古本虫がさまよう (特集⑧)黄金週間・読破計画はどうなったか?「公約」を自己検証する―――SEALDsや日共系の「平和(反戦・反核)集会」に出掛ける時は、某カードと『天使の辞典』『新解 左翼用語辞典』と『日本の中の異境 秘史日本原水協』などを忘れずに持参しよう?寺尾五郎から続く「劣化左翼」に騙されないためにも?  
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(特集⑧)黄金週間・読破計画はどうなったか?「公約」を自己検証する―――SEALDsや日共系の「平和(反戦・反核)集会」に出掛ける時は、某カードと『天使の辞典』『新解 左翼用語辞典』と『日本の中の異境 秘史日本原水協』などを忘れずに持参しよう? 寺尾五郎から続く「劣化左翼」に騙されないためにも?
(2016・5・7・土曜日)






昨日(2016・5・6)は、コリン・グレイの『現代の戦略』 (中央公論新社)を読む予定だったが……。あまりに分厚すぎる。一日ではとても読めない?

それはさておき、狂信的独裁国家・北朝鮮の党大会が開催された(とされる)日(5・6)に読むべき本は、イ・ヒョンソの『7つの名前を持つ少女 ある脱北者の物語』 (大和書房)だったかもしれない。

(内容紹介)→外の世界に憧れた少女は、ある夜、祖国と中国を分かつ河を渡る。それが想像を絶する苦難の旅の始まりだとは思いもせずに−。17歳で北朝鮮を脱出した少女が駆け抜けた、覚醒と成長の旅路を綴る

以前、パク・ヨンミ(脱北女性)の『生きるための選択 少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った』 (辰巳出版)を紹介した。実に感動的なノンフィクションだった。パクさんに比べると、イ・ヒョンソさんは北朝鮮では恵まれた生活をしていたようだ(最近、海外で仕事をしている点で、恵まれた「階級」「成分」の中からも「亡命者」「脱北者」が相次いでいる。いよいよ、北朝鮮の崩壊は近づいてきているといえよう)。
しかし、このパクさんの本も、45字×18行の本文460頁超。一日では読みきれない分量(昨日は仕事もあったし)。

そこで、もう少し薄い山村明義氏の『劣化左翼と共産党 SEALDsに教えたい戦前戦後史』 (青林堂)を読んだ(それにしても、この党大会を開催している場所に、巡航ミサイル(非核)を二~三発打ち込めば、世の中少しよくなる? コリン・グレイの『現代の戦略』にそう書いてないかな? 文字通りの「首斬」「斬首」戦略云々とか?)。日本のマスコミもお誘いを受けて出掛けて(一部の「反共リベラル」新聞はノーサンキューだったようだが?)、北朝鮮指定の「モデルコース」を紹介もしていた。が、まぁ、「にやけた顔」の子供たちが、均一的に踊ったり楽器をひいたりしている、いつもながらのシーンを見るにつけ、気色悪くもなる。さすがに、ああいう光景をみて、子供たちの目は輝いているなんてバカなことを言う人はもういないかな?)。


『劣化左翼と共産党 SEALDsに教えたい戦前戦後史』 (内容紹介)→本書は劣化左翼を浄化するマニュアルである
第1章 反安保運動とSEALDsの秘密 ────
第2章 60年安保・70年安保と共産主義の脅威 ────
第3章 日本共産党はなぜ強いのか?~野坂参三と宮本顕治 ────
第4章 「暴力革命」の血塗られた歴史~日本共産党の裏面史 ────
第5章 戦前・戦後日本のマルクス共産主義の思想水脈 ────
第6章 マスメディア・教育・労働分野で左翼・共産主義勢力はなぜ蔓延るのか ────
第7章 「国際謀略」としての左翼共産主義 ────
第8章 戦後「劣化左翼」はなぜ「劣化」したのか ────



「本来の危険な思想を隠ぺいしながら、日本国民に共産主義を植え付けようと暗躍する左翼たち」を具体的な歴史的事実をもとに批判した労作。

北朝鮮の労働党や中共なども含めて、日共は「真実」だの「正義」を守る政党といっているようだが、党首選挙ひとつとってみても、公明党と並んで、この政党は行なったという記憶がない?「民主集中制」(?)といって、「党首選挙」も行なわないという奇妙な政党。総評時代、「政党支持の自由化」を労組内で要求することがあったが、それは「社会党単一支持」に反対して、「共産党」も入れろという「自由」。自民党や民社党なども含めて、労組員の政党支持の自由を求めるというものではなかった。所詮は口先だけというか、彼らの聞こえのいい「言葉」に関しては、きちんとした「定義」を確認する必要が常にある。いまはともかく、かつては「原爆反対」も、「ただしソ連の原爆は別」だったしね。そのために、反核団体は分裂。

こういう手合いの言語トリックにひっかからないようにするためには、トラアンジェリコ編の『天使の辞典』 (PHP研究所)や、ハーリー・ホジキンソンの『新解 左翼用語辞典』 (国際文化研究所)が手元にあるといい。
『新解 左翼用語辞典』で、いみじくも、訳者の三輪直央氏が指摘しているように、「平和」「民主主義」という言葉も、「共産主義者が使うと特別の意味をもってくる」ことになる。「平和共存」という言葉も。

「共産主義者にとっては、言葉は武器である。この簡単な用語集はその武器庫の案内書である。共産主義の慣用語、その歴史的背景゛そのおかしみを説いたのが本書である」とのこと。

「共産主義者」や「なんとなくリベラル(容共リベラル?)」な人びとの唱える「民主主義」「タカ派」「平和」「反戦」「人権」などの用語の本当の意味を知る上で、この二冊の本は役立つだろう。そういうタイプの人たちの唱える「人権(擁護)」の中には、北朝鮮の脱北者のことなどは、なぜかあまり含まれることがないようだ。例えば、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長(弁護士)の伊藤和子氏の『人権は国境を越えて』 (岩波ジュニア新書)を読むと、そのあたりのことに関して、いろいろと示唆を受ける?

尚、日共のソ連核実験擁護の「事実」「真実」に関しては、以下の本を参照されたし(再録)

2013/09/27(金) 05:32:19
「過去に目を閉ざすものは現在にも盲目となる」とは日共・原水協の面々にこそ与えられる言葉!

先日、古本市で購入した日高純氏の『日本の中の異境 秘史日本原水協』 (彩光社)を読んだ。
原水爆反対運動を展開していた原水協の分裂の原因ともなった醜い内幕を暴いた本だ。

本書のカバー袖に、御手洗辰雄氏が「平和業者の化けの皮」と題して「原水爆に対する日本人の憎しみ、純粋な平和の祈りを巧みに利用して反米親共運動にスリかえて来たのが原水爆の犯罪的なカラクリだ。この本の著者は長い間、平和運動に参加し、一切のゴマカシを見破って、一々事実と証拠に基づき真相を暴露したのがこの書だ。読者はこれを読んで平和運動業者の世にも奇怪な化けの皮を見破り、はじめて真の平和運動に参加する決心がつくだろう」と推薦の辞を寄せている。

一読同感なり。

1960年代前半、中共とソ連とがまだ仲がよかった時期であり、日共もソ連・中共の覇権主義に迎合していた。だから、今後核実験を真っ先に再開した国を「平和の敵、人類の敵として糾弾さるべきである」と大見得をきったところ(多分アメリカがするだろうと見越したものの)、ソ連が先に再開したために、日共系は大慌て。

「大会直後の(一九六一年)八月三十一日、ソ連政府が核実験再開を声明したとき、原水協執行部は一大ショックをうけた。安井(都)は完全に中共グループに引きずられていた。また、彼はレーニン平和賞受賞者であり、フルシチョフと完全に一致した歴史観の持主である。彼を理事長にいただく原水協が、ソ連を『平和の敵』として非難するとなれば、彼は当然理事長を辞任しなければなるまい。新聞記者が彼のところに押しかけたとき、彼は言った。『こういうケースが起こってみると、平和の敵という決議は適当でなく不用意であった。』 九月一日常任理事会は、ソ連に同情的な声明を発表した。日共はソ連核実験支持を呼びかけていた。なんという無神経さであろうか。原水爆を禁止し、実験を禁止しようという運動は、どこの国の実験であれ、賛成したりまた止むを得ないものとして認める運動とは絶対に両立しない。認めるとすればそれは運動の転向である」「このブザマな姿は、マスコミを通して全国民に報道された。原水協執行部が日本人の国民感情と全く離れてしまっていたことはこれでばれた。原水協はどこの国民の組織だかわからなくなってしまったのだ」

ということで、原水協は分裂し、社会党系の原水禁などが出来たのであった…。まぁ、それも結局は「五十歩百歩」的な違いでしかなかったようだが、当時としてはまだマシではあったのだろうか。

社会党系が、ソ連批判を当然しようとしたら、日共がまったをかける。中共も自国の核開発はアメリカ帝国主義に対する自衛のためのものだと主張し、日共もそうだそうだと容認する…。そんなイデオロギー的平和運動屋・業者の実態を、著者は冷静に分析している。

そういう過去があるから、つい最近になっても、フランスが核実験をしたら、タヒチ近くまで抗議に行くくせに、相手が中共だと沈黙したりする手合いもいたし、北朝鮮の核実験に関しても、朝鮮総連関係施設前で大衆デモを組織して抗議することもなく、軽い抗議声明でお茶を濁す「平和業者」がまだいるのであろう。情けないというしかない。

「過去に目を閉ざすものは現在にも盲目となる」という言葉は、こういうコミュニストや容共リベラル派に与えられるべき言葉だ。まだ半世紀前の「戦後」の醜い歴史なのだから。それ以前の戦時中の一時期のお話しではなく、「自由と民主主義」が保障されている中で、こんなアホめいた言論闘争をやっていたという点で「戦後責任」をきちんと解明し、謝罪しておく必要があるだろうに…。都合の悪い歴史は忘れてしまうのだろうか。左翼人の執筆者が多いからか、社会科教科書も書かない、触れたがらない。本当に情けない。

ただ、この本、落丁あり。113頁から128頁の16頁分がないのだ。その該当頁には209頁から224頁の本文が、二重に収録されているのである。ううむ「古書一路」さんの提供本。「落丁あり」とはなかった? まぁ、活字自体はざっと見たらつながっているのだから無理はない。頁数は狂っているのだが。
しかし税込み200円の安さだから、文句もいえないけど。隔靴掻痒?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!




(後記)さきほど「日本の古本屋」を見たら、この本を3,780円で出している古本屋があった。アマゾン(中古)だと5980円とか6000円で出している古本屋などもあった。ううむ……。落丁があっても許すか? 200円なら? 「過去に目を閉ざす」ことに長けている日本共産党関係者は、こんなに恥ずかしい過去・恥部を暴かれないようにするためにも、一刻も早く「買い占め」して「焚書」にする必要があるのでは?

ところで、この前、寺尾五郎の北朝鮮ヨイショ本である『朝鮮・その北と南』『38度線の北』 (新日本出版社)などが、なかなか手に入らないのは、共産党関係者が「焚書」にしているからではないかと指摘したが、ふと、「日本の古本屋」や「アマゾン」(中古)をみてみると、こちらも何冊か出ているではないか。ものによっては1万円を越えている。
「走れ、メロス」ならぬ、「走れ、「理想」という名の「妄想」に迷妄するコミュニストたち」? 身内の恥を隠すためにも? 風呂の焚きつけにするためにも? 

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!

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