古本虫がさまよう 「すしざんまい」はいいけど「偏向ざんまい」は要注意?
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「すしざんまい」はいいけど「偏向ざんまい」は要注意?
(2016・6・16・木曜日)





浅羽通明氏の『「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか』 (ちくま新書)を読んだ。

内容(「BOOK」データベースより)
安保関連法を成立させ、原発再稼働を進める自公政権。十万人以上を官邸前へ国会へ集めても勝てなかったデモ。若者を巻き込んだ楽しくかっこいい社会運動を礼賛し歓迎したメディアと知識人たちは、論点を巧みにすり替えていなかったか。丸山眞男、柄谷行人、小熊英二、高橋源一郎、SEALDsらの言説から、リベラル勢力を劣化させる病巣を徹底摘出。これは勝ちたいリベラルのための真にラディカルな論争書だ。



著者の本は今まで本欄で何度か取り上げてきた。リベラル批判というか、リベラル叩きをしている産経の阿比留記者や産経抄を、それなりに好意的に引用して、そのリベラル、朝日批判を正当だと評価しているところもあった。とはいえ、 「私は本来、リベラル派ではありませんから。いわゆる保守でもなく、民主主義を原理的に否定する封建主義者です」との立場。その視点からリベラル派(ついでに保守派?)の欺瞞を、聞きがたり型式(一問一答)で解きあかした本といえる。同じく(?)封建主義者である呉智英氏の本を読んだ時に感じる爽快さを感じた次第。小谷野敦氏の政治評論にも感じるものと同じ。個人的にはちょっと違うかもしれないが、おおむね、そうだよなと…と。

浅羽氏の指摘にひとこと加えるとしたら、「反戦」はともかく「脱原発」はもうちょっと頑張ってほしいけど、ほとんどの自称「リベラル」派が、北朝鮮や中共という国家を無視して、反戦を主張したり脱原発を主張するのがおかしい。とりわけ、原発再稼働反対の理屈のひとつとして、地震対策、津波対策、いくらやっても、テロ破壊工作への対策はまったく不備ではないか、自衛隊の配備もない原発なんてナンセンスとひとこといえばいいのに、それをいっちゃあオシマイとでもおもっているのか、ほとんど、そんな主張は聞こえてこない。

「ネバーセイネバー」の原則を忘れ、「北朝鮮は天国」とか、「原発は安全」とはやしたてていた人々は「同根」というしかないだろう。「現実の厳しさ」に直面して、もう少し論理的思考力を回復し、それまでの主張を「修正」してしかるべきなのに、それを怠るから、いつまでたっても多数派にはなれずに敗北するのかもよ? いやいや、沖縄では勝っている? 

ともあれ、浅羽氏からも評価された阿比留瑠比氏の『偏向ざんまい GHQの魔法が解けない人たち』 (産経新聞出版)をひもときはじめたところ。これは、原則毎週木曜日産経に連載される「極言御免」をまとめたもの。浅羽氏が引用したコラムも収録されているのではないか。単細胞型リベラル言論の欺瞞を鋭く衝いたコラムの数々は、掲載時に一読しているが、あらためて再読する価値はあるだろう。

それにしても、この本のタイトルを見た時、すぐに浮かんだのが「すしざんまい」。もっぱら回転寿司(もり一)しか利用しないが、たまに「禁煙」でやっているところの「すしざんまい」には立ち寄ることがある。「偏向したリベラルざんまい」の新聞には閉口することがあるが、「すしざんまい」は味はまずまずでは?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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