古本虫がさまよう 図書館もマンションも「(美人)コンシェルジェ」にご注意あそばせ?
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図書館もマンションも「(美人)コンシェルジェ」にご注意あそばせ?
(2016・5・24・火曜日)





第33回鬼子母神通りみちくさ市で、古本屋ツアーインジャパンさんの出品であった、アイリーン・コルウェルの『子どもと本の世界に生きて 一児童図書館員のあゆんだ道』 (福音館書店)を買ったことはこの前記した通り。冒頭から「本の虫」だった少女時代の回想から始まる。昔はこういうふうに「本の虫」が沢山いたのだ。売った古本屋ツアーインジャパンさんも、訳者の石井桃子さんも、買った僕も、みんな「(古)本の虫」だし?。

ネットで調べると、東京子ども図書館資料室では、英国の先駆的児童図書館員であるアイリーン・ コルウェル女史から移譲された約90冊の寄贈図書を特設コーナーにて公開しています――とのことで、そこに出ていた彼女の略歴は以下の通り(石井氏同様、100歳近くまで生きて長生きされていたようだ)。

アイリーン・コルウェル(Eileen Colwell)
1904年、イギリス・ヨークシャー生まれ。1921~24年、ロンドンで図書館学を学び、ランカシャー州の図書館に就職。1926年からはロンドン郊外のヘンドン市で児童図書館設置準備に関わり、開館後は常任の児童図書館員に。以降、公共図書館児童サービスの先駆者として大きな業績を残し、国際アンデルセン賞選考委員なども歴任、国際的に活躍した。
お話の語り手としても有名で、BBCラジオでお話の時間を放送するほか、お話集も多数編さん。1965年、英国女王から最優秀英帝国勲章を受ける。1976年には東京子ども図書館の招きに応じて来日し、講演会とセミナーを行った。2002年9月、98歳で逝去。
邦訳された編著書に半生記である『子どもと本の世界に生きて』(こぐま社)や、『子どもたちをお話の世界へ』(こぐま社)『おはなししてよ、もうひとつ』(新読書社)などがある。



自叙伝としても面白そうと感じて手にしたのだが、たまたま自宅で読み始めていたのが、アレックス・ジョンソンの『世界の不思議な図書館』 (創元社)と、 『図書館へ行こう!! 日本各地・注目の図書館90館+α』 (洋泉社MOOK)。

どちらもカラー写真豊富。

前著は、私設的な小さめの図書館が多く紹介されている。建築会社ドルテ・マンドラップが別荘の裏庭に「読書のための巣」を設計建築したのが目にとまった。

テーブルとシングルベッド、そして壁一面に本棚。そして大きな窓。ううむ、いいね。別荘がなくとも、そこそこの庭程度でも設置可能?
日本の図書館(瀬戸内海の栗島にある図書館など)も出てくる。スペイン、マドリードの地下鉄図書館も面白い。シェルター風の建物。ツリーハウスならぬ樹上図書館もある。ゾウやラバやラクダを使っての移動図書館も。

ツリーモノとしては、これに特化した写真集として、最近のものはツリーウハス倶楽部編の『ツリーハウスを作りたい』 (二見書房)がある。文字通り「樹木」を利用しての「ハウス」の数々。見て楽しめる。ただ、これからの季節、こういうツリーハウスだと、やはり「虫」などの問題が少なくないのでは? どうしても、中に入ってくる。「虫コナーズ」でどれほど撃退できるのやら?

話を図書館本に戻す。

後著『図書館へ行こう!! 日本各地・注目の図書館90館+α』は、カバーに美女・栗山千明さんが登場。僕は見てないが、映画『図書館戦争』に出演しているそうな。活字本(角川文庫)は読んだ記憶があるが……。冒頭に彼女へのインタビューも掲載されている。

最近は、自室に侵入された某有名歌手の高級マンション同様、図書館にもコンシェルジェなる女性が鎮座しているところが増えてきたようだが(例・千代田区立図書館)、栗山さんらのような美人司書(コンシェルジェ)がいれば、図書館に出掛け、彼女にいろいろとリクエストしてみたい。

「フランス書院文庫の本がオタクの図書館に全然ないのは言論弾圧ではないでしょうか?」
「ジョアンヌ・オッペンハイムの『親愛なるブリードさま 強制収容された日系二世とアメリカ人図書館司書の物語』柏書房や、門井慶喜氏の『おさがしの本は』 (光文社文庫)は所蔵しているのに、斎藤晃司氏の『図書館司書・麻里』 (二見文庫)がないのは何故ですか?」としつこくクレームをつけたりしたら? すぐに警備員を呼ばれてしまう?

話しは変わるが、並木優さん、冬月かえでさん、希島あいり、希崎ジェシカさんなど歴代女優主演の『美人図書館員の消したい過去』なんて映像作品もある。この業界の人たちは、さまざまな「職業婦人」を狙い撃ちするかのようにとらえて、飛躍した映像を作るのが得意のようである? 職業婦人の定番といえば「女教師」「看護婦(ナース)」「スチュワーデス」だが、「図書館司書」「保母」「歯科衛生士」……。なんでもあり?

ともあれ、24時間オープンという国際教養大学の中嶋記念図書館なども(亡くなった学長の中嶋嶺雄先生の名前)登場。そのほか、TRCという図書館に本を納品する物流センターの紹介記事も参考になった。本のフィルーコーティングもここでしているのだ。

ある人から聞いたことがあるが、全国津々浦々の図書館が購入する冊数が、そこそこの作家の一冊の本に対して「1000冊」前後あるそうな。学術書の類で、図書館がこれだけ買ってくれれば、ある意味で「恩」の字ともなろうか。
しかし、初版8000部前後からスタートする大衆作家にとって、全国津々浦々の図書館が1000冊前後買うということは、ある意味で痛し痒し? せめて、図書館での貸出を、奥付刊行時より、一カ月あとからにするとか……(週刊誌、月刊誌も次の号が出るまでは館内閲覧のみ可能で、貸出は停止しているのだから、単行本や文庫本や新書本も同様の措置を取るのはおかしくないような気がする。少なくとも館内閲覧の自由は保障されているのだから)。

そのほか、『図書館が街を創る。 「武雄市図書館」という挑戦』 (ネコ・パブリッシング)は紹介済みだが、その図書館を手がけたCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が運営する多賀城市立図書館も紹介されている。この手の図書館に関しては賛否両論がある。CCCが運営している図書館に行ったことはないので判断しがたいが。まぁ、お休みの多かった親方日の丸図書館時代よりは改善されている? 新刊書店やコーヒー店があるのも、まぁ?

この前、読売新聞夕刊(2016・5・16~20)で紹介されて、本欄で触れた私設図書館「眺花亭」のような私設図書館を、定年後に僕も作るという手もあるか? 「古本屋」もいいかも? これまでの個人的な蒐集分野は、反共リベラル、容色エロス本などが中心? 店名は、 「赤眺亭」「桃眺亭」かな?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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