古本虫がさまよう 電車の中で読めない本は、トイレの中で読むに限るか?
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電車の中で読めない本は、トイレの中で読むに限るか?
(2016・4・10・日曜日)






電車の中で読めない本、読みにくい本というのがある。

例えば…。エロ本やヌード写真集だ。フランス書院文庫のような本を、そのまま車内で読んでいたら……。その、若干、色情的なカバーイラストは車内で目立つだろう。もちろん、書店や市販のブックカバーをつけていれば、読むことは可能だ。フランス書院文庫には「ハシラ」がないから、隣席の人が、「このオッサン、何読んでいるのだろう」と覗いても、「ハシラ」がないから、即座にはエロ本と見破られることはない? 
だが、エロ文庫本の中にも「ハシラ」がある出版社もあるようだから、そういう本だと「第一章 悶える兄嫁の痴態」なんて「ハシラ」があると、「このオッサン、エロ本読んでいるのか」と見破られることがある。そういうことがないように、フランス書院文庫は、ハシラに章タイトルなどをあえていれないようにしている。立派な心がけ、読者の心情への思いやりのある出版社ではないか。東京メトロなど、鉄道会社の社員たちに、爪の垢でも煎じて飲めといいたくなる?

しかし、ヌード写真集となると…。文庫サイズのものでカバーをしていても、周辺の人の目に読んでいる中味を見破られる可能性が高くなる。覗き込んで俺にも見せてくれという人もいるだろうが……。顔をしかめる女性も出てくるだろう。週刊ポストやフライディなどを読んでいてもそうなる?
このあたりは「公共の福祉」ではないが、「公共の場所」での「読書の自由」にも若干の自己規制が求められるといえそうだ。

一方、そういう内容ではなく、「重厚長大」本ゆえに、電車で読めない、読みにくいという本がある。

例えば…。重政隆文氏の『映画の本の本Ⅱ』 (松本工房)だ。前著『映画の本の本』 (同)は本欄で紹介した記憶があるが、映画は映画館で見るという原則の持主である著者による映画本エッセイ集、最新刊だ。

ハードカバーで800頁(47字×19行)を超える。本体価格3900円だから、税込価格で4000円を超える。前著は500頁弱だったかと思う。こんな分厚い本は持ち歩くのには適していない。
自宅で、ちびちびと読み始めたところだが、こういう本はトイレ(大便中)で読むのがベターかもしれない。書評集だから、一編のエッセイの分量は短い。用を足している時に読むには手頃だ。

もっとも、長年積んどくしている箱入りの重厚長大本である、千草忠夫氏の『千草忠夫選集〈2〉』 (ベストセラーズ)も読まなければならないのだが、これは古女房もいるから、トイレに置くわけにはいかない? あぁ、読みたい本が多すぎる? 栗田直樹氏の『共産中国と日本人』 (成文堂)も、進歩的文化人の中国観を批判的に捉えている本のようだ。前著『緒方竹虎』 (吉川弘文館)も積んどくしたままだったが。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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