古本虫がさまよう ラーメンと居酒屋は「日本文化」の原点なのか?
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ラーメンと居酒屋は「日本文化」の原点なのか?
(2016・3・16・水曜日)





ジョージ・ソルトの『ラーメンの語られざる歴史』 (国書刊行会)を読んだ。


内容紹介
機密扱いだった占領軍の文書や数多くの日本の資料を駆使して、ラーメンが貧しい労働者のための粗末な食事から日本文化の国際的象徴へと華々しく上り詰めた経緯と、国際政策が世界中のごく普通の食べ物にいかに影響するかを教えてくれる。
近頃ではラーメンは日本の国民食とまで言われている。世界に進出して注目を集めているし、書店にはラーメン関連の雑誌や本が並んでいる。だが日本人はラーメンについて、ラーメンの歴史について本当に知っているのだろうか。確かに店や味の情報については、ラーメンマニアではなくても何となく知っている。テレビでは頻繁に行列店や穴場店、ご当地ラーメンなどさまざまな情報が流されている。しかし、そもそもの起源や歴史、背景については案外ぼんやりとしか知らないのではないだろうか。そのあたりにもこたえてくれるのが、本書だ。

アメリカ人歴史学者が明らかにする真実のラーメンの歴史!ニューヨーク大学のジョージ・ソルト准教授は機密扱いだった占領軍の文書と数多くの日本の資料を駆使して、ラーメンが貧しい労働者のための粗末な食事から日本文化の国際的象徴へと華々しく上り詰めた経緯と、国際政策が世界中のごく普通の食べ物にいかに影響するかを教えてくれる。



といった真面目というか、それなりにシリアスなラーメン論だ。チキンラーメンが売りに出されたころは、僕は赤ん坊だったから、この本で論述されている「内部事情」についてはリアルタイムで知ることはなかったが、そのあたりの指摘も、いまや「歴史」になっており、それなりに面白く読めた。

本欄で紹介したことのある、アイバン・オーキンの『アイバンのラーメン』 (リトルモア)などにも言及している。

オーキンさんは、優秀な両親のもとアメリカで生まれたものの、ちょっと勉強は苦手だった。日本に留学したり、あれこれしながら、日本のラーメンの味に感動し、シェフとなり、やがて日本でラーメン店を開業するに至る。その心の軌跡を綴った半自叙伝である。

先日も帰宅時スーパーのポイント倍増ディ故に買い物を妻に命じられていたが、インスタントラーメンもチャルメラやチキンラーメンなどは買わずに(ここ、一年近く、このブランドインスタントラーメンを食べてないな?)、スーパーのPBラーメンを購入。5袋入りで、ブランドラーメンだと380円はするのが、これだと280円。100円の節約。だが、同じ古本を買わなければ……。ナンセンスな節約の日々…。

日経に、セブンイレブンの会長・鈴木敏文氏が登場し、「来春予定の消費税率10%導入はやるべきではない。買い急がなくてはならないモノは少なく、前回のような駆け込み需要が起こらない可能性すらある」と指摘しているのには同感だ(日付は失念?)。イオン系のミニスーパーも、商品価格を今まで「税込価格」を大きく表示していたのを「税抜価格」を大きく表示するのに変えたみたいだ。消費者の利便性を無視した暴挙というしかない。

ともあれ、一杯1000円以下で、まだ食べられて、食べれば、「一食」分になるラーメンはありがたいもの。インスタントラーメンも一袋100円前後。カップラーメンも150円前後。具材を追加しても、500円以下で自炊可能。ありがたいことなり。

ラーメン店ならぬ居酒屋を探訪したマイク・モラスキーの『日本の居酒屋文化  赤提灯の魅力を探る』 (光文社新書)、 『呑めば、都 居酒屋の東京』 (筑摩書房)と同じような読後感を覚えた次第。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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