古本虫がさまよう スパイ、犯罪者を逃がすな? そのためにはセコム、アルソック、ジャパッシュしなくては?
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スパイ、犯罪者を逃がすな? そのためにはセコム、アルソック、ジャパッシュしなくては?
(2016・4・25・月曜日)






佐々淳行氏の『私を通りすぎたスパイたち』 (文藝春秋)を読んだあとに、吉野準氏の『情報機関を作る 国際テロから日本を守れ』 (文春新書)を読了したが、引き続き、関連書として猪瀬直樹氏の『民警』 (扶桑社)を手にした。


内容紹介→1962年、日本初の民間警備会社・日本警備保障(現・セコム)を起業した二人の若者は、1964年の東京五輪で選手村の警備を一括受注し、脚光を浴びることとなる。そして、その東京五輪で選手村の警備をセコムに発注したのが、のちに綜合警備保障(アルソック)を設立する警察官僚だった。 日本を防衛する軍隊として23万人の自衛隊が存在する。国内の治安は24万人の警察官があたる。彼らのために国民は税金を支払っている。いっぽう民間の警備員数は警察官の2倍、50万人余である。日本の治安は、いまや「3兆円産業」に拡大した民間警備業市場の力を無視することができない。



要は警備会社の歴史を綴ったもの。セコムに関しては、創業者の飯田亮氏が存命でインタビューなども。アルソックの創業者の村井順氏(元警察官僚)は死去しているので、その息子・村井温氏などのインタビューも。

村井順氏は、内閣官房調査室の初代室長でもあったが、情報一元化を固執する外務省の陰謀で失脚したともいわれている。その経緯は、本書にも出てくる。また、佐々氏の先の本でも、村井氏の戦後インテリジェンスの構築に果たした役割についても記されていた。

村井順といえば、思い出すのは大学に入ったころ、『ありがとうの心』 (善本社)という本がよく売れていたみたいで、広告などでよく見かけたことだ。ちょっと小太りのおじさんだなと。さほどの関心を持つことなく、その本も一読したかのような記憶はあるのだが……。

反共リベラル的な信念を持ち、当時外国資本も入っていた日本警備保障とは違う、民族資本による警備会社を創立しようとして綜合警備保障を作るといった愛国心豊かな人だったようだ。

日本警備保障にも相談して作られた「ザ・ガードマン」なるテレビドラマのヒットもあって(これは見ていたかな?)、イメージが向上する反面、人材不足で、犯罪行為をする不良警備員も続出して、いろいろとあったそうな。そんな「民警」の歴史が綴られている。

望月三起也氏の『ジャパッシュ』 (ぶんか社ほか)も、ある意味で、こういう「民警」が、自衛隊なども上回る不気味な存在となっていく可能性を追究した作品(マンガ)だったともいえる。

ノンフィクションを読んだあとは、外事警察などを舞台にした「小説」を読みたくなるもの。麻生幾氏の『外事警察』 (幻冬舎文庫)や、最新作の今野敏氏の『防諜捜査』 (文藝春秋)などがあるのだが、積んどく中。

その前に、榎本雅一氏の『60歳までに知らないとヤバい定年再雇用の現実』 (角川SSC新書)を読まなくては?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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