古本虫がさまよう 今を生きるしかない――脳卒中から奇跡の生還
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今を生きるしかない――脳卒中から奇跡の生還
(2016・6・27・月曜日)






ふと本棚を見ると千秋実氏の『生きるなり  脳卒中から奇跡の生還』 (文藝春秋)なる本があった。昭和54年に刊行されている。カバーは著者がオレンジのトレパン姿でジョギングしているもの。

俳優として知られているが,ウィキペディアによれば,

「1975年(昭和50年)、ドラマ『微笑』で高峰秀子と共演するが、生田スタジオで収録中に脳内出血で倒れ入院し、翌1976年(昭和51年)のドラマ『喜びも悲しみも幾歳月』で再起する[7]。そこに至るリハビリの過程は、1979年(昭和54年)に刊行した『生きるなり』(文藝春秋)に綴られている。
1985年(昭和60年)、伊藤俊也監督の『花いちもんめ。』で痴呆老人を熱演し、第9回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、ブルーリボン賞主演男優賞など、数々の演技賞を受賞する。1999年(平成11年)11月1日、急性心肺不全のため東京都府中市内の病院で死去。82歳没。千秋の死去により、「七人の侍」を演じた俳優は全員が没した――


とのこと。倒れてから復帰し,それからも20年以上生きていたのだから,不幸中の幸いではあったといえようか。奥様の手記や看護記なども挿入されている(ようだ。積んどくなのでパラパラとめくったばかり)。

こういう闘病記はいつの世にも存在するが,へぇっと思ったのが日垣隆さん。さいきんあまり書いた本を見かけないかと思っていたら、 『脳梗塞日誌 病棟から発信! 涙と笑いとリハビリの100日間』 (大和書房)という本を最近刊行した。病気で倒れていたのだ。まったく知らなかった。

内容紹介→酒もたばこもやらない、運動は欠かさず健康診断でも問題なし――
なぜ俺だったのか?「タケノコ」が思い出せない?! 2015年11月末、突然脳梗塞に倒れた作家が、生きるために「書く」ことに執念を燃やし、 入院中の自らに起こったことを「取材」し、 時にユーモラスに時に激烈に綴る。「ド派手なパンツでもはかないとやってられないわい。」 絶望の中からふたたび生き直すことを選択した渾身の記録。



さっそく一読。グアムでゴルフをしようと、朝食をすませて立ち上がった瞬間、バッタァーンと倒れ、全身が動かなくなったという。即座に海軍病院に運ばれ、そのあと、日本の病院へ。手術を拒否してリハビリに専念。手術をしていたら……。

禍福はあざなえる縄の如しというわけではないが、そういう病身になり、28歳の美人ナースに入浴の介護をしてもらえるという体験もする。うーむ、うらやましい…とはさすがに思わないが。


そのナースも患者のチンポを見たいわけでは絶対ない。が、避けても見えてしまう。途中で僕の洗えないところを、彼女はフォローしてくれる。私はたいてい自分でできたけれども、動くほうの腕の側面を自分で洗うことはどうしてもできない。もう1つ、前立腺方面に手は届かない。28歳の美人ナース(しつこいか)は「ごめんなさいね」と言いながら、私の前立腺からアナル方面にかけて丁寧に洗ってくれた……

その後、リハビリの成果もあって、入浴に際しては、一人で脱衣し、全身を自力でほぼ洗えるようになったものの、浴槽に入ったりすることは他力がないとできないという。お尻の中央ラインをどうしても自力で拭くことはできないとのことで、 「その部分をヘルバーに拭いてもらう間、ケツを丸出しにして下を向いている。担当の女性が私の股間を拭きながら話し続けていても、じっとその姿で待つのであった」という。

そして結論。
「人は失って初めて、自由のありがたさを知る」―――。ううむ。百田尚樹氏の『カエルの楽園』 (新潮社)同様、病気であれ、侵略であれ、「敵」(病気&中共?) の存在を思えば、明日は我が身?

この本の略歴欄では、昭和30年代生まれで、現在50代と書かれているが、たしか1958年生まれ。僕とほぼ同世代。明日は我が身と思いつつ一読した次第。

そういえば、小渕首相も,脳梗塞で倒れたかと。脳梗塞と脳卒中とどう違うか…。日垣氏は「脳梗塞」は「脳卒中」と読み替えていただいてもかまわないとも記している。


オムロンのホームページによると,

Q質問.
脳卒中、脳梗塞、脳出血の違いはなんですか?
A回答
.
「脳卒中」は、脳に血液が流れなくなることによって脳の神経細胞が壊死する病気全般を示す言葉です。その原因によって、「脳梗塞」「脳出血」などに分類されます。

脳は、多くの栄養と酸素を必要とする器官です。その栄養と酸素は、動脈を流れる血液によって運ばれますが、この動脈が詰まったり破れたりすることによって脳への血流量が減ると、脳の神経細胞に障害が起き、半身のしびれや麻痺、言語障害といった症状が現れます。これがいわゆる「脳卒中」という病気です。

「脳卒中」の中でも、脳の血管が詰まったり閉塞することで脳への血流量が減って、細胞が障害された場合は「脳梗塞」、脳の血管が破れて脳内で出血することで細胞が障害された場合は「脳出血」という病名になります。「脳卒中」には、このほかに「くも膜下出血」「一過性脳虚血発作」が含まれます。
脳卒中は、日本人の死亡原因の上位であり、死亡は免れたとしても重い後遺症が残る可能性のある病気です。脳卒中の5大リスクとして高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、喫煙が挙げられますが、いずれも生活習慣の改善や薬による治療でコントロールすることができるものです。普段から、適度な運動を取り入れた規則正しい生活を送り、病気を未然に防ぐことが大切です。

とのこと。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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