古本虫がさまよう 英国の「女スパイ・マギー」には要注意?
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英国の「女スパイ・マギー」には要注意?
(2015・11・18・水曜日)






スーザン・イーリア・マクニールのスパイ小説『チャーチル閣下の秘書』『エリザベス王女の家庭教師』 『国王陛下の新人スパイ』に続く、シリーズ第4弾の最新刊である『スパイ学校の新任教官』 (創元推理文庫)を読み始めている。半分弱まで読了。

(内容紹介)→1941年初冬、第二次世界大戦下。マギー・ホープは、スコットランドにあるスパイ養成キャンプに教官として赴任し、スパイのひよっこたちを厳しく鍛え上げていた。そんな折、旧友のバレリーナから公演に招待され、エディンバラを訪れることに。けれど、舞台で思わぬ事件が発生してしまい……。運命の1941年12月、マギーは何を目撃する? マギー・ホープがさらなる成長を遂げる!



今回は、真珠湾奇襲直前の英国を舞台にして始まる。有名な二重スパイのポポフ(本書ではドュシャン・ポポヴと表記)も出てくる。真珠湾が危ないとFBIのフーヴァー長官にも進言するが無視(?)されてしまうシーンも本書に出てくる。このあたりは、彼の自叙伝でも書かれていたかと(ドゥシュコ・ポポフの『ナチスの懐深く 二重スパイの回想』ハヤカワ文庫・参照)。

そのほか、007の原作者で、実際にスパイ機関にいたイアン・フレミングも登場。
山本五十六や野村吉三郎やハル国務長官も実名で出てくる。事実上の対日最後通牒ともいわれる「ハル・ノート」を書いた男、ソ連のスパイ、ハリー・デクスター・ホワイトはまだ出てこないが‥? このあたりは、須藤真志氏の『ハル・ノートを書いた男 日米開戦外交と「雪」作戦』 (文春新書)を参照。ジョン・アール・ヘインズ&ハーヴェイ・クレアの『ヴェノナ』 (PHP研究所)で、このホワイトがスパイであるのは明々白々となっている。

ともあれ、内容紹介にあるように、エディンバラで殺人事件が発生し、友人が容疑者になってしまい、そこに地元警察を越えてMI5が関与してくるところまで読み進んだところ。さて、後半どう展開していくか。前作同様面白い。
訳者あとがきによると、さらに「第五列」ならぬ「第五作」も刊行予定とのこと。日本にもこんな女スパイがいれば‥‥と、想像力が刺激されてしまう‥‥。

英国も、この小説をドラマ化すればいいのでは。スペインの美女スパイ・シーラが活躍する『情熱のシーラ 上中下』 (NHK出版)は、スペインで映像化され、NHKが原作を訳出し放送もされた。が、日本ではあまりヒットしなかった? やはり舞台が欧州に限定されていたからか。こちらは、日本も第四巻からは出てくるようだから‥‥。ドンパチもあるし。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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