古本虫がさまよう 古本市会場には煩い音楽が流れ、禁煙のはずの各駅停車駅ホームにはタバコの悪臭が漂いつつも、櫻は徐々に散り、出たはずのマッカーシーの訳書は国会図書館にも見当たらず…
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古本市会場には煩い音楽が流れ、禁煙のはずの各駅停車駅ホームにはタバコの悪臭が漂いつつも、櫻は徐々に散り、出たはずのマッカーシーの訳書は国会図書館にも見当たらず…
(2016・4・9・土曜日)







今日(土曜日)は4P……。
ただ、いつもと違う「場所(プレイス)」が2カ所あっての4P。今日は、日中はかなり暖かく古本屋散策には最適であった(花見もこれなら寒くない?)……。


まず、午前中は都内某大学にて国際政治公開講座。高名な大学教授による国際情勢に関する話(会費1000円)。90分、久々に大学にて授業を受けたような感じであった。キャンパス周辺の櫻も散り始めていたが、まだ見頃。

講演のあと、正午すぎに神田古書会館へ。

野見山美冨士氏の『旧満州国・遼陽での日々』 (非売品)、 『原虎一 一労働運動家の生涯』 (非売品)、伊藤哲夫氏の『天皇即位と大嘗祭 憲法第一条・もう一つの読み方』 (オーエス出版社)、中河幹子氏ほかの『男の貞操』 (日本教文社)を購入。

帰宅してからだが、『男の貞操』の奥付裏広告に「教文新書・9」として「近刊 アメリカの旋風」という本が紹介してあるのに気づいた。著者はマッカーシーで、訳者は元朝日記者の中野五郎。内容としては「戦前戦後にわたる米国の失政を『反逆の20年』と呼んで1億6千万米国民の相剋と思想戦をもたらしたマッカーシー旋風の正体と? 世にも奇しき公開状!」(予価100円)とある。

おお、あのマッカーシーの本が訳出されていたのか? 知らなかった。さすが、このころは保守系と見られていた「生長の家」系の日本教文社だ。こういう本を出していたのか。ちなみに、『男の貞操』は「教文新書・8」。「教文新書・6」には、紹介ずみの浅野晃氏の名著『主義にうごく者』も入っているではないか。

さっそく読みたいなと思って、国会図書館などを検索してみるが全くヒットしない。「日本の古本屋」もアマゾンやネットでも? ううむ、刊行されてないのか?
ジョゼフ・マッカーシーの『共産中国はアメリカがつくった』 (成甲書房)は一読した記憶があるが。 予告広告は出たものの、実際は刊行されなかった本というのはよくあるみたいだから、この本もそうなのかもしれない。

神保町界隈の古本屋街を散策する時間はなく、御茶の水駅に戻り高円寺の古書会館へ。

高橋哲雄氏の『二つの大聖堂のある町 現代イギリスの社会と文化』 (ちくま文庫)近藤信一氏の『ある社会主義者のひとり言』 (非売品)を購入。
そのほか、「週刊FM東版」のバックナンバーなどがあったので、二冊購入。昭和50年と56年の刊行。
前の持主が、番組表にラインマーカーを引いて録音予定曲をチェックもしている。オリジナルカセットレーベルも切り破られることもなく残っている。広告はさすがにラジカセではなくコンポなどが中心。恩蔵茂氏の『FM雑誌と僕らの80年代「FMステーション」青春記』 (河出書房新社)などでも触れられていたが、1980年前後に、こういう雑誌を時々購入もしていたなと。懐かしい限りだが……。

高円寺古書会館も「主催者」によりけりだろうが、今回は、ちょっと耳障りなラジオだか音楽がカセットテープレコーダー(正確にはCDカセット)から流されていたのには閉口した。「この本はおもしろいかな?」「どんなことを書いているのか」など、ちょっとチェックする時に、この手の「音」はまったく余計。思考力を低下させるだけだ。流さないほうが顧客のための最大のサービスになるのになあ。接客業側が、そういうことに鈍感なのはちょっと嫌だ。ラジカセからだから、音質も悪いし。煩いだけ。

そのあと、高円寺の「やよい軒」で、いつもの生姜焼き定食(630円)。こちらも店内にはBGMが流れるが、ちゃんとしたスピーカーから、まだジャズ調だから、個人的には許容範囲。

日本茶も飲んで、ご飯もお代わり(計3杯)。四人がけの席に案内され、ゆったり。待っている間に本を読むが、照明も明るい。それに比べて、車内蛍光灯を省いていた東京メトロやJRへの怒り再び?

それから新宿駅経由で某私鉄の某駅へ。そこで、再び、国際政治に関する講演を二時間たっぷりと聴く。朝といい、夕方といい、いい内容だった。こちらも1000円の会費。

新宿に戻る時に利用した某線の某駅。櫻の花びらが散っているトイレに寄って、出てホームで待っているとタバコ臭い。もちろんホームは禁煙。「なぜ?」と思って、ふと頭上を見ると、駅舎の壁に換気扇がある。そこから臭っているのだ。
ううむ、駅舎の壁の向こうが、駅員の「喫煙所」になっていて、換気扇の下で吸っているのでは? さっそく、改札口に行くものの駅員は見当たらず。奥にはカーテンで仕切っている空間がある? 各駅停車駅なので電車はなかなかやってこない。駅員を呼び出すボタンがあったのでそれを押して、お尋ねする。

こちらの疑問に、駅員は「………」であったが、ホームの換気扇のところまできてもらって、「ほら、臭うでしょう」と。「ホームには禁煙と表示してあるのに、そのホームに向けて、この換気扇からタバコの臭いが出ているとしたら、建屋のない原発みたいなものじゃないですか」とも。駅員は、なんとなくしどろもどろであったが、電車も来たので追及はそこまで……。

でも、僕の鼻センサーが正しいとしたら、明らかにこの私鉄駅、モラル違反であろう。駅舎内の一画に「喫煙室」を設けるのはまだいいとしても、悪臭は一切外に出さないようにする義務があるはず。
各駅停車の小さな駅、これってまるで田舎の駅みたいなもの。ただし、乗る人はホームに沢山いる。ホームは「禁煙」にしておきながら、自分たちは室内でタバコを吸い、その悪臭を外に、ホームに向けて「換気扇」を使って拡散しているとしたら、「禁煙」という文字の意味を全く理解していない暴挙というしかない。

まったく民度が低い私鉄だ(ただし、これはあくまでも「疑惑」なので、具体的な社名は出さないが、今度本社のお客様相談センター電話してみよう? そう思ったらなんとフリーダイヤルを設置していない。03(××××)××××となっている。東京メトロでさえ、フリーダイヤルで、年中無休で朝9時から夜8時まで受け付けているのに。この私鉄は年中無休とはいえ、朝10時から午後6時までの受け付け。親方日の丸東京メトロより、お殿様企業があるとは知らなかった。やはり箱根まで線路が通っているから殿様なのかな?)。

ともあれ、「春の予感」を感じさせる土曜日。新宿からそのあと、いろいろと寄って帰宅。

古本屋は二カ所で総計2500円。電車賃は、地下鉄一日乗車券、JRフリー切符、あと私鉄分はパスモで、1700円程度。食事代や講演会会費などを入れて9000円程度の出費。

どっかのバドミントン選手も、気晴らしするなら、古本屋行脚か講演会参加ぐらいにしていれば、全くの合法だし、コストも安かっただろうに……。そもそも「違法カジノ」って、タバコ臭そう。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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