古本虫がさまよう 大学生になったら、新聞奨学生になるか、風俗嬢になるか‥‥そもそも日本には大学生にならない「選択の自由」がある?
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大学生になったら、新聞奨学生になるか、風俗嬢になるか‥‥そもそも日本には大学生にならない「選択の自由」がある?
(2015・12・11・金曜日)




中村淳彦氏の『女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル』 (朝日新書)を読んだ。
この人の本はすでに何冊か紹介ずみ。
『日本人が知らない韓国売春婦の真実』 (宝島社)、『アタシは生きる!! AV女優22人の人生』『名前のない女たち 企画AV女優20人の人生』 (宝島社)、『売春未満 新・名前のない女たち素人女性編』 (宝島社)、『職業としてのAV女優』 (幻冬舎新書)、『デフレ化するセックス』 (宝島社新書)、『AVビジネスの衝撃』 (小学館新書)など。「エロスと日常と社会性」をテーマにした物書きである。

本書の内容は以下の通り。

内容紹介→女子大生が風俗業界に大量流入している。そこから見えるいまの大学生の意識、広がる貧困──経済事情がままならないなか、 「充実した学生生活を送りたい学生」ほど、 体を売って学費を稼いでいる衝撃的な現状をリポート。 著者の新境地。
【目次】
はじめに――女子大生が風俗に大量参入している
第1章 女子大生風俗嬢の履歴書・入学と同時に家族の介護がのしかかる
・泣きながら追いつめられた日々を告白・親の支援ゼロ、月々第二種奨学金を借りる ・即金で3万円をもらって、すごいと思った ほか
第2章 「平成型苦学生」の出現――男子もカラダを売る
・常軌を逸した学費の高騰・朝から晩までバイトばかりの学部時代
・大学院に進学するためには男娼になるしかない ・月収は最低でも70万円
第3章 貧困の沖縄を行く ・中卒は自給670円、大卒か夜の仕事は800円
・女性を風俗に売って、やっと学費が支払える ・水だけ飲んで、なにも食べない ・フルで奨学金、卒業時は883万円の借金ほか
第4章 なぜ彼女たちは騙されるのか ・彼にソープ勤めを薦められた東京六大学生・中退は一括返済、病院への奨学金返済・彼氏に騙されて、徹底的に搾取される ・女を騙す経済的貧困を抱える男子学生
第5章 風俗はセーフティネットか ・貧困から抜け出せないと嘆く、熟女風俗嬢・生活保護程度しか稼げない現実・福祉担当者は格安デリヘルに張りつくべき ・兄からのDVで深刻な不眠症に ほか
第6章 トップスペックの学生はAVへ
・面接に来るのは普通の女の子ばかり ・団塊ジュニア世代の楽園のような学生生活・トップ女優は現役女子大生・就職しないでAV女優になりたい
ほか
第7章 世代格差とブラックバイト
・凄まじい日々のスケジュール ・介護施設の違法労働・蔓延するブラックバイト ・彼氏への罪悪感で涙を浮かべる 内容(「BOOK」データベースより)

「風俗をやって本当によかった」彼女たちが異口同音に語る理由。大学がレジャーランドだったのは遠い昔。親は貧困に転落し、ブラックバイトも増加。人生に重い足かせをはめる奨学金の存在…。資格をとりたい、留学したいといった「向上心ある学生」ほど、身体を売らざるをえない現状をリポート。ここまできたニッポンの現実。



時給1000円前後のバイトで、月20万、30万稼ぐのは大変だが、風俗業界でそれだけ稼ぐのも「体力」的には大変だが‥。時間的にはやはり効率がいいと見るべきか? 本番がなくての「作業」ならまだマシ? それに学業が加わると……。

本から離れて、一般論になるけど、大学生になるのは別に「徴兵」のような「義務」ではなく、あくまでも「自発的」なもの。苦学生向けの「奨学金」は、「高利」のものが多く大変だとの指摘も本書ではされている。
もっとも、私立大学でも成績優秀者など、四年間学費無料なんていうのもあるようだ。そういう風になれば、大学進学もそんなに困難ではない?(そのほか、そこそこの成績優秀者や困窮者だと「無利子」の奨学金や、返還不要の奨学金制度も限定的といえどもあるのでは?)
僕の知人のお子さんも、専修大学に合格した時、成績優秀で四年間学費無料の扱いを受けることが可能だったが、それを蹴って青山学院大学に通った。

高校とて、茨城の常総学院中学校では、入学時に成績優秀な生徒は、3年間学費無料にするとか。そこを蹴って、別の私立学校に行った人もある。

要は成績優秀ならば…。もっとも成績優秀になるには、学習塾に行く必要があり、それへの投資が不可能ならば…と言い出す人もいるだろうが、そこまでは……。個々人の努力次第ではないのか? 塾に行かないと成績が伸びない? 塾に行けば成績が必ず伸びる? これらの考えは、単細胞すぎる議論では?

そもそも、知人だけど、両親は本当にできちゃた婚で、高卒で二十歳前に結婚したカップルの子供が、なぜか成績優秀で、一流国立大学に進学したなんて例もある。兄弟姉妹が3人もいれば、一流大学に行くのもいれば行けない人もいる(医者の子供で、跡継ぎになれずに、兄か姉か親を殺した男もいたかと?)。同じ環境(塾に行かせられるのに)そういう「育ち」の違いも出てくる。遺伝も環境もどう影響があるのやら。
顔の美醜ひとつとってみても、美人が金持ちの不細工顔の男と結婚することもあるだろうし、その子供(娘)が父親そっくりになったりすることもあるだろうし。禍福は糾える縄のごとし? なるようになるというしかない? 大学に行かず看護婦になっても医師に見初められて医師夫人になる人も?

日本は、要は努力や運などで自分の人生、いかようにもなる可能性がある社会なんだから、ブツブツ不平不満をいっても仕方あるまい。それらは、1000万円以上の宝くじに当たる確率よりは高く、自己努力が報われる可能性は高い。

風俗やアダルト女優になれる人は、それなりの「美人」が多いようだが、時給千円以下のバイトでは学費を払えない、だから風俗で働かないといけない…といっても、そもそも大学は義務教育ではないし、大学を卒業すれば正社員になれて、正社員になった会社が倒産せず、高い給与を定年まで支給してくれるとは限らない。

本書でもせっかく風俗で貯めたお金をホストに貢いだりする女学生もいたりする。堅実に貯めていく女学生も。不況で、風俗の儲けも減少? そのあたりは、著者が別の本『デフレ化するセックス』 (宝島社新書)でも追求していた。

僕なども母子家庭だったから(?)、大学進学にあたっては、蛍雪時代などにあった、新聞奨学生募集のハガキをよく出していた? 産経新聞社(当時はサンケイ新聞社)などは、案内パンフと共に社員手帖も送ってきてくれたなぁ。あのころは、東京では夕刊もあったけど、いまは朝刊だけ(大阪は夕刊も出ている)。朝配達したら…あとは学業? 
新聞社によって違いはあるだろうが、今だと個室アパート代はタダ(光熱費は自己負担)、食費もタダ、「月給」は10万円前後、学費への援助(無利息の奨学金やら、返済不要の奨学金やら)もあり……とのシステムではないか。配達だけでなく新聞代の回収作業などもあるだろうが、近年、カード決済も増えてきているのでは。これなら誰でもやれる? 同じ力仕事でも(?)女性とて風俗に頼らずとも‥‥。

ともあれ、自分の能力を「合法的」に活かして活路を見出すことは大事。女子学生のみならず、男子学生もホストなどの分野では、風俗で生きていくことも可能なのかも。頑張ろう、日本男子&女子たちよ? 若い時の苦労は買ってでもしろと親によく言われたものだ(僕はもう若くなので‥‥)。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!

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