古本虫がさまよう 春画と若叔母と女医と三十路グラビアアイドル、五十路美魔女が放つ「エロスとわいせつ」を考える?
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春画と若叔母と女医と三十路グラビアアイドル、五十路美魔女が放つ「エロスとわいせつ」を考える?
(2016・4・7・木曜日)







漫画家の望月三起也さんが、2016年4月3日午前7時56分、肺腺がんのため川崎市中原区の病院で死去したとのこと。享年77。
代表作として各紙の訃報欄でも紹介されている「秘密探偵JA」「ワイルド7」なんかも面白かったと記憶している。
ただ、本欄で何度も紹介してきた『ジャパッシュ』 (ぶんか社)が最高傑作だと僕は思う。中学1年生のころ、「少年ジャンプ」で連載されていたこのマンガを感銘をもって一読したころのことはいまだによく覚えている。
みてくれの正邪の構図の愚かさや、右であれ左であれ、熱狂的な全体主義の醜さを学べるマンガ。オウム事件が起こった時、まっさきにこの『ジャパッシュ』が浮かんだ。こういうのを子供の時読んでいれば、絶叫したり、独善的な正義を主張する空想的軍国主義者や、それと同じ穴のムジナでしかない空想的平和主義者や、それらをもてはやす空想的マスコミの「欺瞞」を見破ることが可能だろう。

それはさておき、園田寿氏&臺宏士氏の『エロスと「わいせつ」のあいだ 表現と規制の戦後攻防史』  (朝日新書)を読んだ。


内容紹介→日本初の本格的な展覧会開催など「春画」がブーム。しかし春画掲載の週刊誌は警視庁から厳重な「指導」を受けた。エロスとワイセツの線引きはどこなのか?
「チャタレイ」から「ろくでなし子」まで、 数多くの具体例で「いやらしさ」の本質に迫る。「文化」か「犯罪」か?性表現をめぐる問題点を具体例を挙げて明らかにする! 日本初の本格的「春画展」が大成功。一方、春画掲載の週刊誌は警察から「指導」を受け、女性器をテーマにした作品で作者が逮捕・起訴された。「境界線」はどこにあるのか? かつては、どうだったのか? 斯界の第一人者である法学者と、ジャーナリストが解明する。法で裁かれた文学作品の原文も掲載。



「裁かれた原文」も適宜引用紹介されているが……。
春画も関連書は新書だけでも何冊も出ている。例えば、一冊手元にすぐあるのが、車浮代氏の『春画入門』 (文春新書)。三十路の橋本マナミさんや五十路の山田佳子さんが、もしヘアーや乳首のみならず「性器」そのものを拡大描写した写真集を出したならまだしもだが……。こうした春画のどこがワイセツなのか? よくは分からない。本書(朝日新書)でも、かつての裁判沙汰になった「文学作品」の問題箇所などが引用紹介もされているが……。いまとなってはさほどは欲情されることもないのではないか。

今日では、映像や画像や写真などは稀に摘発されたり注意されることがあっても、「活字」面では、「言論の自由」が優先され、かつてのような取締り対象に、ポルノ小説家(富島健夫氏など)がなるという事態はもはやないのだろう。

例えば、西門京氏の傑作小説『若叔母 奈津子と少年』 (フランス書院文庫)などの以下のシーンと比べるとどうだろうか。昭和30年前後なら摘発モノであっただろうか?


まさか……。
現実とは思えずに、茫然としている優司の前で奈津子が口を開いた。ぽっちゃりとした唇の間に真珠のように白い歯が並び、その間から鮮紅色の舌が見え隠れする。
叔母さんが、舐めてくれるんだ……。
優司はとても平静ではいられなかった。ペニスへのタッチを強要し、その艶蕩な肉体の愛撫を企んでいたものの、さすがにフェラチオまでは想定していなかった。憧れの叔母にペニスを舐めさせるなんて、あまりに不謹慎だと思う。だが一方では、心のどこかで期待に胸をワクワクさせている自分がいた。
ふっくらした唇が亀頭に触れた。まるで、ビロードのように優しく包みこむ極上の感触に、優司の全身を雷のような衝撃が貫いた。
亀頭を含み、先端部分を舌でチロチロと舐めさする。過敏な部分を舐めさすられる快感に、今にも破裂しそうだ。
風呂に入ったとはいえ、あの男性独特の匂いがしているはずなのに、ためらいひとつ見せずに口をつけてくれた叔母の優しさがたまらなくうれしい。しかも、まるで恋人との甘い情事をしているような恍惚とした表情に、興奮がいっそう加速される。
叔母が息を吸いこみつつ顔をさらに伏せてきた。カチカチの屹立が、形のいい唇のなかにじわじわと呑みこまれていくのを、優司は固唾を呑んで見守った。
上品な美貌が苦しげに歪み、ついには、醜悪な肉棒を根元まで咥えこむ。膨らんだ頬のなかに自分の分身が全部入っているのだと思うと、背すじがゾクゾクしてくる。
「うっ……ううっ」
スッポリと呑みこまれたところで、熱い唾液とヌメヌメした粘膜が本格的に襲いかかってきた。根元を指でいじりながら、咥えこんだ部分を唇で柔らかく包みこみ、舌を敏感な亀頭に巻きつける。
「すごい! あああ、すごいよ、叔母さん」
美和との経験がなければ、瞬時に達してしまっていただろう。確かにテクニックは美和のほうが上手だったかもしれていが、なによりも一途で、優司にいい気持ちを味わわせてあげようという思いやりが感じられる。叔母の優しさがジンジンと伝わってきて、快感を倍加させる。美和もよくしてくれたが、叔母の愛情あふれる振る舞いに較べれば、単なるプレイでしかないのを痛感する。
優司は後ろに手をついて体を支え、こみあげてくる昂りに必死でこらえた。こんなチャンスは二度とないかもしれない。今のうちに叔母の唇をたっぷりと味わっておくのだ。
だが、その頑張りも目を足もとに転じた途端、淡雪のように消え失せた。なんと叔母は、片手で優司のものをしごきながら、もう一方の手を自分の両脚の間に当てがい、そのあたりを強く擦っていたのだ。
叔母さんが、僕のものを吸いながらオナニーしている!……
限界だった。
「だ、駄目だ!」
叫んだ瞬間、膨れあがった下半身に全神経が集中して力が抜けた。内臓が吸いだされるような感覚とともに、内部にたぎった熱いものが出口に向かってドドッと押し寄せる。



一方、『チャタレー夫人の恋人』 (小山書店)の猥褻箇所はこんなところ。

彼は彼女の着物を胸のところまで引き上げた。彼はそれに柔らかく接吻し、乳首を口に含んで細かに愛撫した。「可愛い子だ、可愛い子だ!」と彼は寄り添ふやうに彼女の暖かい腹部に突然顔を擦りつけて言つた……。


大人はともかく、未成年者がこういう描写を読むと、いささか刺激されるであろうか? いや、もはや、そんなこともないのであろうか?

ところで、BSフジ(月夜10時・時に時間変更あり)で、2016/4/4より「BARレモンハート」が再開。ウィスキーやワインなどのウンチクと共の人生劇。親子の絆の復活やら、独身男の「女医」への恋などを描いていて、ちょっと楽しめるドラマであった。

検診治療でお世話になったお礼に「レモンハート」に誘った「女医」が独身と思っていたら、先月入籍したばかりで松ちゃんは失恋というお話は笑えた。

もっとも、女医といえば、「看護婦(ナース)」「女教師」「スチュワーデス」と並んで、特定嗜好分野小説の女性の定番職業。鳳春紀氏の『私は淫らな女医 玲子・二十七歳』 (フランス書院)は、人妻女医の奔放なセックスライフを描いた佳作だったか? 松ちゃんもこういう女医が相手だったらよかったのに……とドラマを見て、すぐにそんな妄想が頭に浮かぶ僕は、ちょっと変か?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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