古本虫がさまよう 古本虫が泣いた「本の虫」の小説『書店主フィクリーのものがたり』
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古本虫が泣いた「本の虫」の小説『書店主フィクリーのものがたり』
(2015・12・13・日曜日)




あやふやな(?)地球温暖化を恐れて、どれだけ意味があるかわからない会議を延々とパリで続けて妥結したと喜んでいる云々のニュースを「ばからしい」と思いつつ――その理由は、ビョルン・ロンボルグの『環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態』 (文藝春秋)、 『地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す』 (ソフトバンククリエイティブ)や、深井有氏の『地球はもう温暖化していない 科学と政治の大転換へ』 (平凡社新書)などを読んだ上でのもの――ガブリエル・ゼヴィンの『書店主フィクリーのものがたり』 (早川書房)を感動とともに読み終えた。

内容(「BOOK」データベースより)
その書店は島で唯一の、小さな書店―偏屈な店主のフィクリーは、くる日もくる日も、一人で本を売っていた。かつては愛する妻と二人で売っていた。いつまでもそうすると思っていた。しかし、彼女は事故で逝き、いまはただ一人。ある日、所蔵していたエドガー・アラン・ポーの稀覯本が盗まれる。売れば大金になるはずだった財産の本が。もう、なにもない、自分にはなにも。それでもフィクリーは本を売る。そしてその日、書店の中にぽつんと置かれていたのは―いたいけな幼児の女の子だった。彼女の名前はマヤ。自分も一人、この子も一人。フィクリーは彼女を独りで育てる決意をする。マヤを育てる手助けをしようと、島の人たちが店にやってくる。婦人たちは頻繁にマヤの様子を見に訪れるし、あまり本を読まなかった警察署長も本を紹介してくれと気にかけて来てくれる。みなが本を読み、買い、語り合う。本好きになったマヤはすくすくと成長し…人は孤島ではない。本はそれぞれのたいせつな世界。これは本が人と人とをつなげる優しい物語。




僕は特定嗜好分野の小説ぐらいしか読まない。「特定嗜好分野」といっても、「エロス(年上の女・女教師・看護婦‥)」オンリーではなく、「古本」「本屋」などを舞台にした小説も時々は読む。「スパイ」小説もたまに読むし‥‥。

本書は「書名」からも分かるように、ある小さな島に一軒だけある「アイランド・ブックス」の書店主フィクリーが主人公。上記内容のようなストーリーの展開。「第一部」で終わっても、それなりのストーリーではあったが、続く「第二部」でいろいろと人生ドラマがさらに「転回」していく。人間、ジキルとハイドでもあるし‥‥。最後のほうでは泣けた! 本を愛することではフィクリーと変わらない「後妻」も立派だ。「娘」もいいね。「読みもしない古本をもう買うな」との怒号が飛び交う我が家では、こういうふうにはいかない?

書店主や「後妻」以外にも「本の虫」のような人々も登場してくる。各章トビラにはフィクリーにより、いろんな作品も紹介されている。文中にはジェフリー・ディーヴァーの名前もしばしば。ううむ‥。

この季節、本年度読んだ本のベスト3やベスト5などが発表されるが、小説分野ではベスト3に入る作品だった‥。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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