古本虫がさまよう 僕は、原節子より、松原智恵子、酒井和歌子が死んだほうが哀しい?それと「アベ政治を許さない」より「進歩的文化人を許さない」というほうが、より知性的で、より正しいのでは?
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僕は、原節子より、松原智恵子、酒井和歌子が死んだほうが哀しい?
それと「アベ政治を許さない」より「進歩的文化人を許さない」というほうが、より知性的で、より正しいのでは?
(2015・12・2・水曜日)




原節子さんや水木しげる さんが「長寿」の上、90歳代で亡くなった。世代的なこともあるのかもしれないが、僕はご両者の死去については、ご冥福を祈りつつも、一面識もなく、個人的にはさほどの感慨はない。でも、新聞などは一面トップで報じているものもあった。これから先、吉永小百合さんが死んでも、僕と同世代の山口百恵さんが死んでもさほどの感慨は覚えないだろう。芸能界にはさほどの関心はないから? いやいや、そんなことはないのだが? 

でも一昔前に比べて、だんだんなじみのある著名人の死亡訃報をよく聞くようになってきた。こちらが歳をとってきたからでもあろうが。
それはともかくとして、この前、テレビを見ていたら、松原智恵子さんが出ていた。70歳とのこと。ううむ…。髪の毛は染めているのかもしれないが黒々と。どこかの古女房と違って昔に比べても太ってもいない(相変わらず少し痩せすぎ?)。いま70歳ということは、僕が40年前、高校生のころは、三十路になったばかりの「年上の美女」であった。
同様に、酒井和歌子さんはいま66歳。僕が高校生のころは、20代後半の「年上の美女」。ううむ。今、還暦前後の「中高年」にとっては、原節子より、松原智恵子、酒井和歌子のほうがいろいろと思い出がありそう?

ともあれ、丁度、水木しげる氏&荒俣宏氏の『戦争と読書 水木しげる出征前手記』 (角川新書)を読んだところ。すでに本欄で紹介したつもりでいたが、してなかったようだ……。

水木しげるが徴兵される直前、人生の一大事に臨んで綴った「覚悟の表明」たる手記。そこから浮かびあがるのは、これまで見たことがない懊悩する水木しげるの姿。太平洋戦争下の若者の苦悩と絶望、そして救いとは。




当時の手記、読書日記を収録しつつ、荒俣氏が当時の読書環境を解説。河合栄治郎などが一世を風靡したころを振り返ったりもしている。
あぁ、学生時代に購入した社会思想社の河合栄治郎全集も大概持っているが、あまり読んでないなぁ。水木氏の自叙伝や漫画もあまり読んでないのだが‥‥。
水木氏は、いまの天皇陛下とも会ったことがあるようだが、自分の身体的な欠損に関して、昭和天皇に対して、何か思うところはなかったのだろうかとふと考えた。

ともあれ、好きな読みたい本が選べる自由があるのは本当にいいことだと思う。「国策」に反する慰安婦の見解を書いただけで「在宅起訴」をしたり、大統領をやんわりと揶揄した記事を書いた記者を裁判沙汰にするような野蛮国家には日本がならないようにしなくてはいけないとは思う(そのレベルを越えて、独裁者、独裁政党がなんでも勝手に人民を逮捕したりすることが可能で、実際に実践している中共や北朝鮮は、もっと酷い国だと思うが、そういう国を庇う反知性的な人々がなんといたことか、この日本に)。

リベラル左派の書店員が、自分好みの本ばかりや、売れる本ばかり(?)セレクトして、これを読めば民主主義が学べるとか、流行遅れにならないとか…キャンペーンを張るのもひとつの自由ではあろうが、ちょっと見苦しい?‥‥。
左寄りの本ばかり集めるのは「偏向」ではなくて、「右寄り」の本ばかり紹介するのはケシカランと騒ぐ人も世の中にはいるようだ。左寄りの文化人の講演が妨害されると「言論の自由」の弾圧だと騒ぐけど、右寄りの文化人が同様に妨害されても知らんふりをする新聞もある。

保坂政和氏の『左にいると真ん中も右に見える』 (日本工業新聞社)の復刊が望まれる? 
「アベ政治を許さない」という前に、保坂氏の本や、稲垣武氏の『「悪魔祓い」の戦後史 進歩的文化人の言論と責任』 (文春文庫・PHP研究所)に出てくるようなシベリア抑留を肯定したり文革を礼賛したり北朝鮮を擁護したりしたような、悪質な「進歩的文化人を許さない」と声高にいうべきではないのかしら? それができるかどうかも「知性」を判断する一つの基準になるだろう。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!


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