古本虫がさまよう 定年前に読むべき「本」とは? 富士見ロマン文庫か、岩波文庫か?
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定年前に読むべき「本」とは? 富士見ロマン文庫か、岩波文庫か?
(2016・1・27・水曜日)



1947年生まれの勢古浩爾氏の『定年後に読みたい文庫100冊』 (草思社文庫)を読んだ。

文庫本をこよなく愛する著者が、これまでに読んたおよそ4000冊の本から、一切の見栄や世評からの影響を排し、「おもしろいかどうか」だけの基準で選んだ文庫100冊を紹介する。



哲学書やら難解な「名著」の類を徐々に敬遠するようになっていったそうな。 「古典・名作はどうでもいい」とのこと。残念ながら「エロス小説」の分野はないが‥‥。定年後に全冊所蔵している富士見ロマン文庫を読むつもりだが、そんな「気力」「性欲」が残っていることやら?

いろいろと知らない文庫本やら、題名だけは知っているものの、そういう内容かと知ったりして読みたくなるような本も何冊かあった。

こういうブックガイドは、とにもかくにも、分量が多いのが一番。39字×17行で、500頁を超える分量だから問題なし。

この前、 『つまをめとらば』 (文藝春秋)で、直木賞を受賞したばかりの青山文平氏の作品を評価しつつも、若い時の作品(「影山雄作・名義」)で、中央公論新人賞受賞作でもある『俺たちの水晶宮』 (中央公論社)は、「四十男の書く文章かね」「とんだばか小説」「トロい小説」と酷評している。
『かけおちる』 (文春文庫)は傑作だそうで、「ほんとに同じ人物なのか」とも。ううむ、ジキルとハイドの作家なのか? どちらかといえば、時代小説には関心がないので、『俺たちの水晶宮』のほうを読みたい? 図書館にあるみたい?

『つまをめとらば』といえば、三浦朱門氏の『妻をめとらば 朱門の女性50章』 (旺文社文庫)を思い出す。こちらは「妻をめとらば曽野綾子」という感じ(?)のエッセイ集だったかと。大学生のころに一読し、大きな影響を受けたものだった(中学生か高校生の時読んだかと思ったが、旺文社文庫は1981年の刊行。親本のサンケイの刊行は1979年だった)。1980年刊行の北原武夫氏の『告白的女性論』 (旺文社文庫)も。

単なるブックガイドではなく、自分自身の読書遍歴の中で培ってきた読書量と読後感を人生論風にも綴った感があり、楽しく読める読書論でもある。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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