古本虫がさまよう 昔の人間は「ジキル」と「ハイド」。これからは「ホホホ」と「フフフ」か?「ホホホ座」があるなら「フフフ座」があってもいいのではないかと思う?
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昔の人間は「ジキル」と「ハイド」。これからは「ホホホ」と「フフフ」か?「ホホホ座」があるなら「フフフ座」があってもいいのではないかと思う?(2016・6・15・水曜日)



山下賢二氏の『ガケ書房の頃』 (夏葉社)を読んだ。


内容紹介→「僕自身がやりたいこと。少し考えたが、すぐに答えはわかった。それは、店を存続させること。方法論はどうであれ、イメージがどうであれ、僕はそのとき、なんとしてでも、ガケ書房を続けたかったのだ。」
2004年、京都市左京区にオープンし、2015年に11年の歴史を閉じた京都の書店、ガケ書房。雑誌の本屋さん特集には必ずといっていいほど取り上げられ、本書にも登場する、作家の吉本ばなな、いしいしんじ、ミュージシャンの小沢健二など、多くの著名人たちがこの店を愛してきた。本書は、その店主による、赤裸々な書店論であり、青春記。生々しいもがきと、次の10年に対する提言に溢れた、あたらしい本屋さん本の登場です。

著者について→1972年京都市生まれ。21歳のころ、三島宏之と写真雑誌「ハイキーン」を創刊。その後、出版社の雑誌部、古書店、新刊書店勤務などを経て、 2004年にガケ書房をオープン。目立つ外観と独特の品揃え、店内音楽ライブなどで全国のファンに愛された。2015年4月1日、ガケ書房を移転・改名し、ホホホ座をオープン。著書に『わたしがカフェをはじめた日。』(小学館)がある。



以前、古本屋ツアーインジャパンさんが、京都大学近くのガケ書房を訪問していて、てっきり古本屋と思っていたが、新刊書店だったようだ。とはいえ、近所の古書善行堂(古本屋)の棚なども置いてあり、一部古本の販売もやっていたようだ。奇抜な書店名のみならず、奇抜な「店舗回り」が話題にもなっていたかと(そのあたりは本書のカバー写真でも確認可能)。

最近、よくあるような古本屋店主の開業・営業体験記とは一味違う→須賀章雅氏の『貧乏暇あり 札幌古本屋日記』 (論創社)、 『さまよえる古本屋 もしくは古本屋症候群』 (燃焼社)、広瀬洋一氏の『西荻窪の古本屋さん 音羽館の日々と仕事』 (本の雑誌社)、内堀弘氏の『古本の時間』 (晶文社)、宇田智子氏の『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた[ウララ]の日々』 (ボーダーインク)、さかもとけんいち氏の『ほんじつ休ませて戴きます 人生最晩年、あふれ出た愛の言葉集』 (主婦の友社)、 『浪華の古本屋ぎっこんばったん』 (SIC)、古沢和宏氏の『痕跡本のすすめ』 (太田出版)、蝦名則氏の『えびな書店店主の記』 (港の人)なども面白く読んだが。

そういう類書と比べて、かなり自叙伝的なディープな内容も収録されている。小学生のころ、「言葉」をわざと(?)発しない時もあったそうな(その点は、かなり変わっている人のようだ?)。

アダルト出版社に勤務(男優もやったり?)したり、さまざまなバイト体験を経て、書店(ガケ書房)を開業。悪質な万引き犯を捕まえたりした時は、かなり激怒した模様(無理もない)。いろいろと試行錯誤の日々。そしてガケ書房を閉店して、近くに「ホホホ座」を新規開店。ここは雑貨や新刊書や古本などを扱っているそうな。そんな日常を綴ったエッセイ本。

京都大阪三宮界隈古本屋ツアーも、ここ数年やっていない。京都大学周辺の古本屋や古書善行堂(ここは一度だけ寄って購入したことあり。店主の山本善行氏の『関西赤貧古本道』 (新潮新書)、 『古本泣き笑い日記』 (青弓社)も一読したことあり)などを廻る時には、「ホホホ座」も少し足を伸ばして寄ってみたい。だが、個人的には「ホホホ」より「フフフ」のほうが好きだが?

というのも、以下のようなシーンでは、「フフフ」を「ホホホ」と言い換えると、「優しい年上のお姉さん」のイメージが崩れ、「高慢な年上の女」になってしまうから?


『熟姉と弟・魔性の血淫』 (鏡龍樹氏・フランス書院文庫)より。

フフフわたしの下着で何をしていたのかしら?」深夜、突然ベットにもぐりこんできた姉・小夜子。脱衣場から持ちだしたパンティは、憧憬と欲情に熱くたぎった白濁の樹液でべっとり汚れている。欲望を弾かせ...

ネットで確認すると、「ホホホ座」は一階(書籍・雑貨)と二階(古書・雑貨)に分かれているとのこと。それぞれ営業時間も電話番号もメールアドレスも別々のようだ。だったら、店名も変えて、二階を「フフフ座」にして、その傾向の古本や雑貨を多めにすればいいのかも? 人間はジキルとハイドが古来から鉄則だが、これからは「ホホホ」と「フフフ」もいいかも?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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