古本虫がさまよう 文部省検定教科書じゃあるまいに、自由販売の受験参考書にも「検閲」が?
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文部省検定教科書じゃあるまいに、自由販売の受験参考書にも「検閲」が?
(2016・1・15・金曜日)



昨夜、テレビの天気予想を見ていたら、気象庁のいいなり気象予報士サンが、今月は、これからは「暖冬」ではなく「平年並み」「厳冬」傾向が続くから注意しなさいと平然と語っていた。あれあれ、三カ月予想で「暖冬」と断言していたのに。ということは、今月はこれからはまた暖冬になるのかな? 熊も暖冬で冬眠できないでいるとかのニュースも流れていたけど、熊サンも気象庁の天気予想を見て、じゃ、冬眠しようか、どうしようかと悩んでいるかもしれない? コロコロ変わる気象庁にも困ったもの。コミュニスト同様、常に間違えず、間違えても知らんフリをして誤魔化すのがお得意の官庁だから‥‥。

ともあれ、産経新聞(2016・1・14朝刊)によれば、駿台予備校から刊行されていた霜栄氏の『生きるセンター漢字・小説語句』 (駿台文庫)なる本の例文があまりにもいやらしいものが多くて、販売停止と書店の在庫回収を決めたという。

センター試験の実践形式を用いて、漢字および小説などに登場する語句の意味を身につけるための学習書。例文を変えて過去問を網羅し、予測問題も収録。漢字問題を350題、小説語句問題を360題収録。記憶に残る例文・意味で、自分の言葉として使いこなせるように工夫。小説語句問題の解き方・注意点を詳しく解説。



ということで、こんな例文が。
「教授と私のミッセツな関係を誰にも気づかれてはいけない」「きみのエキスをチュウシュツして飲み干したい」

アマゾンのレビューを見ると、(元)教え子なども感想を寄せていて、賛否両論になっている。また取扱停止になったために、早くも古本屋などが4000円前後で販売しており、定価での入手は困難になっているようだ。

ううむ‥‥。そんな漢字語句問題集があれば、真剣に勉強するかもしれない。僕は私立文系で英語・国語・社会(政経)しか勉強しなかった。英語はせいぜい「シケ単」。国語はせいぜい「漢字学習」。旺文社かどこかの漢字問題集を使って、せっせとやっていた。受験する大学は、大概、漢字を単独に書かせる問題があって、10点程度の配点だった。文中の中の単語を漢字で書かせることもあった。一点を争う入試。漢字一つが書けなくて不合格ということもありうる。バカにはできなかった。しかし、問題集の例文は短文で無味乾燥なものが多い。こういうものなら少しはやる気になったかも。

英語だって、ポルノ小説を読んで勉強しようなんてこともあるのに。
中田耕司氏の『ハウツウ受験英語塾 英文解釈重要成句・構文のすべて』 (二見書房・サラブレッド・ブックス)は、題名はごく普通だが、出てくる英文例文がすべてポルノ小説の一節というのがミソ。これも、10代のときに購入すればよかったのだが‥‥。50過ぎて古本屋で購入したものの、もはや、あまり役立たない?
まぁ、ジキル的な予備校の出版物にふさわしくないとの自主規制? アマゾンでも楽天でももう購入できないようだ。受験参考書でもあるので普通の図書館にも見当たらない? 残念。ネットで見ると、こういうセクシー例文は、全体の中の一部程度の量のようではあるが‥‥。自由販売の問題集ならノープロブレムでは? 学校や予備校などが、この問題集をすべての生徒に購入を義務付けたりしたら問題だろうが‥‥。 

以前紹介した江口五郎氏の 『エロ語呂世界史年号』 (社会評論社)は、それよりももっとススンデイル?
なにしろ、天安門事件(1989年)の覚え方としては、1989(年)は「イク~!」「バック」からっ--となり、天安門は「(バックからっ)て、あ~ん、もう」となり、民主化は「見透か」されているみたいと。解任された趙紫陽は「調子よ」すぎて「懐妊」しちゃうよ、と。「こう巧み」に江沢民に攻められると……と。
万事こんな感じだ。これで入試は大丈夫?

この本が凝っているのは、カバー装幀を、山川出版社の「『世界史用語集』と瓜二つにしているところだ。カバーの色にブルーが使われたりしているのも同じようだ。かつて『星の王子さま』のパロディ版の『ポルの王子さま』 (ニトリア書房・カジノ=リブモンテーニュ作)というエロ本の装幀が、地球を乳房に見立てつつ似通ったものにしていたことがあったが、それと同様の造りである。
『ポルの王子さま』は古書価格高騰で入手困難本である(今朝見ると、なんと「よみた屋」が一番安く提供で8640円で出している。一番高く出しているのが「喇嘛舎」で21600円。「喇嘛舎」も最近寄ってないなぁ。こんなのがブックオフで500円ということもネバーセイネバーだろうか? 僕は数千円で購入し一読したけど、売りに行くなら「よみた屋」より「喇嘛舎」かな?)。

『ポルの王子さま』を、二見書房あたりで復刊してもらえないものだろうか――と以前書いたが、霜栄氏の『生きるセンター漢字・小説語句』(駿台文庫)も二見書房あたりが「復刊」するといいのに。
『ハウツウ受験漢字塾 感じる重要漢字・小説語句のすべて』と改題して、思い切って、出てくる例文もすべて、『ハウツウ受験英語塾 英文解釈重要成句・構文のすべて』のようにエロ小説からとってくるとか。

以前紹介した永田守弘氏の『日本の官能小説 性表現はどう深化したか』 (朝日新書)や、永田守弘氏編の『オノマトペは面白い 官能小説の擬声語・擬態語辞典』 (河出i文庫)や編著『官能小説「絶頂」表現用語用例辞典』 (同)や『教養としての官能小説案内』 (ちくま新書)や『官能小説の奥義』 (集英社新書)など、先行研究書がある。いずれも好著?
これらを参考書・問題集風に再編集するといいかも?

そもそも、「教授と私のミッセツな関係を誰にも気づかれてはいけない」なんて、今年の明治大学の入試問題に出てもおかしくない?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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