古本虫がさまよう ライオンはわが子を谷底に落とす…というから、人間なら、厳父はわが子を山中にポイ置きする…というのもアリなのか? まさか?
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ライオンはわが子を谷底に落とす…というから、人間なら、厳父はわが子を山中にポイ置きする…というのもアリなのか? まさか?
(2016・6・4・土曜日)



1989年6月4日、アジア・中共では天安門の大虐殺が、東欧ポーランドでは、自由選挙が行なわれた(連帯が圧勝し、非共産政権樹立へ)。それから20数年が経過し、中共、北朝鮮、ベトナムではまだ一党独裁国家が存続している(東欧では独裁国家は消滅した)。この東西格差こそ、許せない「格差」であるとの認識を日本人のどれだけが持っているのか。

それはさておき、渡島管内七飯町東大沼の山林で5月28日から行方不明になっていた小2年・田野岡大和(やまと)君(7)は、陸上自衛隊第28普通科連隊(函館)まで動員して捜索が行なわれた。そもそもは、田野岡君の両親が「しつけのため」として山林内の町道で田野岡君を車から降ろしたのがきっかけだった。だが、6月3日になって、おもいがけないところで発見され、無事保護された。


<小2保護>偶然や好条件重なり
毎日新聞 6月3日(金)21時30分配信 (一部略)

 北海道の山中にしつけのため置き去りにされ、行方不明になっていた北斗市追分4、小学2年、田野岡大和さん(7)。6日ぶりに無事見つかったのは警察などの捜索範囲外の自衛隊演習場内の施設だった。厳しい冷え込みが続き、捜索態勢も縮小する中で、偶然や好条件も重なり、小さな命はつながった。
 陸上自衛隊によると、大和さんがいた廠舎(しょうしゃ)と呼ばれる簡易宿泊施設は、幅6メートル、縦30メートルの半円状の木造。演習時の宿泊や休憩などに使われ、50人まで利用可能という。板敷きの室内には、約40枚のマットレスが積まれていた。

 大和さんが行方不明になった場所から同施設は直線でも約6キロ。演習場までは複数の林道があり、「道なりに歩いたら10キロある。上り下りもある山道で、隊員でも2時間半はかかる」(陸自担当者)という。

 道警や消防などは不明になった場所から最大15キロ四方を捜索したほか、自衛隊員が同演習場脇まで林道周辺をオートバイで回って確認した。しかし演習場は大和さんを降ろした後で家族の車が進んだ方向と逆で、山を登る形にもなることや「ここまで1人で歩いて行くのは考えられない」と対象に入っていなかった。また、捜索とは別に施設の点検に訪れた隊員が5月30日午前9時50分ごろ、建物の中を確認したが、異常はなかったという。
 演習場の周囲には、大和さんの背丈より高いやぶがある。敷地内も車1台が通れる程度の未舗装の道が複雑に入り組んでおり、両脇には高さ6~10メートルの木々がうっそうと生い茂る迷路のような地形という。大人の背丈でも周囲を見通すことはできず、担当者は「枝道を避け、なるべく太い道を選び続けた結果、発見された施設にたどり着いたのではないか」と推測する。道警によると、大和さんは「28日夜からここ(施設)にいた」と話しているという。

 施設では建物の外にある水道の水が出るが、食料はなく、ストーブや電灯は発電機がなく使用できない状態だったが、スイッチは入っていた。建物内も夜は真っ暗で、大和さんは「電気をつけようとしたが、つかなかった」と話したという。演習場内には他に体を休められる建物がなく、最も近い民家までは約1キロ離れていた。

 函館地方気象台によると、5月28日から6月2日までの函館市の天候は夜間を中心に雨の降った日が多かった。鹿部町に隣接する森町では、6日間のうち4日間は、最低気温が10度を下回った。

 大和さんはTシャツにジャージーの薄着姿。現場にいた隊員の一人は「室内のマットの間で体を休めていたのは、低体温にならないために適切な判断だったと思う」とみる。

 冒険家・三浦雄一郎さんのエベレスト遠征隊に同行した経験がある国際山岳医で、山岳遭難などに詳しい心臓血管センター北海道大野病院(札幌市)の大城和恵医師(48)によると、生存のために良かった条件として▽雨風をしのげる小屋のような建物を見つけることができた▽そこから動かなかった▽真冬のような季節ではなかった▽水が飲めた--の4点が挙げられるという。「どれか一つでも欠けていたら難しかっただろう。ただ、あと数日遅かったら危なかったかもしれない」と大城医師は話す。【野原寛史、立松敏幸】



家庭の事情は人それぞれであるが、7歳の子供を、躾けというか、懲らしめのためとはいえ、また短時間のつもりでも、山の中で置き去りにするということは、かなりの恐怖心を彼の脳裏に与えることになっただろう。なかなかみつからず…熊も出没するから襲われた? 人さらいもどこかにいたかもしれない? もしかして、厳父の狂言? いろんなことを考えさせられる「事件」だった。だが、常に「ネバーセイネバー」の精神をもっていたなら、自衛隊演習場内の施設が、「ここまで1人で歩いて行くのは考えられない」と対象に入っていなかったというのはどう考えても落ち度というしかない。数日後、ここで餓死しているのが発見されたら、警察当局は何をしていたかということになろう。また外国テロリストなどが、ここに潜伏することも今後考えられる。こんな施設が国内あちこちにある? 危機管理上からも今後注意すべきであろう。

ともあれ、子供がみつかって、捜索関係者にお詫びの言葉を述べる父親の「見た目」はまぁ、普通であったが。一部週刊誌が父親は〇〇会議所属のタカ派だったなんて書いたりして(冗談!)。

それにしても、自衛隊まで出動しての捜索活動。ちょっと……税金の無駄遣いという気がしないでもないが……。親が少しは負担するのか? 「サバイバル術に長けているお子さん、将来自衛隊に入るという前提で、今回の自衛隊の捜索費用はゼロ、出世払いで結構です」という密約が、結ばれる可能性もあるのでは?

ルドルフ・ドライカース&ドレイカース,ルドルフ&ビッキ・ソルツの『勇気づけて躾ける 子どもを自立させる子育ての原理と方法』 (一光社)という本がある(とのこと。未読)。タイトルからすると、こういう事件が発生した時に、一読すると何か参考になることが書かれているのではないかと思わせる。 でも、子育てはいろいろと大変。他山の石とすべきか。なにはともあれ、無事でよかった。

たまたま、嵐山光三郎氏の『漂流怪人・きだみのる』 (小学館)を読んだ。大変面白い評伝だった。

平凡社の新人編集者時代に、彼の連載を担当し、その奇人変人ぶり(?)を、事細かにというか、おおらかに描写している本。
彼の「娘」のことをめぐっての後日物語も、詳述されている。きだ氏は「娘」が自分の娘であるにもかかわらず、当初、その事実を本人には告げなかったという。学校にも行かせず、自分の気ままな取材旅行などにも同行させていたという。それではまずいということで、いろいろとあって、当時、学校の先生だった三好京三氏に預けたりもする。やがて、三好氏は、きだ氏のその実の娘を「養女」にしたり……。だが、やがて、養親と養女との間で、いろいろと対立があったりして、週刊誌のスキャンダル報道もあった……。嵐山氏の本で、そのあたりが綴られているのを読みながら、あぁ、そういえば、そんな記事(週刊誌など)をかつて読んだことがあったかなと思い出したりもした。

げに、先の「躾けのための置き去り事件」といい、きだ氏の例にせよ、子育ては難しい。子供の感情をあまりに慮るのは考えものだが、軽視するのもよくないことだろう。

きだ氏の本は昔、『気違い部落周游紀行』 (冨山房百科文庫)などを少し読んだだけ(それにしても、この本の書名を打ち出そうとして「きちがい」と打つと「基地外」「キチガイ」は出てくるけど、決して「気違い」は出てこない。バカなパソコンメーカーが、「自己規制」している疑惑濃厚というしかない。事実だとしたら、許せない?)。

ともあれ、奇人変人……。世の中には、いろいろとあるのだろう。法や道徳にはなるべく反しない範囲で、多様な人格や見識などを保持できればベターであろうが。
僕はいたって平々凡々人であるが……。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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