古本虫がさまよう (特集⑤)黄金週間・読破計画はどうなったか?を自己検証する―――「地球温暖化説」「日本ファシズム説」への異論本とは?
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(特集⑤)黄金週間・読破計画はどうなったか?を自己検証する―――
「地球温暖化説」「日本ファシズム説」への異論本とは?
(2016・5・4・水曜日)






本来なら昨日(2016・5・3)は、アンドリュー・シムズの『生態学的責務』 (緑風出版)を読む予定だったが……。

(内容紹介)→先進国は、公平な分け前を超える量の化石燃料を燃やして豊かになったが、そうした行為が気候変動を招いた。地球温暖化の責任は? この現実をどう変えればいいのか? 気候正義(公平な気候変動対策)などについて論じる。【「TRC MARC」の商品解説】

でも、まぁ、そうはいってもねぇ。A.W. モントフォードの『ホッケースティック幻想 「地球温暖化説」への異論』 (第三書館)のほうが面白そう? 両方読めばいいのだろうが……。

内容(「BOOK」データベースより)→地球の温暖化は“幻想”にすぎないと科学的に証明。温暖化の論拠を根底的に覆す!!地球の体温グラフは20世紀に入るまではなだらかな低下をたどっていた。それ以降急に上昇して、ホッケースティックの先端状を呈していると喧伝されている。しかしこの地球上を席巻している温暖化進行中という“常識”は「ホッケースティック幻想」にすぎないと証明する話題の書。

ここ数日、ソ連、コミュニズム、スパイ関連書が続いているが、引き続き、積んどくしていた尾崎秀樹氏の『デザートは死 尾崎秀実の菜譜』 (中公文庫)を読んだ(この前、本欄で、彼の『生きているユダ ゾルゲ事件-その戦後への証言』 (角川文庫)を紹介したばかりだが)。

内容(「BOOK」データベースより)→ゾルゲ事件で逮捕された兄・尾崎秀実が、死刑確定ののち、獄中から家族に宛てて書き送った“食物考”。美食家だった兄が検閲をパスするため、食談を通して時事や人事を語ろうとした二十二通の書簡を手掛りに、著者は秘められた歴史のドラマを解き明かそうとする。多彩なエピソードを織り込みながら綴る鎮魂の昭和史

兄の尾崎以外に、ゾルゲ、スメドレーや、さまざまな事件関係者の「グルメ」ぶりも出てくる。佐々淳行氏の『私を通りすぎたスパイたち』 (文藝春秋)でも、尾崎のことが出てきて、佐々氏の父親(佐々弘雄)と、六本木の「大和田」の鰻をよく食べていたとの記述があったかと。中公文庫の本でも、その店名が出てくる。ほかにも、「日本橋」の「浜の家」とか、芝の「大門閣」とか……。ゾルゲも愛用していたとか。カール・ヨネダなどの名前も出てくるが、さまざまな左翼人の人脈がよく分かる本でもある。

それにしても、治安維持法だけで死刑になった政治犯は聞いたことがないのが、日本の「ファシズム(正しくは「軍国主義体制」)」の特徴だ?

ゾルゲや尾崎にしても、ほかの法律違反もあっての死刑。それに、こうしたレターをやりとりしたり、家族と死刑執行前に面談したりもしているが、ソ連などのスターリン時代の粛清裁判の被害者には考えられない温情ともいえようか? 

安倍政治はファシズムだ、ファシズム復活を許すなとか、戦前の日本のファシズムの暴虐とかいろいろとステレオタイプに物を言う人が多いけど、ナチスドイツやスターリン、毛沢東、金王朝下の北朝鮮など、左右の全体主義国家の暴虐に比べると、日本の軍国主義体制がどの程度のレベルだったのかは、学問的にも実態的にもよくよく考えていくべきだろう。そのためには、中村菊男氏の『天皇制ファシズム論』 (原書房→改題ダイジェスト版として『政党なき時代 天皇制ファシズム論と日米戦争』 毎日ワンズ)などが適切な必読書。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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