古本虫がさまよう 朝日新聞もビックリ? オーウェルの世界そのもの中共ワールド「中国共産党はいつまでも、こんな愚かなことを続ける」 「シュウキンペイ政治を許さない」?
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朝日新聞もビックリ? オーウェルの世界そのもの中共ワールド「中国共産党はいつまでも、こんな愚かなことを続ける」 「シュウキンペイ政治を許さない」?
(2015・12・6・日曜日)






2015・12・5朝日朝刊に大変面白い記事があった。中国総局長の古谷浩一氏の「古新聞から消された事実」。

中国のネットオークションで、古新聞を買った。すでに角が黒く焼けた1982年9月13日付の人民日報だ。
 1面には大きな赤字で、中国共産党の中央委員会全体会議の開催を伝える記事が載っている。当時の党最高指導部の6人の顔写真が掲載され、なかには後に総書記になる趙紫陽氏の写真もある。
 ところが、先月 、中国国営の中央テレビが放送した番組で映し出された同じ日の人民日報の紙面は、これとは違うものだった。ほかのところはすべて同じだが、趙氏の名前だけが消え、その写真も別の人物と取り換えられていた。
 趙氏は、89年の天安門事件で民主化を求めた学生らに理解を示して失脚した。その名誉回復は進んでいない。
 一部の香港紙によると、同じ番組で映された別の資料映像でも、巧みに趙氏の姿が削除されているという。自らに都合の悪い事実は消してしまえ、という安易な歴史の捏造(ねつぞう)である。
 共産党はいつまで、こんな愚かなことを続けるのだろうか。
 文化大革命の時代に、数多くの中国政治の写真を撮った黒竜江日報の元カメラマン、李振盛さん(75)に電話をして、話を聞いた。李さんは党の宣伝部門の指示を受け、その場にいない指導者の姿を加えるなどの報道写真の改ざんをした経験を明らかにし、現在はニューヨークに住んでいる。
 「なんで今さらこんなことをするのか。不可思議としか言いようがない。中央テレビは恥を知るべきだ」
 李さんは変わらない党の手法に驚きを隠さなかった。「政治」を理由に改ざんを求められた過去を振り返りながら、「歴史を反省するのは、未来に向かうためだ」と力を込めて語った。
 失脚高官ではないが、先月は、党指導部のキーマンである王滬寧氏の特集記事が掲載された雑誌の回収騒ぎもあった。回収の数日後に届いた新たな雑誌は、その記事だけが差し替えられていた。気に入らない報道は何としても許さないという権力の横暴さを感じる。
 中国の友人が苦笑しながら、ある昔話を教えてくれた。
 20世紀初頭、清朝を倒した辛亥革命後に中華民国の大総統となった袁世凱の話だ。袁は日本が中国で発行した新聞「順天時報」を愛読していたという。
 その論調は袁政権に厳しかった。袁の息子は父親を喜ばせようと、多額の資金と権力を使って偽の順天時報をつくった。好意的な論調に変わった偽新聞を読み続けた袁は、後に捏造の事実を知り、それが自らの政治判断に影響を与えたことに気づいた。「国を誤らせた」と息子をしかり、許さなかったそうだ。
 権力によってねじ曲げられた真実は、いつか必ず権力に跳ね返ってくる。友人はそう解説してくれた。
 話は戻るが、購入した人民日報の値段は、100元(約2千円)だった。この友人からは「まぼろしの新聞として、値が上がるかもしれない」と冗談で言われている。もちろん、そうならないことを願うけれども。 (中国総局長)



オーウェルの『1984』の世界は、こういう偽造修正の世界を指している。実際『1984』で、主人公は過去の記事を修正する。中共にも同じ仕事に従事している人々がいるのだ。

犯罪防止ないし犯罪者摘発に効果のある「監視カメラ」があちこちにあったり、マイナンバーや住基カードなど、そうしたものを「1984」だと批判する向きがある(それはそれで十分注意すべきだと思うが、そういうことを声高に批判する人は、中共や北朝鮮のような「超監視国家」に関しては、あまり関心を示さないことが多い。不可思議だ?)。

だが、本当の「1984」の世界は、朝日記者が指摘したような、こういう「偽造改造」をしている体制をストレートに指していることを認識するだけの論理的思考力を持っていたいものだ。

歴史写真の偽造に関しては、さまざまな権力者が行っているが、やはり共産世界のものが圧倒的だ。

以前紹介済みだが、朝鮮学校への税金投入に反対する専門家の会(代表・萩原遼氏氏)という団体があるが、その団体編の『朝鮮歴史 朝鮮中級学校2・3』 (星への歩み出版・大阪府八尾市)という冊子がある。北朝鮮の教科書を訳出したものだが、歴史解釈における相違を超えて、単なる、偏狭なナショナリズム、狂信的イデオロギーに毒されるとこういう教科書になるのかという見本であろう。「つくる会」の教科書を批判する左派リベラルは、こういう教科書には沈黙しがちである。
萩原氏と井沢元彦氏との共著・対談集である『朝鮮学校「歴史教科書」を読む』 (祥伝社)によると、金日成なる人物が北朝鮮の民衆の前に初めて現れた時の写真が教科書に出ているとのことだが、本来は胸に赤旗勲章というソ連の勲章をつけていたはずなのに、今は全部塗りつぶされているという。写真を偽造しているわけだ。独自の民族独立運動を展開していたはずなのだから、ソ連の傀儡であった事実は紹介したくないということなのだろう。

 このあたりは朝日新聞社から訳出されていたアラン・ジョベールの『歴史写真のトリック 政治権力と情報操作』などにも詳しい。共産主義国家特有の写真偽造によって、歴史や歴史解釈を捏造する手法だ。

それにしても、「人民日報」には縮刷版はないのか? 縮刷版があっても、どっかの某新聞(朝日新聞?)のように、実際の報道の記事の過ち(誤植レベルではなく事実認識の過ち)を指摘されて、密かに改変する新聞が日本にもあるからあまり中共を批判できない? この点は、佐瀬昌盛氏の『ひそかに変造された朝日新聞縮刷版--「伊藤律架空会見記」以来の大珍事』(諸君!1984年12月号)を参照されたし。

いやいや、いくらなんでも、「朝日は日本の人民日報ではない?」だろう。こういう記事が載るのだから(中国の恥部を報道したカドで追放になったり、取材制限を受けたりしなければいいが?)。

だが、中共は、この朝日記事を参照にして、「古新聞販売禁止」にしたり、さらには、古新聞そのものを偽造して、趙紫陽の名前写真を改変した「新聞」そのものを製造するかもしれない(日焼けした紙面にして?)。ここまでくれば、オーウェルの世界を越える? 中共の野蛮行為を「監視」することに関して、行き過ぎはあるまい。人権弁護士を逮捕監禁したり、異民族支配統治を強要したり……。やることなすこと、戦前の日本の軍国主義者も真っ青ではないか? 朝日新聞が、中共のこうした野蛮行為の「監視カメラ」になることは大いに結構なこと。期待したい? 「シュウキンペイ政治を許さない」ように?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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