古本虫がさまよう やはり左右の全体主義者(スターリン&ヒトラー)はやること(略奪)は同じ?
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やはり左右の全体主義者(スターリン&ヒトラー)はやること(略奪)は同じ?
(2015・12・3・木曜日)



ロバート・エドゼルの『ミケランジェロ・プロジェクト (上下) ナチスから美術品を守った男たち』 (角川文庫) という本が出ている(『ナチ略奪美術品を救え』白水社・2010年刊の改題,加筆修正版のようだ)。

第二次世界大戦中、美術館員による働きかけがきっかけとなり、連合軍により集められた美術関係者たち。彼らに下された指令は、激しい戦闘が行われているヨーロッパにて、今まさに破壊されんとしている美術品や教会、歴史的な建造物を保護することだった。日記や手紙、本人や関係者へのインタビューを駆使して、知られざる特殊部隊「モニュメンツ・メン」の活躍に迫った渾身のノンフィクション・サスペンス、開幕!



これは映画「ミケランジェロ・プロジェクト」として上映もされている。古女房が、昨日(水曜日)、女性ならば1100円で見られるという「男女差別」的特権を行使して見てきた(これは憲法に反する「差別」ではないのか? 民間企業なら許されるのか? フェミニストはなぜ騒がないのか? 女性専用列車もその最たるもの。占領期間中の占領軍関係者専用車両にも似た差別扱いというしかない。2015・12・3付け(実質12・2発売)の「夕刊フジ」のコラムで、徹夜明けで疲労困憊の花田紀凱さんが間違えて女性専用車に乗ったところ、車掌に責められた体験を綴っていた。融通の利かない人が世の中にはいるものだと。憲法9条を片手に、自衛隊も違憲だ、今すぐ解散しろという人はさすがに少なくなったようだが‥、安保法制反対論者の中には、そういう原理主義者も多々いたようだ。とはいえ、「女性専用車」は男女平等をうたった憲法に違反すると裁判沙汰にしてもいいのではないか?)。ともあれ、映画は、大変面白かったそうな。

主人公たちが、ヒトラーの略奪した貴重な美術品を取り返そうとするところに、ソ連もやってくるそうな。そちらの名称が「略奪品横取隊」(字幕で一瞬見ただけだそうだ。「横取隊」が「横盗隊」だったかまでは未確認?)となっていたそうな。薄汚い、ナチスと何ら変わらないソ連型コミュニストならではの団体名? 意訳?

『ミケランジェロ・プロジェクト (上下) ナチスから美術品を守った男たち』も積んどくで、同じようにナチスとコミュニストとが同類の殺人魔でしかない事実を追及しているティモシー・スナイダーの『ブラッドランド ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 上下』 (筑摩書房)も積んどくのまま。ティモシーさんの本は、『赤い大公 ハプスブルク家と東欧の20世紀』 (慶應義塾大学出版会)も積んどくしたまま、もう一年以上が経過している。いつになったら読むのやら?
それにしても、そんなナチスドイツと「同盟」を結び、スターリンソ連とは「中立」条約を締結していた日本も、情けない国家だったというしかない。

それでも、6000人のユダヤ人にビザを発給して救った日本の外交官杉原千畝の物語、映画『杉原千畝 スギハラチウネ』もまもなく上映されるそうな。人間も、国家も、ジキルとハイド。毛沢東やヒトラーやスターリンや金日成や大日本帝国にも消費税ぐらいの割合でいいところもあったかもしれない。
複雑な人間性を理解せず、単細胞的に賛美したり全面否定するのは注意すべきだが、善悪の比重を見据えた上で、その比重にそった上で、一定の評価や断罪をするのは許される知性であろう。毛沢東による「植民地支配」(南モンゴル、チベット、ウイグル)と、大日本帝国の「植民地支配」(満洲・一部モンゴル、韓国、台湾)とを比較考察して、まだ日本のほうがよかったとか、いや悪かったとか学問的に検証することは大事なことだ。

稲垣武氏の『「悪魔祓い」の戦後史 進歩的文化人の言論と責任』 (文春文庫・PHP研究所)を読むと、度を超えた単細胞的な反知性主義の典型というべき「(左派)独裁者」礼讃者が、「戦後民主主義者」に数多くいた事実を確認できる。だからこそ、「戦後民主主義」は虚妄で怪しいと思われるのだろう。自業自得? そんな悪質な言論を展開した「進歩的文化人を許さない」ことが、知性主義の証明になるのでは? もちろん言論の上での話だが。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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