換気体制も備えた、そして悪臭を消すための消臭エアシャワーなどを、「汚染者自己負担の原則」に基づいて、設置していけば、共存共栄は可能である。

そういう簡単な仕組みの構図も作れない日本政府などの喫煙対策はあまりにも発想が陳腐で遅れているといえよう。

井上氏は、「自分の他者に対する行動や要求が、もし自分がその他者だったとしても受け入れられるかどうか。自分と他者が反転したとしても、受け入れられるかどうか、考えてみよ」ということで、この「反転可能性」のテストの実例を挙げている。

日照権妨害だという反対を押し切って高層のマンションを建設。しかし、その隣にさらに高層のマンションが作られるようになると、それには反対する……。だとしたら、あんたの主張はおかしいよといえる。

まぁ、こういうのは、「人をなぜ殺してはいけないのですか」なんて言いがちなバカな中学生に対して、すぐさま、そいつの首をしめて、「こういうふうにしていいんだな」といえばいいわけでもある。そんな簡単なこともわからない大人が最近増えているようだから、こういう井上氏の本を読むと、何か発想のヒントを得られるのではないか?

慰安婦問題でも、法的賠償などは国交回復時に解決済みであるとする日本政府が、道義的な側面からの経済的支援と謝罪文を用意したにもかかわらず、韓国のみならず日本国内の「リベラル」派の一部支援団体が「政府の法的責任を隠蔽するための欺モウ的手段だ」なんてめちゃくちゃ批判したから「リベラル嫌いがふえても仕方ない」「リベラルといえば、何が何でも自己否定の土下座外交、というイメージを生んでしまったのは、そういう運動です。それに対して『自虐的だ』という反発が起きても無理はない」と指摘もしている。正論ですな。

あと、細谷雄一氏の『安保論争』 (ちくま新書)をひもとき始めたのだが……。いささか、酔いが廻っていてあれだが、冒頭の「はじめに」で、英国内の「軽微で不誠実な、ころころと立場を変える左派系メディア」を軽蔑しファシストのみならず共産主義者とも闘ったジョージ・オーウェルを引用紹介しているのに同感。PKOにあんなに反対していた新聞などがいまは?

自衛隊を合憲とみなすのであれば憲法九条の改正は必要ないであろうし、自衛隊を違憲とみなすのであれば憲法九条を改正するか、あるいは自衛隊を廃止するかいずれかの主張を選択するべきであろう。



細谷さんって、玉川良一の息子さん?といったシブい顔だちだが、それはともかくとして、これまた正論ではないか。

ともあれ、さまざまな媒体、書物で、さまざまな見解を学ぶことができる日本はいい国であろう。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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