古本虫がさまよう 「漫画とエロ本だけなんだ、買わないと読めないのは」という時代は終わった?
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「漫画とエロ本だけなんだ、買わないと読めないのは」という時代は終わった?
(2016・2・5・金曜日)





藤脇邦夫氏の『出版アナザーサイド ある始まりの終わり 1982-2015』 (本の雑誌社)を読んだ。この人の本は、 『出版幻想論』 (太田出版)なども読んだ記憶がある。白夜書房で、編集者・営業マン生活を送った体験を綴った回顧録。自分の好きなジャンルの本を担当し、売れたり、まれに売れなかったり…と。先輩社員でもある末井昭氏も登場。彼の回顧録的な本( 『素敵なダイナマイトスキャンダル』ちくま文庫ほか )は積んどくしていたか?

ともあれ、僕より少し年上の世代だが、入社して初期のころは、バブル時代だったということもあり、高価格なマニア向けの書物も結構売れたりしたとのこと。いい時代であったと回想もしている。そのころはアマゾンもない時代だったし……。

ともあれ、論創社から「出版人」シリーズで、聞き語りの形でさまざまな出版社や書店関係者の「自叙伝」が刊行されているが、一人の出版人による回顧録も読みごたえがあっていいもの。

「少年ジャンプ」は僕もリアルタイムで創刊号から読み出した記憶があり、元編集長の回顧録『さらば、わが青春の「少年ジャンプ」』 (飛鳥新社・幻冬舎文庫)に、藤枝氏が感動したというのもなるほどとも……。

70年代~80年代~は、いい歳したサラリーマンが、電車の中で「少年ジャンプ」などを読んでいたもの。いまは稀。スマホばかりか。

「漫画とエロ本だけなんだ、買わないと読めないのは」と会社の上司から言われたことがあるという。白夜書房刊行で、一世を風靡した「写真時代」などは、国会図書館は別にして、一般図書館で所蔵しているところはまずないだろう。紀伊国屋書店で、この雑誌は売れたそうな。 「ワイセツはタイセツ」なんてフレーズでブックフェアをした書店もあったそうな。
たしかにフランス書院文庫を所蔵している一般図書館はあまりない。奇特な人が寄贈したりしたら「蔵書」として扱う程度?

しかし、いまや、図書館はマンガもそこそこある。尾田栄一郎氏の『ONE PIECE』 (集英社)など、僕は読んだことはないが、ある図書館では、80巻まで揃えており、各巻、さすがに村上春樹氏の本のような何十もという冊数ではないにしても、数冊は購入しており、最近の刊行本だと、予約も100人前後はいるようだ。ううむ‥‥。もはや、人気マンガも図書館で読む時代?
実は(?)、僕も本欄で紹介したこともある浦沢直樹氏の『MONSTAR』 (小学館)、全18巻は図書館で借りて読んだものだった…。
白夜書房が『ニール・ヤング』 の自叙伝を刊行しているのは見落としていたかと。藤脇氏が担当していたそうな。20年ぐらい前だったか、『ニール・ヤング傷だらけの栄光』 (リットーミュージック。デヴィッド・ダウニング)という分厚い本を一読した覚えがある。レーガンを支持していたことがあったとか?
僕は「孤独の旅路」のメロディが好きだった程度でしかなかったが。白夜書房の自叙伝も「Ⅰ」「Ⅱ」と二冊あるのか? 図書館で借りて読む? 二冊に分割せずに、一冊本にして、図書館で借りても、二週間で読み終わらないようにする手もあった? しかし、次の借り手がいないと延長できるから、一カ月近くもあれば、どんなに分厚い本も一読は可能か?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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