古本虫がさまよう 再説「日本のエリック・ホッファー」は誰だろう?
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再説「日本のエリック・ホッファー」は誰だろう?
(2016・5・18・水曜日)





昨日、午後ヤフーにこんなニュースが流れた。

歌手で俳優の福山雅治さん(47)の東京都渋谷区にある自宅マンションに女が不法侵入していたことが17日、警視庁渋谷署への取材で分かった。  福山さんや妻で女優の吹石一恵さん(33)にけがはなく、同署が建造物侵入容疑を視野に逃げた女の行方を追っている。  渋谷署によると、6日午後8時半ごろ、帰宅した吹石さんが自宅敷地内にいた50代ぐらいの女と鉢合わせとなり、女は逃げたという。



ううむ。50代ぐらいの女? 我が古女房が犯人では? 5月6日のアリバイは?

昨夜帰宅すると、古女房は、某放送局の音楽番組を見ていた。華原朋美さんが歌っていたが、そのファッションが、膨張する腹回りを誤魔化すかのようなワンピースだと力説してきた。ううむ、たしかに古女房の最近の恰好に似ている。

その前後か、軍服調に見えるファッションの女性集団が、サイレントマジョリティがどうのこうのと歌っていた。何とも言えない歌詞。見た感じも、なんともいえない生真面目な画一的踊り……。 「リベラル」(?)な僕には、ちょっとついていけない感じ?

それはともかくとして、昨日書いた――「日本のエリック・ホッファー」は誰だろう? 41年前の5・17に何があったか?――は、ついつい、月とスッポンというか、エリック・ホッファーと和田俊の比較論を書いてしまって、肝心の本の感想を綴るのを忘れていた。若干、追記を。

三浦つとむ、谷川健一、相沢忠洋、野村隈畔、原田大六、高群逸枝、吉野裕子、大槻憲二、森銑三、平岩米吉、赤松啓介、小阪修平、三沢勝衛、小室直樹、南方熊楠、橋本梧郎などが俎上にのせられている。三浦つとむ氏などは、文字通り「日本のエリック・ホッファー」といえそうなライフスタイル。
読者として読んだことのある人、小室直樹を一番興味深く読んだ。それ以外にも、いろいろな環境のもと、ホッファーのように大学に行かなくとも学問を積んだ人もいるものだと感心もさせられた。図書館のそばじゃないといやだ?とか。妻の働きやら、周囲の援助やらで、家計的にそんなに働かなくともやっていけた人もいるようだ。
著者(荒木優太さん・1987年生まれ)自身は大学などを出ているものの、いわゆる教職にはついていないという点で「在野研究者」ということになるのだろう。

港湾労働者でなくとも、また、結婚していなければ、自分一人食っていくことは可能? 住み込みつきの守衛やパチンコ店店員となり……。月、20万ちょっと稼ぎ、図書館を利用して……と。なかなか難しいだろうが……。やってやれないことはない? 少なくとも言論出版の自由はある。どっかの御国と違って。

ちなみに、一九七五年の五月二十三日の日記にホッファーはこう書いている。

「ギンズブルグの『明るい夜暗い昼』を読んでいる。著者はスターリンの強制収容所で十八年間を過ごした女性である。私の思想はスターリン、ヒトラー時代に形作られたものであり、ロシア人とドイツ人が犯した広範囲にわたる故意による人間的な退廃をいまだに忘れ去ることができない。その最悪の時代の何十年間にもわたって、世界は積極的な行動をとることができなかった。そのくせ、現在では、非共産主義国におけるあらゆる悪に対して運動を起こすことが流行しているのだ。こうした事態に軽蔑の念を禁じえない。スターリンとヒトラーによる残虐行為に対して声を上げられなかった世界が、チリやローデシア、南アフリカにおける不正義に強く抗議している。ヒトラーと握手して頬を紅潮させたアーノルド・トインビーが、イスラエル人のアラブ人追放をナチスより残虐非道な行為だと呼んでいる」

北朝鮮や中共の人権抑圧、言論の自由への圧迫に対してより、日本国内の地震の避難先での人権侵害を「問題」にする「自称・人権弁護士」など「とてつもなくリベラル」な人々が多々いる、おかしな国日本ではあるが?

パトリック・ブキャナンが『病むアメリカ、滅びゆく西洋』 (成甲書房)の中で、フランクフルト学派を手厳しく批判し、こんなことも書いていた。

「右翼が猛威を振るっていると決めつけ、左翼なら大目に見る罪でも右翼なら晒し首、という二重基準こそ『抑圧的寛容』ではないか」とブキャナンは言う。左右のヘイトスピーチを等しく批判しない風潮を想起もさせる?

ブキャナンとホッファーとは類似性があるのか? いや、いくらなんでも?
ブキャナンは「アメリカファースト」主義者だから、トランプを支持していることだろうか?

ともあれ、もし、『これからのエリック・ホッファーのために』の続編を書くとすれば、きだみのる氏や渡部昇一氏や岡崎武志氏や古本屋ツアーインジャパンさん(小山力也氏)などを加えるべきかとも。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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