古本虫がさまよう 冤罪の恐れのない死刑執行をためらう必要はなし
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冤罪の恐れのない死刑執行をためらう必要はなし
(2015・12・19・土曜日)






2015・12・18朝日新聞夕刊の一面トップ見出しは「裁判員判決で死刑初執行」「川崎の3人殺害」「別の1人にも執行」というものだった。

冤罪の恐れゼロの凶悪犯に対して、裁判員たちが死刑判決を下し、それが確定し初めて執行されたというもの。これが一面トップなの?と思ったが、社会面では、「裁判員悩んだ末の極刑選択」「市民参加重い節目」‥となっていた。判決を下した時の記者会見で、当時大学4年生の男性は「判決は遺族感情や被告の生い立ちを十分に考慮した結果」だが、「人の命を決めるのは一般市民には重い決断。死刑が求刑されるような事件には、裁判員制度は適用しないで頂ければ」と語っていたそうな。

もし、僕がこの裁判の裁判員なら、「一刻も早く、この死刑判決が確定し、速やかに執行されることを祈りたい」とアッケラカンと答えたかも? 本人も認め、少なくとも、冤罪の恐れはないようだし。

ちょうど死刑執行が行なわれた朝、この日の各紙朝刊では、俳優の安藤昇氏が死去したとの報道があった。


産経2015.12.18 00:13更新

元「安藤組」組長、俳優の安藤昇さん死去
 元「安藤組」組長で作家、俳優の安藤昇(あんどう・のぼる)さんが16日午後6時57分、肺炎のため東京都内で死去した。89歳。葬儀は近親者で営む。後日、お別れの会を開く予定。
 安藤さんは大正15年、東京生まれ。戦中は海軍の特攻隊員となり、復員後の昭和27年、愚連隊がもととなる安藤組を結成。東京・渋谷を拠点に活動を始めた。同組は、実業家の横井英樹氏(後に、火災を起こした「ホテルニュージャパン」の社長)を襲撃する事件を起こし、組長だった安藤さんは恐喝容疑で逮捕され、服役したこともあった。
 出所した同39年に、組を解散。その後は映画界に転身し、同40年に自伝をもとにした「血と掟」で俳優デビュー。50本以上の作品に出演したほか、映画プロデューサーとしても活躍した。また作家としてエッセーなど多くの作品を発表した。主な出演作に「網走番外地 吹雪の斗争」「昭和残侠伝 破れ傘」「新仁義なき戦い」など。主な著書に「激動」「自伝 安藤昇」など。


死刑執行のニュースと安藤昇死去のニュースを見て、ふと思い出したことがある。

週刊文春(昭和62年5月14日号)の、「安藤昇が語った『武井遵と私』」「彼は私にニセ札の束を見せた」というインタビュー記事だ。

武井遵というのは→ウィキペディアによると‥‥。
北原 綴(きたはら つづる、1938年 - )は日本の作家。本名は武井 遵(たけい じゅん)。詩人の金素雲は父。歌手の沢知恵は姪。
1938年に群馬県群馬郡榛名町(現・高崎市)で生まれる。2歳の時に両親が離婚し、日本人の母の手で育てられる。大人になってからはバンドマン、宝石ブローカーなど職を転々とした。作家としても活動をしており、童話小説や少女性愛小説を書き、童話小説が全国学校図書館協議会推薦図書となったこともある。一方で成長過程で朝鮮人差別を受けたことで高校時代に傷害事件を起こして退学し、その後に暴力団員になっていたという裏の一面もあり、わいせつ罪、銃刀法違反、重過失傷害、恐喝、詐欺、通貨偽造罪などの逮捕歴があった。1976年2月にはベルギー人の宝石商から宝石を奪うために偽札を使ったり銃で殺そうとしたことで懲役8年となるなど、何度も犯罪に手を染めていた。
1987年に26億円に及ぶ偽札事件(和D-14号事件)と宝石強奪強盗殺人事件の首謀者として指名手配され、逮捕。1989年に無期懲役が確定した。



武井が安藤氏に盗んだ宝石の換金を依頼した云々と新聞に報じられ、その真意を週刊誌に語ったもの。その中で、安藤氏が犯罪を犯した武井についてこういう風に語っていた。

「再犯の人間は普通、強盗殺人はやらない。バタンコ(死刑)になることを知っているからね。殺して、物を盗ったら十三階段(死刑台)だぞ、ということを知っている。強殺は初犯者がやるもんだよ。俺はあいつは再犯だから、半信半疑だった。再犯の奴は絶対しないんだよ。ここまでやったら十年ですむ、とか考えるもの」

「俺の所に来る時は、いつも、勇気と優しさを持って生きていく、と誓った童話作家の面しか見せなかった。ジキルとハイドの二面性が、年中、交代で出てくるんだな。で、その変わり身が早過ぎる」

ううむ‥人間、ジキルとハイド‥とはいえ、二面性がありすぎると、社会の秩序を破壊することにもなるのか‥‥。気をつけなくては。童話作家でもわいせつ罪を‥‥。

それはともかくとして、死刑は犯罪の抑止にはならないとよく言われるけど、元「犯罪者」の安藤氏が、犯罪者は死刑にはなりたくないから、再犯する時は「普通」手心加える‥と語っているのだ(もちろん例外はあるわけだが)。これでもし、「死刑制度」がなくなると、強盗をいくらやっても捕まっても死刑にはならないなら、やりたい放題‥になる可能性も出てくるだろう。ヤクザの親分が子分に「あいつを殺してこい。命令が聞けないならお前を殺すぞ」と脅したりしたら‥‥。死刑制度がないと、命令を聞いたほうが得にもなる。

こんな簡単な人間の常識・心理を理解せずに、死刑を廃止せよ、死刑は犯罪抑止にならないと真顔で主張する自称犯罪専門家や「人権」弁護士ほど、反知性主義的な人はいないのではないか? 

せっかく市民による裁判員が「死刑」と断じたのに、それを破棄して無期懲役止まりに変更する高裁・最高裁の裁判官もちょっと反知性的かも?六法全書ばかり読んでいて、人間の常識や理性的感情を理解できなくなって、刑罰の「相場」しか理解できなくなっているのかも?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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