古本虫がさまよう ジャズとレコード&古本蒐集の日々
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ジャズとレコード&古本蒐集の日々
(2016・1・19・火曜日)




田口史人氏の『レコードと暮らし』 (夏葉社)を読んだ。

レコード、ソノシート、フォノカード、ラッカー盤。
235枚の音盤に耳を傾けることで見えてくる、戦後の人々の気持ちと暮らし。
レコードを作るとはどういうことなのか。レコードを聞くとはどういう体験なのか。
人々に愛された「物」としてレコードを眺めることで、失われた何かがよみがえる。
面白くてガツンとくる、痛快無比のレコード庶民烈伝。



要は古本屋で古本を蒐集するような「暮らし」をしてきた田口氏のコレクションをまとめた一冊。古レコードやソノシートなどを中古レコード屋などで入手し蒐集し拝聴する。自費出版の本のように自主制作のレコードなども多々ある。高校の卒業式の記念盤や会社の宣伝盤やら政治的メッセージを込めた盤やらいろいろと。
ソノシートなどは、そういえば、僕の青春時代(70年代)にはまだあったかと。英会話や学習雑誌の「付録」にもあったのではなかったか? それがやがて「カセットテープ」になり、「CD」になっていったが‥‥。私の講義録といった本に、その私淑の師の講義のソノシートがあったりして聴いたりもしたものだった。

そんな珍しいレコードやソノシートなどのジャケットが、カラー写真と共に紹介されている。有名人歌手が、依頼されて私家版のような歌詞作曲の歌をレコードに吹き込んだりも。そんな一枚一枚のレコードにまつわる「歴史」を読み解いてもいるわけで、読みごたえのある一冊だった。

僕はレコードなどを蒐集する趣味はなく、実家に若干レコードが残っている程度。プレーヤーはないので聴くこともできないが、レコードプレーヤーはまだ新品があってレコード針と共に売っているみたい(MDプレーヤーは、ブックオフなど中古屋に行かないと入手不可能だが)。

引き続き、シュート・アロー(日本人)の『ジャズ喫茶が僕を歩かせる 現役ジャズ・スポットをめぐる旅』 (DU BOOKS)を読んだ。マイク・モラスキーの同じようなジャズ喫茶店めぐりの本(『ジャズ喫茶論 戦後の日本文化を歩く』 筑摩書房)などへの言及もある。

紹介されている、カレーが美味いという神田古書会館の近くのジャズバーも僕も土曜日の午後に出掛けたことがある。たしか、土曜日は、カレーはなかったか? また、少なくとも夜は禁煙ではないようだったので、一度でかけたきり。本書によると、全席禁煙のジャズバー(喫茶店)も浜松市などにあるようだが。

著者はジャズ喫茶店の定義として「談話禁止」とか「喫煙可」とか挙げているが、まぁ、「喫煙可」には賛成できない。とはいえ、ジャズ喫茶店(バー)の類には学生時代からはジャズに何の関心もなかったので寄ったこともないし、いまは多少関心があってもタバコ臭そう(?)であまり寄る気もしないし(神保町の裏道にもそんなジャズ喫茶店らしきお店を見かけるが‥‥)、自宅で、ピアノトリオのジャズを読書のBGMでちょこっと聴く程度で十分な我が身。そのCDも以前は新品を購入したり、ディスクユニオンやブックオフで中古を買ったりしていたけど、近年は、CDのコレクションが充実している某図書館で借りてMDやUSBに録音して、それをアトランダムに聞き流すだけ。

コットンクラブ(東京駅チカ)やブルーノート(表参道)は各々一度だけ出掛けた。会場内は「禁煙」だが、喫煙可能スペースの設置の感覚が昭和以前(廊下のすみっこに青空喫煙所を設置)のような時代錯誤のコットンクラブには、抗議したけど、改善されない限りもう行かないだろう。二重ドアの喫煙ルームを設置するならまだしも。ブルーノートは、その点、まだマシだったかと。紫煙をくゆらしながらジャズを聴きたければ、自宅でどうぞ?(窓は閉めて)。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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