古本虫がさまよう (特集②)黄金週間・読破計画はどうなったか?「公約」を自己検証する――― 「渡辺京二」より、「勝間和代」が御しやすい? 「コミュニスト」「ミニマリスト」には要注意?
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(特集②)黄金週間・読破計画はどうなったか?「公約」を自己検証する―――
「渡辺京二」より、「勝間和代」が御しやすい? 「コミュニスト」「ミニマリスト」には要注意?

(2016・5・1・日曜日)








黄金週刊読破計画表に基づいての読破計画は、初日(4・29)からあっけなく空転し挫折したものの、気を取り直して、二日目(4・30)の読破予定本である、三浦小太郎氏の『渡辺京二』 (言視舎)をひもといていたら、古女房が、「そんな本より、あんたはこれを読みなさい」と、突きつけてきた本があった。

勝間和代氏の『2週間で人生を取り戻す! 勝間式汚部屋脱出プログラム』 (文藝春秋)。

おお、これは薄い本でいいやと、方針転換して一読することにした。

(内容紹介)→ミニマリストじゃなくても大丈夫! 誰でもできる汚部屋脱出術。
勝間和代さんは、自転車、ゴルフ、麻雀、ITガジェットなど、多趣味でモノが大好き。そんな勝間さんが編み出した、汚部屋脱出術とは? そして、二度とリバウンドしない仕組みとは? ミニマリストやシンプルライフ好きじゃなくてもできる、ロジカルな片付け術は、今まで何をやっても汚部屋脱出できなかった人にもおすすめです。



「ミニマリスト」って? ちょうど、昨日(2016・4・30)の日経朝刊の土曜日付録版に、「所有欲と決別!」「ミニマリストの生き方」「見える収納」「脱『無駄買い』」「自分見つめ直す契機に」という見出しの記事が出ていた。「極力物を持たない生活をする人たちのこと」を「ミニマリスト」と呼ぶそうな。以前、本欄で紹介した佐々木典士氏の『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』 (ワニブックス)にも、ミニマリスト宣言文があったことを思い出した。


ヤカンはいらない、鍋があればお湯も沸かせるからと。でもねぇ、冬の間、インコのために湯たんぽ作る時、やかんが足りなくて鍋で沸かした湯を湯たんぽに入れようとして、つい手元が狂ってまいてしまって、足を火傷したことがあった。歳を取ると手元が不器用にもなる……。若い時はまだいいけど、危機管理的には、台所用品は、適材適所で、湯たんぽに熱湯を入れる時は、鍋よりヤカンのほうが注ぎやすいと思うから、一つ持っていてもバチは当たるまい? 「ミニマリスト」…。要注意? コミュニストの「カバー」かもしれない。

とはいえ、シンク回りにはモノを出しっぱなしにしない、本や書類はデータ化、服は一着増えたら一着手放す…と。

ともあれ、勝間さんの本に話を戻す。
僕も読んだことのあるリチャード・ワイズマンの『よく眠るための科学が教える10の秘密』 (文藝春秋)という本に啓発されて、「断捨離」で汚部屋脱出を志したという。

ワイズマンの本の中で、寝室をスッキリしないことには安眠できないとの指摘があり、寝室にあふれていた本や洋服やぶら下がり健康器などを片づけようとする。しかし、それらを片づけようにも、片づける別の場所がない。ということで捨てるしかない?と気づくのである。

本は、いまや電子本もあるし、アマゾンなど中古市場もあり、安く買い直すことも可能ということで、「紙の蔵書も、ほとんど捨てました」とのこと。 「蔵書しておく意味は、ここ数年でほとんどなくなったように思います」とのこと。ううむ……。たしかに一理ある?

そのために「キンドル」を先日、清水の舞台から飛び下りるような覚悟で購入したのだ(あれ、チーズではないが、キンドルはどこに消えた? 最近行方不明だが?。某エロス書院文庫の「試し読み」(無料)は何冊か「入手」したはずだが?)。 

古女房もこの「紙の蔵書も、ほとんど捨てました」を重視していて、付箋を貼り付けていたが、あんたの場合、洋服は? サイズがもう合わないものばかり。着られるのはワンピースばかり。

ともあれ、帯には著者の「ビフォ」「アフター」の室内写真なども掲載されている。


「ダイニングテーブルの半分くらいが、積みあがった郵便物や雑誌で覆われていました」「ダイニングテーブルの残り半分のスペースで、家族で食事をするような惨状でした」とも。ううむ。共感? 我が家の食卓テーブルも、ノートパソコン二台が「常駐」。ミニコンポも台乗せの上に置かれている(その台乗せの下の隙間にノートパソコンが収蔵できる工夫はしているが)。そのほか、本やら手紙やら……。

ううむ……。我が家の食卓の脇にはミニ仏壇もあるが。この惨状は、どうしたらいいのか……。仏壇をトイレの中に設置すればいいのではないかと思案したこともあるが、さすがにご先祖さまに申し訳ない? でも、トイレにはミニ本棚を置いてあるが、工夫すればミニ仏壇ぐらい置けそうな気がするのだが……。そうそう、水が出てくる「蛇口」の上の空間に板を敷き、その上に載せる。毎朝、位牌を前に用を足し、線香をたてる。線香はトイレの臭い消しにもなる。これだと、一石三鳥ぐらいになるのではないか。ネバーセイネバー?

ともあれ、本に刺激を受け、午後、少し離れているが、中古家具や衣料を扱っているブックオフに出掛けた。古女房も、義母がイタリア旅行のお土産にくれたけど使わないバックを提供。子供の子供時代の洋装晴れ着の類なども含めて、ユニクルレベルの古着もあったものの、LLビーンやマクレガーやスコッチハウスのオーバーやジャッケットなど30点弱。そのほか、本も十数点。あわせて、1万円ぐらいになった。まぁまぁ? でも、中古ジャケットを2枚買って3000円。差し引き7000円。ブックオフでは服は買ったけど本は買わず。

衣料メーカーも、不要になった衣料品を店舗に持ち込むと、それと引き換えに商品購入時に使える割引券をもらえるようなことをしているという。ブックオフに売られるよりはいい?(これも、同日付けの日経に記事として出ていた(「衣服・靴の『下取り』サービス」「店頭で新品5割引きも」「他社品の持ち込み可能」)。

ともあれ、軍資金も入ったので(?)、そのまま周辺の古本屋へ。

久しぶりに門前仲町の古本屋・古書朝日書店へ。石坂洋次郎氏の『麦死なず』 (新潮文庫)を購入。コミュニズム関連の内容。それにしても昔の文庫本は字が小さい。44字×18行もある(と思う。数えるのにも苦労?)。200円(税込)。

地方の教師五十嵐の妻アキは、まき起った共産主義運動にかぶれ、夫と三人の子供を残し、愛人の党員作家を追って上京してしまう。生活を破壊されながらも、赤子のような妻に対して毅然たる態度がとれず、思想と愛欲のあいだで翻弄される五十嵐。昭和の初期、知識人たちを捉えた左翼運動がはらんだ問題性を、私生活に密着した姿勢で批判して、著者の作家的地位を確立した代表作である。



ふうむ…。コミニュストは、毛沢東はじめ「性欲旺盛」だから、要注意?

そのほかに、おお、キングズリイ・エイミスの『ジェイムズ・ボンド白書』 (早川書房)があるではないか。お値段は6000円!

ふふふ、この本、カバーなしだが、神保町の某古本屋で50円で入手したものだ。

(以下一部再録)
2013/05/09(木) 05:23:50
「007シリーズ」はいまも映画化され続けているが、原作者のイアン・フレミングは亡くなって久しい。その作品(小説)はハヤカワポケミスなどに収録されているが小説ではなく、ノンフィクションのハヤカワ・ライブラリに007関連の作品が何冊かある。

フレミング自身の『007号 世界を行く』『続007 世界を行く』、シェルダン・レーン編の『007専科』、キングズリイ・エイミスの『ジェイムズ・ボンド白書』である。いずれも古書価格は高い。2013年5月8日時点で「日本の古本屋」で検索すると、フレミングの『007号 世界を行く』は3000円~4000円。レーンの本は5000円~7500円。エイミスの本も7000円の古書価格がついていた。新書サイズ一冊で、そのお値段だから「割高」感もする。
神保町の古書会館だったか、古本市でもそれぐらいの値段で出品しているのを見たことがある。
以前、都立図書館の中で、この4冊のうち、何冊か所有しており貸し出しもしているところがあって、借りて読んだ記憶がある。フレミングの本だったか? 日本を訪問したこともあり、その時の体験記などが収録されていたかと思う。『続007世界を行く』だったか? これは品川区立図書館にあったかと。図書館側がこういう本にあまり希少価値を持たず、適宜「放棄・破棄」処分をすることもあるかもしれないし、中にはマニアめいた人が盗むといったこともあるかもしれないから、本はいつまでも図書館にあると思うな?

ところが、過日、神保町の某古本屋の均一安価コーナーにエイミスの『ジェイムズ・ボンド白書』があるのに遭遇してしまった。しかも、たったの50円。もちろんカバーはないが、書き込みなどもなく、まずまずの状態だ。
そんなバカな? と思ったのだが、間違いなく50円! おお、これは安い。買わねばと。
この古本屋、店内BGMはジャズ系で、雰囲気は悪くない。個人的には唯一許せるBGMだと感じている店で、時々寄っていた。雑本が多く、気に入っている古本屋だが、5階にあるので、たまにしか寄らない。
また、この古本屋には、サンリオ文庫なども沢山あって、一冊2000円という値段を付けたりもしている。決して、値付けに甘い古本屋ではないはずなのに…。
ともあれ、レジに「袋いりません」といって、100円出して、50円のお釣りをもらって即座にエレベータに乗って退出した次第。
犬も歩けば棒に当たるではないが、掘り出し物に久々に当たった感じである。



カバーがなかったとはいえ、6000円~7000円する本が、50円はない? やはり1000円ぐらいにはしときたいもの。 古本屋の「油断大敵」?

ところで、この古本屋(古書朝日書店)の前にて中年男が十数人並んでいた。何? バス停ではなさそうだったが。
あと、この近くにブックオフがあったようだが、場所を知らないので寄らず。
柏餅の老舗みたいな店があったが購入せず。古本以外は買いません(帰宅したら、妻が4個入柏餅をスーパーで買って、すでに二個食べていた。妻はこういうふうに買ってきたものを、時々「買ってなかったデショー」にすることがある。つまり、4個入りを買い、家族ともども食べるつもりではあったけど、一個、二個食べて、その残りもまた食べてしまい、結局家人が帰宅する前に全部食べてしまう…。すると、空容器をそのままにしておくのはまずいので、ゴミ箱に直行。ということで、買ってたなかったということにするのだ。全体主義者が己の蛮行を誤魔化す手法と同じである?)。

そのあと、神保町にも寄ったので、マニタ書房を見ようかと思ったが、入口に「看板」が出ていなかった(帰宅してツィッターをみたら、その後、オープンしたみたいで1900閉店とのことだったが)。いもやで「トンカツ定食」(800円)を食べただけで帰宅(天丼のいもやが「閉店」状況なのは残念)。

読破計画は大いに狂ってしまったが、勝間氏の一冊だけでは申し訳ないということで、竹内勝巳氏の『オビから読むブックガイド』 (勉誠出版)を読んだ。

内容紹介→オビ、あります 邪魔にされて、捨てられて…。そんなオビにも、著者・編集者たちの思いが詰まっている!書店での初めての出会いを演出するオビとコピー文。
それを眺めながら読むこれまでにないブックガイド。出版業界のオビの歴史も振り返りながら、全150冊レビュー!



「帯」への熱い思いを綴ったユニークなブックガイド。「帯」はあってもいいと思うけど、カバーにその「帯」部分をそのまま印刷してしまえばいいのにと思わないでもない(たまにそんな本を見かける)。別の「紙」にて、「帯」を作ると当然破れたりもするし、カバーとの文字がズレたりもしかねない。資源節約の観点からも、帯はなくてもいいし、作るなら、カバーと一体化した帯にすればいいのにと思わないでもない。平積みされるなら、まだ帯は目立つだろうが…。そうでない本もあるし。

図書館によっては、「帯」を新刊購入コーナーの板に貼り付けて、「広報」しているところもある。変わっているのは、新宿区立図書館。この図書館は、毎週月曜日休み(さらに月一回別の日も休む)、貸出冊数も10冊どまりとイマイチ図書館であるが、なぜか、本を「ラップ」する際に、隙間を少し造り、そこに「帯」を挿入している。借りる人が、その「帯」をガメなければ、そこに「帯」が入っていて、借りた人が取り出して、帯を見ることができるようになっている。何のサービスなのか? いやいや、こういう風に「帯」にこだわる人のためのサービスなのだろう。

本書でも指摘されているけど、帯の有り無しで、古本屋価格も大きく変動するとのこと。帯なしだと数万円が、帯ありだと数十万円になるとか。ちょっとバカバカしい感じもしないでもない。本は、「中味」を読むことができればそれで充分だと思うのだが。もっとも、さっきの007本みたいに、カバーありだと6000円~7000円で、カバーなしだと50円になるのか? いやいや、やはり「50円」は古本屋のうっかりミスであろうが。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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